【高知県土佐清水市】レンタサイクルで巡る土佐清水市 土佐清水市西部編
自然豊かな土佐清水市では、拠点となる清水バスセンター近くにある森自転車店や、足摺岬のホテルでレンタサイクルを利用することができます。この記事ではレンタサイクルで巡る事が出来る、土佐清水市内のスポットを紹介します。
はじめに
太平洋に突き出した足摺半島や、まるで火星のような奇岩風景が続く竜串のほかにも、歴史のある古い漁師町の松尾や窪津、ジョン万次郎のふるさと中浜、美しい砂浜が特徴の大岐海岸など、豊かな自然に恵まれた土佐清水市
反面、自家用車やレンタカーが無ければ色々なスポットを巡るのは難しいのですが、体力に自信のある方はロードバイクや電気アシスト自転車を活用して、隠れた名所を巡るのもおススメです。
ここでは、自転車で巡る事が出来る様々なスポットを紹介します。
-
目次
- 「西の足摺岬」と称される景勝地「叶崎(かなえざき)」
- 注意事項
- あしずり港(ジョン万次郎資料館・足摺港公園)
- 松崎海岸・落窪海岸
- (3月中旬~4月上旬頃)ふるさと林道の桜並木
- (3月中旬~4月上旬頃)下益野地区の桜並木
- 道の駅土佐清水 めじかの里(休憩・食事)
- 三崎浦ニコニコ公園(休憩)
- 海のギャラリー(土佐清水市貝類展示館)
- 竜串海岸(寄り道)
- 竜串ビジターセンター「うみのわ」
- 高知県立足摺海洋館「SATOUMI」
- 足摺海底館(寄り道)
- ローソク岩
- 恩神社・貝ノ川の大樟(寄り道)
- 大津大橋
- レンタサイクルについて
「西の足摺岬」と称される景勝地「叶崎(かなえざき)」
土佐清水市中心部から西へ約20km、お隣大月町との境目に近い場所にあるのが「叶崎」です。
叶崎は「西の足摺岬」とも呼ばれる景勝地として古くから知られていて、シンボルとなる叶崎灯台は
足摺岬灯台よりも古い明治44年に点灯した歴史のある灯台です。
土佐清水側の国道321号線の橋(大津大橋)はハイライトと言うべき絶景で、幡多路をゆくサイクリスト達に愛されています。
この記事では土佐清水市西端の叶崎をゴールに、そこまでのルート上にあるスポットをご紹介します。

注意事項
この記事の「ローソク岩」以降の区間には、下川口・片粕(かたかす)・歯朶ノ浦(しだのうら)・貝ノ川の4つのトンネルがあります。
| トンネル名 | 長さ |
| 下川口トンネル | 179m |
| 片粕(かたかす)トンネル | 982m |
| 歯朶ノ浦(しだのうら)トンネル | 649m |
| 貝ノ川トンネル | 956m |
土佐清水市と宿毛市を結ぶ路線で、通常時の交通量は多くありませんが、通過時は必ずライトを点灯し
事故のないように気をつけてください。

あしずり港(ジョン万次郎資料館・足摺港公園)
(土佐清水市中心部から約3km)
最初の休憩スポットとしておすすめなのが、かつて大阪・高知・甲浦と土佐清水を結んでいたフェリーの港だった
「あしずり港」です。
あしずり港には、郷土の偉人である「ジョン万次郎」について多くの資料で学習することができる「ジョン万次郎資料館」や、太平洋を一望できる展望台や、土佐清水の町を眺めることができる足摺港公園など、ゆっくりと過ごすことができる施設があります。
また、公衆トイレや自動販売機コーナーもあるので、休憩スポットとしておすすめできます。

松崎海岸・落窪海岸
(土佐清水市中心部から約4.5km)
次に紹介するのが、松崎~落窪地区の海岸に沿って有名な宮崎の鬼の洗濯岩のような岩が続いているスポットです。
土佐清水ジオパークでもジオサイトとして指定されていて、海岸に降りなくても迫力のある風景を楽しむことができます。
また、沖合に浮かぶ水島を眺めることができます。

(3月中旬~4月上旬頃)ふるさと林道の桜並木
(土佐清水市中心部から約7km)
季節限定になりますが、大岐地区と下益野地区を結ぶ「ふるさと林道」では下益野地区の入口から数百メートルに渡って
桜の並木が続いています。
(3月中旬~4月上旬頃)下益野地区の桜並木
(土佐清水市中心部から約7.5km)
こちらも季節限定となりますが、下益野地区を走る国道321号線と益野川沿いに桜並木が続いていて
春の見頃の時期には見事な景色を楽しむことができます。
道の駅土佐清水 めじかの里(休憩・食事)
(土佐清水市中心部から約9km)
2023年にリニューアルした道の駅土佐清水 めじかの里、お土産売り場やレストランが大きく生まれ変わり
土佐清水市の食材を使った人気のメニューや、地元特産の宗田節を使ったお土産などを購入することができます。
また、公衆トイレや自動販売機コーナーもあり、休憩スポットとしておすすめできます。

三崎浦ニコニコ公園(休憩)
(土佐清水市中心部から約10km)
三崎浦ニコニコ公園は、三崎地区の海岸に整備された臨海公園です。
海岸はゴロゴロとした石が多く、遊泳や散策にはあまり向いていませんが
のんびりと海を眺めることができる施設があり、地元の方の憩いの場として親しまれています。
ここでも公衆トイレを利用することができ、休憩スポットとしておすすめできます。
海のギャラリー(土佐清水市貝類展示館)
(土佐清水市中心部から約11km)
海のギャラリーは、竜串海岸へ続く遊歩道に面した印象的な建築物です。
中には3千種5万点とも言われる貝殻のコレクションが所狭しと並んでいて
独特な建築の中で、まるで海底に居るかのような印象を受けます。
周辺にはカフェやトイレの入った「海ギャラテラス」という施設もあり、休憩スポットとして最適です

竜串海岸(寄り道)
(土佐清水市中心部から約11.5km)
竜串海岸は、土佐清水市の西部を代表する景勝地です。
波や風の浸食によって形づくられた奇岩・奇勝が約2kmにわたり続く独特の景観が魅力です。
「蜂の巣構造」と呼ばれる無数の穴が刻まれた岩や、まるで彫刻のような岩々が連なり、自然が生み出した芸術を間近で楽しめます。遊歩道が整備されており、歩きながら地形の成り立ちや太平洋のダイナミックな風景を観察できます。

竜串ビジターセンター「うみのわ」
(土佐清水市中心部から約11.5km)
竜串(たつくし)ビジターセンター「うみのわ」は、高知県土佐清水市・竜串エリアの自然や海の魅力をわかりやすく紹介する拠点施設です。周辺の奇岩が並ぶ「竜串海岸」や、日本初の海域公園に指定された美しい海をテーマに、地形の成り立ち、海の生き物、地域の歴史文化などを展示や映像で学べます。

高知県立足摺海洋館「SATOUMI」
(土佐清水市中心部から約11.5km)
土佐清水市の海をテーマにした水族館で、黒潮の恵みを受けた多様な海の生き物を展示しています。
巨大水槽ではカツオやマイワシが群れ泳ぐ迫力ある光景を楽しめ、タッチプールでは身近な海の生き物とふれあうこともできます。館内には竜串の海岸地形や海中環境を学べる展示が充実しており、周辺の海と自然を丸ごと理解できる体験型施設です。

足摺海底館(寄り道)
(土佐清水市中心部から約12km)
日本全国で7箇所ある海中展望施設のうちの1つで、中四国地方では唯一の施設になります。
海に伸びる桟橋を渡った先の塔の中から、自然のままの海中景観を観察できる仕組みになっていて、
水深約7mの展望窓からは、ソラスズメダイやチョウチョウウオなど色鮮やかな魚が泳ぐ姿や、透明度の高い竜串の海を間近に感じられます。水槽ではなく“本物の海”をのぞける貴重なスポットで、季節や天候によって見える生き物が変わるのも魅力です。

ローソク岩
(土佐清水市中心部から約13.3km)
下川口地区へ続く「下川口トンネル」手前の海岸にある奇岩です。
細長く伸びた造形から「ローソク岩」と呼ばれています。
現在簡単に海岸へ降りるルートがありませんので、道路から御覧ください

恩神社・貝ノ川の大樟(寄り道)
(土佐清水市中心部から約18km)
貝ノ川地区(貝ノ川郷)にある神社と、その境内にある推定樹齢500年を超える樟(クスノキ)です。
メインルートからは寄り道になりますが、道が狭くて駐車スペースもない為、車ではなかなか立ち寄るのが難しいスポットになっていますが、自転車なら気軽に立ち寄ることができます。
大樟は直径約8m、樹高約26mという巨木で、非常に迫力があります。

大津大橋
(土佐清水市中心部から約19.5km)
大津地区の入口にあるバス停から、叶崎トンネルの前まで続く橋です。
上空から見ると地形に沿った美しいS字カーブの橋になっていて、自転車で登るのは大変ですが
上から降りるときはとても気持ちが良さそうです。
橋の高度も高く、海沿いなので天気が良ければ足摺岬や沖ノ島まで見えることがあります。

レンタサイクルについて
森自転車店(ロードバイクタイプのみ)
土佐清水市寿町2-1
営業時間 8:30~18:30
定休日:日曜日
0880-82-0068
高知県幡多地域は四国の西南端に位置し、東は土佐湾、西は豊後水道に面する太平洋に突き出た半島で、四万十市、宿毛市、土佐清水市、黒潮町、大月町、三原村の3市2町1村から構成されています。 全国的に有名な四万十川や足摺岬をはじめ、沿岸を流れる黒潮の恵み、全国でもトップの森林面積を誇る山の恵み豊かな自然大国です。