【まだ誰も知らない美しき日本の歴史と文化】岡山県「吉備ロマン」厳選8スポット!
岡山県南部の岡山市と総社市には、古代のロマン香る日本遺産「桃太郎伝説」や戦国合戦址、歴史の町並みが多く残されており、「吉備の国」の歴史と文化に触れることができます。知られざる美しき「吉備ロマン」の厳選スポットを8か所ご紹介します。
-
目次
- 【吉備津彦神社】神が降りる山として崇拝されたパワースポット
- 【吉備津神社】桃太郎伝説ゆかりの神社。360mの美しい廻廊は必見!
- 【造山古墳】5世紀(西暦401年~500年)初頭では全国最大級の古墳
- 【備中国分寺】吉備路の代表的景観!撮影スポットとしても注目
- 【陣屋町 足守】豊臣秀吉の正室ねねの実兄を藩祖とする木下家2万5千石の陣屋町
- 【龍泉寺(龍王池)】池に映える朱色の鳥居と紅葉が美しい
- 【最上稲荷(さいじょういなり)】縁切り、縁結び、両方の神様で有名な参拝スポット
- 【高松城址公園】高松城水攻めの主戦場となった城趾
【吉備津彦神社】神が降りる山として崇拝されたパワースポット

桃太郎のモデルとなった吉備津彦命(きびつひこのみこと)を祭る神社。伝統的な神社建築の建物と深い緑の樹木が一体となった景観は荘厳華麗な雰囲気です。本殿は県指定の重要文化財に指定されています。古代より神の山として崇拝された“吉備の中山”は神が降りる場所とされ、パワースポットとして知られています。夏至の日には朝日が鳥居の正面から昇ることから“朝日の宮”とも呼ばれています。
また、境内には赤い鳥居が目を引く「稲荷神社」があり、五穀豊穣、商売繁盛、諸業繁栄の神様として多くの参拝者が訪れています。

アクセス:JR備前一宮駅から徒歩5分
【吉備津神社】桃太郎伝説ゆかりの神社。360mの美しい廻廊は必見!

桃太郎(鬼退治)伝説の原型となったとされる吉備津彦命(きびつひこのみこと)と温羅(うら)にまつわる伝説が残っています。鬼退治の矢を置いたと伝わる矢置岩、鬼の首を埋めたと言われる御竈殿(おかまでん)など、伝説の舞台を体感できます。釜が鳴る音によって吉凶を占う「鳴釜神事」は多くの人に親しまれています。1425年に再建された本殿と拝殿は全国で唯一の吉備津造り(比翼入母屋造り・ひよくいりもやづくり)という建築様式を採用し、国宝に指定されています。
また、本殿から続く360mの美しい廻廊は一見の価値がある歴史的建造物です。渡殿(わたりでん)、釣殿(つりでん)、祭文殿(さいもんでん)、軒廊(こんろう)、拝殿(はいでん)、神饌(しんせん)の6棟は県重要文化財です 。

アクセス:JR吉備津駅から徒歩15分
【造山古墳】5世紀(西暦401年~500年)初頭では全国最大級の古墳

5世紀(西暦401~500年)初頭では全国最大級の前方後円墳です。このような巨大な古墳を造ることができる強大な勢力が吉備に存在していたことを示しています。全長約350m、後円部径約224m、高さ約27~32.5mで三段築成。後円部墳頂には形象埴輪、墳丘斜面の各段には大量の葺石と円筒埴輪列が認められます。また、造山古墳の南西に6基の陪塚(ばいづか)があり、馬形帯鉤が出土した榊山古墳、直弧文が彫られた石障をもつ千足古墳が著名です。(第1・2・3・4・5・6古墳)
また、隣接する「造山古墳ビジターセンター」では、全国第4位の規模をも持つ5世紀前半の前方後円墳「造山古墳」とその古墳を構成文化財のひとつとする日本遺産『「桃太郎伝説」の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~』や造山古墳周辺の観光情報を提供しています。

アクセス:JR備中高松駅からタクシーで約6分
【備中国分寺】吉備路の代表的景観!撮影スポットとしても注目

奈良時代に聖武天皇の発願によって全国に建立された国分寺のひとつ。仏教の力を借りて天災や飢饉(ききん)から国を守ることを目的に建てられました。現在残っている建物は江戸時代に再興されたもの。境内には高さ約34mの五重塔がそびえ、吉備路を代表する景観として有名です。岡山県唯一の五重塔は重要文化財に指定されています。
田園風景の中に建つ五重塔や、菜の花、レンゲ、ひまわりなどの写真撮影をしたり、サイクリングスポットとしての人気が高まっています。

また、駐車場に隣接する「吉備路もてなしの館」は、側正面に備中国分寺五重塔を臨む立地にあり、敷地内には、お食事や、お買いものが楽しめるコーナーと毎週替わる「ギャラリー」を設置した館と吉備路の風を感じられる東屋があります。地域の特産品の販売や、朝取り野菜の販売コーナーもあります 。

アクセス:JR備中高松駅からタクシーで約12分
【陣屋町 足守】豊臣秀吉の正室ねねの実兄を藩祖とする木下家2万5千石の陣屋町

豊臣秀吉の正室・ねねの実兄を藩祖とする木下家2万5千石の陣屋町。保存地区は陣屋町のうちの町人町にあたります。足守の特徴として、格子が良好に保存されていることがあげられます。千本格子や親子格子など端正な格子が取り付けられ、生活の中から生み出された比例の美学を楽しむことが出来ます。平入りの奥行きある商家が並ぶ、静かで落ち着いた町並みです。
足守地区内の「近水園(おみずえん)」は 旧足守藩主・木下家の庭園で、小堀遠州流と伝えられる池泉回遊式庭園の好例として知られています。近水園の築庭時期は、記録からは定かではありませんが、6代藩主の木下㒶定(きんさだ)の時18世紀初めと推定されていて、県下では岡山の後楽園・津山の衆楽園と並ぶ大名庭園です。1959年3月27日に岡山県指定名勝となりました。


また、陣屋町の面影を色濃く残す町並みの一角にある「足守プラザ」では、陶芸・木工芸などの体験もお楽しみいただけます。併設の「米蔵ギャラリー」は貸しスペースとして作品展示やミニコンサートなどに利用できます。館内には吉備路観光、岡山周辺観光の情報を集めた情報コーナーや地元食材を楽しめるレストランもあります。
アクセス:JR足守駅からタクシーで約10分
【龍泉寺(龍王池)】池に映える朱色の鳥居と紅葉が美しい

創建は奈良時代は天平勝宝年間、この地で山岳修行をしていた報恩大師によるものとされています。雨乞いの神である竜神様、八大龍王と、豊作の神であるお稲荷様、最上稲荷が渾然一体となった民間信仰の霊場でした。
宗派は、かつて天台宗であった時期があり、日蓮宗に改宗したのは江戸期の備中高松領主の花房氏の影響によるものと言われています。毎年7月の第4日曜に「お滝まつり」が行われる。白装束の男性信者約60人に担がれた神輿2つが高さ6メートルの「竜王の滝」の下に入り勇壮に練られ、多くの参拝者で賑わいます。
また、敷地内には赤い鳥居が色鮮やかな「龍王池」や「トンボ池湿地・サギソウ湿地」などがあり、自然景観を満喫しながら散策をお楽しみいただけます。

アクセス:JR足守駅からタクシーで約15分
【最上稲荷(さいじょういなり)】縁切り、縁結び、両方の神様で有名な参拝スポット

日本三大稲荷の一つとして知られる最上稲荷。正式名称は最上稲荷山妙教寺といい、神仏習合形態が許された貴重な霊地です。その証拠にお寺でありながら、神社で見かける鳥居が配されています。
家内安全、商売繁盛、開運などを祈願するために訪れる県内屈指の参拝スポット。全国的にも珍しい縁切り、縁結びの両方の神様が祭られていることで有名です。“両縁参り”(毎月7日に開催)を体験すると、新しい良縁に出会えるかもしれません。

アクセス:JR備中高松駅からタクシーで約5分
【高松城址公園】高松城水攻めの主戦場となった城趾

備中高松城は備前の国から備中松山にいたる松山往来沿いの要衝の地にあり、天正10(1582)年の高松城水攻めの主戦場となった城趾として有名です。高松を含む吉備路は文化財・史跡の宝庫であり、館内には高松一帯から出土された遺物、文化財が多数展示されています。
羽柴秀吉の1ヶ月にわたる水攻めを行った地。城跡には、城兵の命と引き換えに切腹をとげた城主・清水宗治の首塚と辞世の歌碑が建っています。

アクセス:JR備中高松駅からタクシーで約5分
岡山県「吉備ロマン」厳選8スポットを巡るなら『吉備ロマン無料循環バス』が便利です。
吉備ロマン無料循環バス(2025年8月23日~10月5日の土・日・祝のみ運行)
弊社は1971年の創業以来、約50年以上に渡り国内旅行・海外旅行の取り扱いを行なっており、近年では訪日旅行者のインバウンド事業を幅広く展開しています。特にインバウンド事業は、瀬戸内海エリアを中心に日本全国の宿泊施設や交通機関といった観光手配はもちろん、更には医療機関・自治体と提携することにより、企業視察や人間ドック・学校訪問などの国際交流の手配を得意としており、訪日外国人の方に感動と喜びを提供しています。 株式会社リョービツアーズ 総合ウェブサイト https://www.ryobi-tours.jp/ 募集型企画旅行フレンズパック https://friendspack.jp/ 瀬戸内国際芸術祭オフィシャルツアー https://ryobi.gr.jp/setouchi-artfest/