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日本初の岩ガキ養殖に成功した隠岐西ノ島。3年以上かけて育てられた高品質な岩ガキは、生食はもちろん多彩な調理法で楽しめる。春から夏に旬を迎え、地元の飲食店で味わえる絶品グルメをぜひ堪能してみてください。
隠岐西ノ島は、豊かな自然と海の恵みがもたらす美味しい食材の宝庫です。鮮魚、イカ、サザエ、海藻といった海産物が有名ですが、中でも西ノ島の食を楽しむうえで欠かせないのが「イワガキ」です。カキは「海のミルク」と称されるほど栄養価が高く、タウリンやミネラルが豊富に含まれています。
今回は、西ノ島の自慢の「イワガキ」についてご紹介します。
イワガキは、春から夏にかけてが旬のカキです。日本の中で全国的にカキの名産地としては広島が有名で、そこで多く流通しているのは「マガキ」という種類ですが、マガキは秋から冬が旬。一方で、イワガキは春から夏が一番美味しい時期となります。
また、マガキとイワガキは見た目や味にも違いがあります。マガキは小ぶりで繊細な味わいが特徴ですが、イワガキは大ぶりで分厚く、食べ応えがあります。クリーミーな味わいが口いっぱいに広がり、濃厚な旨味をお楽しみいただけます。
天然のイワガキは6月から8月にかけて素潜り漁で収穫されることが多いですが、西ノ島のイワガキは完全養殖で育てられています。西ノ島の透き通った海と、養殖ならではの管理の行き届いた環境で育つため、安定した品質と安全性を誇ります。また、紫外線殺菌海水の処理が施されているため、生食でも安心して楽しむことができます。
隠岐のイワガキは出荷までに最低でも3年の歳月をかけて丁寧に育てられます。大自然の恵みをたっぷり吸収して成長し、産卵前の栄養を蓄えた3月から5月頃にかけて、美味しさのピークを迎えます。
実は、日本で初めてイワガキの養殖技術開発に成功したのが、この隠岐西ノ島なのです。この画期的な取り組みが、イワガキの普及と発展に貢献しています。
詳しく知りたい方はこちら:
隠岐のいわがき ブランド化推進協議会HP:
西ノ島のイワガキは、地元の飲食店でも楽しむことができます。以下はイワガキをお召し上がりいただけるお店です(季節限定):
この海はひろし
鮨 あいら
また、宿泊施設でもお召し上がりいただける場合がございます。
生ガキが食べられる時期は4月~6月頃ですが、年によって前後することがあります。訪れる際は、旬の時期や営業情報を事前に確認しておくと安心です。
西ノ島のイワガキは、新鮮な状態をそのまま生で食べるのがおすすめです。レモンを絞ってシンプルに味わったり、ポン酢をかけてさっぱりといただくと、その濃厚な旨味が一層引き立ちます。また、他にもこんな食べ方が楽しめます:
酒蒸し:カキの旨味が凝縮される絶品料理。
カキフライ:外はサクサク、中はジューシーでボリューム満点。
アヒージョやペペロンチーノ:オリーブオイルとの相性も抜群で、洋風アレンジも楽しめます。
オイル漬け:食べきれない場合は保存食としてオイル漬けにするのもおすすめです。
いずれの調理法でも、新鮮なイワガキならではの旨味を存分に楽しむことができます。
隠岐西ノ島のイワガキは、大自然の恵みと生産者の想いが詰まった、至高の一粒です。豊かな味わいと安心安全な品質で、誰もが満足できる逸品です。西ノ島を訪れた際には、ぜひ地元ならではのイワガキを味わってみてください。その美味しさにきっと驚くことでしょう。
島根県の島根半島の沖合い約65kmの日本海に浮かぶ隠岐諸島にある、西ノ島。隠岐諸島には有人島が4つあり、一つの島で一つの町を形成して2番目に大きな島が西ノ島です。 550万年前の火山の噴火により形成されたこの島は、隠岐を代表する景勝地『摩天崖』や『通天橋』、隠岐のいわがきなどの新鮮な海産物、神楽や田楽などの伝統文化など、「自然」、「文化」、「食」、「ひと」の魅力がある島です。