【体験レポート】やさしい水の郷・魚沼市をめぐる「うおぬま水の回廊」2泊3日の旅
10月2日から4日にかけてファムトリップを行い、実際に尾瀬を訪れました!
2025年10月2日(木曜日)~10月4日(土曜日)に、「うおぬま水の回廊」2泊3日プライベートガイドツアーのファムトリップを行いました。ツアー当日の様子を写真と共にご紹介します。
1日目:越後三山と伏流水の恩恵を知る
朝9時30分、上越新幹線のJR浦佐駅でガイドさんと合流。ジャンボタクシーで移動します。

まず訪れたのは「魚沼醸造」。魚沼の超軟水で仕込む糀甘酒や発酵食品の製造工程を見学し、水の柔らかさが味にどんな違いを生むのかを学びました。

昼食は「かけはし」にて郷土料理体験を行いました。地元のおかあさんたちに調理方法を教えてもらいながら一緒に料理を楽しみました。ゼンマイの煮物、えご、なすみそ炒めに、塩こうじの漬物など。魚沼のごちそうです。


午後は、水無川流域のフィールドワークへ。扇状地の地形や伏流水の流れを実際に歩いて確かめることで、「水が暮らしを支えている」ことを実感。


今回のお宿は銀山平にある「10 stories hotel Oze 尾瀬十帖」。静かな山あいの宿で、温泉と地元食材の夕食に癒されながら一日を締めくくりました。




2日目:奥只見ダムの水源「尾瀬沼」を辿る
まだ夜が明けきらぬ早朝、「滝雲」を見るためジャンボタクシーに乗って枝折峠へ向かいます。条件がそろわないと見られない景色ですが、この日はとても綺麗に見ることができました。雲が滝のように山肌を流れ落ちる幻想的な光景。神秘的な朝を迎えることができました。

朝食後は、いよいよ“水の旅”のハイライトへ。奥只見ダムから遊覧船に乗り、ブナ林の道をバスで抜けて尾瀬国立公園へ。沼山峠から大江湿原、尾瀬沼へと続く道。草紅葉が始まっていて、一面オレンジ色でした。木道を歩きながら、ガイドの解説を通して尾瀬の自然保全や水循環の大切さを学びました。


宿泊は尾瀬沼畔の「長蔵小屋」。山小屋ならではのシンプルな宿泊体験ですが、窓の外には静寂と水面のきらめき。この日は見ることができませんでしたが、雲がなければ夜は満天の星空を眺めることができます。

3日目:奥只見ダムの恩恵を知る
最終日は、尾瀬から奥只見湖へ戻り、再び遊覧船で湖上をクルーズ。

昼食後は「奥只見電力館」を見学し、水力発電の仕組みや奥只見ダムの歴史を学びました。「奥只見ダム」の内部も特別見学をさせていただき、魚沼の豊かな自然がエネルギーとしても地域を支えていることを実感しました。

帰路の途中、「深雪の里」に立ち寄り、地元の特産品をショッピング。お土産には、旅の始まりで見学した糀甘酒や魚沼産コシヒカリも買うことができます。
17時、浦佐駅に到着。こうして“水”をテーマにした三日間の旅が幕を閉じました。
まとめ:やさしい水の郷・魚沼市をめぐる「うおぬま水の回廊」
魚沼から行く尾瀬魚沼ルートの運行が10月15日に終了したことにより、今年度の受付は終了しました。
次年度も募集予定です、開催は6月~10月の予定です。ぜひ魚沼市で“水”をテーマにした三日間の旅をご体験ください。
行程やお申し込みなど詳しくは特設サイトをご覧ください。パンフレットもダウンロードできます。
【 うおぬま水の回廊 】
新潟県南部にある魚沼市は、越後三山のふもとに広がる自然豊かなまち。 冬の雪と春の雪解け水が土地を潤し、美味しい魚沼産コシヒカリを育てています。 春は桜と新緑、夏はアウトドア体験、秋は黄金色の田んぼと紅葉、冬は一面の雪景色。 どの季節も思わずカメラを向けたくなる風景が広がります。 旅のあとは、温泉でほっとひと息。炊きたてのコシヒカリや山菜料理など、雪国ならではの味が心を満たしてくれます。 東京から新幹線で約2時間。 ゆったりと流れる時間の中で、自然と人のぬくもりを感じる旅をしてみませんか?