絶景の宝庫！隠岐西ノ島・摩天崖で体験すべき9つの魅力

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隠岐西ノ島・摩天崖は、国賀海岸の絶景スポットで、草原を歩む牛馬、火山由来の壮大な地形、夕陽や星空、隠岐固有種の自然を楽しめる特別な場所です。

ライター

島根県の島根半島の沖合い約65ｋｍの日本海に浮かぶ隠岐諸島にある、西ノ島。隠岐諸島には有人島が4つあり、一つの島で一つの町を形成して2番目に大きな島が西ノ島です。 550万年前の火山の噴火により形成されたこの島は、隠岐を代表する景勝地『摩天崖』や『通天橋』、隠岐のいわがきなどの新鮮な海産物、神楽や田楽などの伝統文化など、「自然」、「文化」、「食」、「ひと」の魅力がある島です。

目次
はじめに
1. 大絶景の中でのんびり草を食む牛や馬
2. 島前カルデラが織りなす内海と外海のコントラスト
3. 西ノ島のシンボル「焼火山」や「高崎山」
4. 水平線と地球の丸さを実感
5. 「日本の夕陽百選」に選ばれた国賀海岸のサンセット
6. 満天の星空と夜の海に浮かぶ漁火
8. 戦争の記憶を伝える場所と「ラーゲリより愛を込めて」
9. 隠岐ならではの動物や季節の植物
さいごに

はじめに

隠岐諸島を代表する絶景スポット「国賀海岸」。その中でも「摩天崖」は、隠岐を観光する上で絶対に外せない場所です！

摩天崖は、西ノ島の北西部に広がる約7キロにわたる海岸線（国賀海岸）の一部であり、自然の力が生み出した壮大な景色が広がります。特に海抜257mの頂上からの眺めは圧巻で、隠岐の美しさを存分に堪能できるスポットです。今回は、摩天崖で楽しめる9つの魅力をご紹介します！

1. 大絶景の中でのんびり草を食む牛や馬

摩天崖の頂上からは、雄大な景色を楽しめます。この地形は何千年もの風や波の浸食によって作り上げられました。加えて、西ノ島では牛や馬が放牧されており、牧歌的な風景が絶景に彩りを添えます。

2. 島前カルデラが織りなす内海と外海のコントラスト

摩天崖からは、西ノ島、中ノ島、知夫里島に囲まれた内海と、広大な外海を同時に見ることができます。この地域は約600万年前に火山活動で形成された「島前カルデラ」の一部であり、自然の力が生み出した独特の地形が特徴的です。

島前カルデラは、かつて巨大な火山が噴火し、火口が陥没して形成された地形で、内海がその中心部に位置しています。そして、摩天崖から眺めると、内海と外海の高さが違って見えるという不思議な光景を楽しむこともできます。

3. 西ノ島のシンボル「焼火山」や「高崎山」

摩天崖からは、西ノ島の象徴ともいえる島前最高峰の「焼火山」（約450m）と「高崎山」（約430m）を望むことができます。

これらの山は、多様な植物や鳥類が生息する自然観察のスポットとしても人気があり、特に春から秋にかけて登山客が訪れます。焼火山にはハイキングマップが用意されていますが、高崎山には整備されたルートが少ないため注意が必要です。また、どちらも登山中にはマムシや蜂に注意が必要です。

焼火山の中腹には「焼火神社」があり、島前で信仰を集める神聖な場所となっています。この神社では、旧正月に各集落が「はつまいり」と呼ばれる伝統行事を行い、家内安全や商売繁盛、大漁祈願などを祈ります。集落ごとに日を選んで参拝するこの風習は、島前の文化や人々の暮らしに根付いています。

4. 水平線と地球の丸さを実感

摩天崖では、澄み切った空気の中で180度近い海のパノラマが広がります。地球が丸いことを実感できるほどの絶景をぜひ楽しんでください！

5. 「日本の夕陽百選」に選ばれた国賀海岸のサンセット

国賀海岸は、その美しい夕陽で「日本の夕陽百選」に選ばれた名所です。そして、その中でも摩天崖は、水平線に沈む夕日を静かに楽しみたい方にぴったりの場所です。また、時間に余裕のある方には、夕陽が沈んだ後の「マジックアワー」もおすすめ。空が色鮮やかに変化していくこの時間帯は、眺めているだけで心が穏やかになる特別なひとときを味わえます。