【必見】西ノ島の秋を楽しむ!今だけの絶景と季節の魅力
季節が秋への移ろう頃、西ノ島の国賀海岸では、今だけの特別な景色が広がります。秋限定の絶景を見に出かけてみませんか?
季節が秋への移ろう頃、西ノ島の国賀海岸では、今だけの特別な景色が広がります。秋限定の絶景を見に出かけてみませんか?
-
目次
- 涼しい秋風を浴びながら、摩天崖からの絶景を望む
- 岩肌の縞模様がよりはっきりと見える季節
- 咲き乱れる黄色と紫色の小さな菊の房
- 朝のウォーキングで非日常の離島風景を満喫!
- 注意!国賀海岸へのアクセス
- 朝晩は冷え込み、日中は日向ぼっこしが気持ちいい西ノ島の秋
- こちらの記事も一緒にいかがですか?
涼しい秋風を浴びながら、摩天崖からの絶景を望む

西ノ島の観光と言えば、やはり国賀海岸に聳える摩天崖(まてんがい)。緑色の草原でのんびりと草をはむ牛や馬、その向こうで太陽の光を受けて煌めく青い海。
この雄大な風景は、季節ごとに表情を変えるのをご存じでしょうか。
秋になると、標高257メートルを誇る摩天崖の上からは、空気が澄み渡り、島根県や鳥取県(特に大山)まで見渡せる日が多くなります。澄んだ空気と心地よい秋風の中で眺める景色は、まさにこの季節だけの特別な絶景です。

岩肌の縞模様がよりはっきりと見える季節

同じく国賀海岸に位置する通天橋(つうてんきょう)は、長い年月をかけた侵食作用によって生まれた海食アーチです。
真夏の強い日差しと違い、秋のやわらかな光に包まれるこの時期は、溶岩の流れが生み出した黒灰色と暗褐色の縞模様が、よりはっきりと見えます。
打ち寄せる波の音も季節によって変化し、秋が深まるにつれて次第に力強く、荒々しくなっていきます。その響きに耳を傾ければ、日本海の荒波が今もなお国賀海岸の壮大な景観を形づくっていることを実感できるでしょう。
咲き乱れる黄色と紫色の小さな菊の房
秋の花と言えば乱菊を思い浮かべますが、西ノ島には小さな菊の房が咲き乱れます。
オキアブラギク

黄色い小さなオキノアブラギクは、海岸の日当たりのよい場所に生え、摩天崖へ向かう道路沿いや国賀浜へ続く園路の斜面によく見られます。可愛いらしい小さな花が密集し、花びらも短いのが特徴です。10月~12月の間に国賀海岸に行くときは、道沿いの群生にぜひ注目してみてください。
ダルマギク

もう一つは藤色のダルマギクです。ダルマギクは「大陸系遺存植物」で、国内では本州西部(島根県以西)から九州北部の日本海側、隠岐諸島、角島、対馬などの海岸岩場に自生しています。これは、かつて日本がユーラシア大陸と陸続きであった時代を物語る貴重な植物です。
10月~11月には、通天橋前の看板の左側にある岩石の上に、ダルマギクの群落を観察できます。少し距離があるので、カメラのズームレンズを使うのがおすすめです!
朝のウォーキングで非日常の離島風景を満喫!
宿で朝食を食べた後は、浦郷方面へ出発してみましょう!
朝の光を浴びながら歩けば、景色と自然の音をたっぷり満喫できます。西ノ島には高層ビルがないため、ほぼどこに行っても空が広く見え、開放感たっぷりです。自然の中でリフレッシュしたい方には、非日常の離島ならではの風景を楽しむ朝の散策がおすすめです。
注意!国賀海岸へのアクセス
西ノ島の西側に位置する国賀海岸へは、レンタカーやレンタルサイクルでもアクセス可能です。アクセス手段ごとの特徴を確認して、計画的に訪れましょう。
レンタカー
西ノ島にはレンタカーがありますが、大手レンタカー会社ではないため台数は限られています。訪問の際は事前予約がおすすめです。
レンタルサイクル
レンタサイクルは西ノ島町観光協会で借りられます。強力なE-BIKEなので、摩天崖への坂道も軽快に乗り越えられます。
貸出時間は観光協会の営業時間に準じます。
事前予約がおすすめします。また、日またぎの貸出は行っていませんので、注意してください。
町営バス
片道わずか¥200で利用できる町営バスも便利です。
国賀海岸駐車場(通天橋附近)までの運行は、4月中旬~10月中旬までの期間限定です。期間外に国賀海岸駐車場へ行く場合、最寄りのバス停は「由良車庫」となります。
由良車庫から国賀海岸駐車場までは約2.3kmあり、登りと下りの坂道もあるため、徒歩で向かう場合は注意が必要です。
ルートの詳細は、こちらのハイキングマップを参考にしてください。
朝晩は冷え込み、日中は日向ぼっこしが気持ちいい西ノ島の秋

秋になると、西ノ島の朝晩はぐっと冷え込みます。日によっては日中が暖かく、長袖1枚でも心地よく過ごせますが、風が強い場所もあるため、ウィンドブレーカーや帽子などの防寒着を用意すると安心です。
非日常の風景が広がる西ノ島で、皆さまのご来島を心よりお待ちしております。
こちらの記事も一緒にいかがですか?
島根県の島根半島の沖合い約65kmの日本海に浮かぶ隠岐諸島にある、西ノ島。隠岐諸島には有人島が4つあり、一つの島で一つの町を形成して2番目に大きな島が西ノ島です。 550万年前の火山の噴火により形成されたこの島は、隠岐を代表する景勝地『摩天崖』や『通天橋』、隠岐のいわがきなどの新鮮な海産物、神楽や田楽などの伝統文化など、「自然」、「文化」、「食」、「ひと」の魅力がある島です。