白い雪山が真っ赤に燃える!魚沼市の奇祭「百八灯(ひゃくはっとう)」
白い雪山が真っ赤に燃える!
新潟県魚沼市といえば「魚沼産コシヒカリ」が有名ですよね。
しかし、魚沼市はコシヒカリだけではありません!楽しい観光地や魅力的なイベント、温泉、美味しいスイーツなど…
そう!魚沼市は「観光地」としても魅力的な場所なんです!
特に、魚沼でこの冬ぜひ見てほしいイベントが「百八灯(ひゃくはっとう)」。
真っ赤に燃え上がる藁火(わらび)が真っ白い雪山に浮かびあがり、幻想的な夜を体感できます。
今回は冬のまつり「百八灯」と、あわせて楽しみたい温泉・スイーツ・観光などをご紹介します。
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目次
- 白い雪山が真っ赤に燃える!魚沼市の奇祭「百八灯(ひゃくはっとう)」
- 寒い季節はやっぱり温泉で温まりたい!おススメの温泉やホテル・旅館をご紹介!
- 奇祭「百八灯」をとことん楽しめるモデルコースをご紹介!
- まとめ:冬の魚沼市でイベント・温泉を満喫しよう!
白い雪山が真っ赤に燃える!魚沼市の奇祭「百八灯(ひゃくはっとう)」
「百八灯」(ひゃくはっとう)は、魚沼市・折立温泉地区のまつり。なんと江戸時代初期(寛永年間の初め)から続いているんです!
毎年3月の第1日曜日に行われるこのお祭りは、無病息災や五穀豊穣を祈願して行われる越後の奇祭。
百八灯は、農家にとって大切な作神様(稲作を守護する神)の「稲荷大明神(稲に関する神様)」に豊年満作を祈願する祭です。
舞台となるのは、折立温泉地区にある里山。
日中のうちに、男たちが山のふもとにある稲荷様の社から山頂に向けて、稲わらを何束も背負ってのぼります。
1人が2、3往復をにない、尾根づたいに「108」の稲藁を並べて配置していきます。だから、「百八灯」という名前なんですね!

そして夜を待って点火。真っ赤に燃え上がる藁火の灯りの中に浮かびあがる、真っ白な雪の山々。
幻想的な雰囲気の中で百八灯のハヤシを合唱します。
「ひゃーくはっとう、ひゃくはっとう、百の米が一斗五升、十文酒が十六ぱい十六ぱい」

百は一銭、十文は一厘にあたり、このハヤシの中で江戸時代の物価を計り知ることができます。
さらにまつり広場にはかまくらや雪舞台が設けられ、歌謡ショーが行われます。
折立名物”6人つき”でつかれた餅や蕎麦、豚汁、地酒、甘酒などがふるまわれるのもお楽しみ。また、イベントの最後に打ち上げられる豪華な花火も見ものです。

| イベント名 | 百八灯(ひゃくはっとう) |
| 開催日 | 例年3月第一日曜日 |
| 開催場所 | 〒946-0085 新潟県魚沼市下折立430 魚沼マレットゴルフ場 |
| 交通アクセス | ●JR上越線「小出駅」よりバスで約22分、折立温泉バス停下車後、徒歩で5分 ●関越自動車道「魚沼IC」より車で約20分 |
| 駐車場 | 駐車場が少ないため、お乗りあわせでお越しください。また、お車でお越しの際は、誘導に従ってください。 |
~例年のスケジュール~
18時50分:スタート
豚汁、つきたて餅、甘酒、やきそばなどの振る舞いがあります。(なくなり次第終了)
19時:ステージショー(演芸大会)
19時30分:メイン行事百八灯開始
百八灯の唄が流れ、百八灯体験(下の林道にて)
20時:花火
花火終了後、大抽選会の開催。
寒い季節はやっぱり温泉で温まりたい!おススメの温泉やホテル・旅館をご紹介!
1.折立(おりたて)温泉
百八灯まつりが開催される折立地区の温泉です。
川沿いに旅館が並ぶ山間の静かな温泉。いずれの宿からも徒歩で会場へ向かうことができ、好立地です。
(効能)リウマチ、神経障害、動脈硬化症など

2.大湯温泉
まつり会場から車で5分程の距離にある、「大湯温泉」もおすすめ!
西暦718年に行基(飛鳥時代から奈良時代にかけて活動した日本の仏教僧)により開湯。戦国時代に多くの武将から愛された魚沼を代表する温泉地です。
(効能)五十肩、冷え性(冷え症)、関節のこわばり、関節痛など

奇祭「百八灯」をとことん楽しめるモデルコースをご紹介!
ここからは、関東方面から1泊2日で楽しめるおすすめプランをご紹介します。
【1日目】
1.JR上越新幹線(東京駅10時15分発)で浦佐駅に到着(11時42分)
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2.JR上越線に乗り換え小出駅へ移動(浦佐駅11時55分発、 小出駅12時03分着)
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3.小出駅前の富貴亭(ふきてい )でランチ!
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4.小出駅前からタクシーを利用し、石川雲蝶の作品鑑賞へ。
・西福寺へは小出駅からタクシーで片道15分程
・永林寺へは小出駅からタクシーで片道15分程(または越後堀之内駅から片道8分程)

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5.南越後観光バスにて小出駅から折立温泉へ移動。(栃尾又温泉行。小出駅発15時20分、折立温泉バス停下車15時42分)
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6.折立温泉の宿にチェックイン
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7.徒歩にて「百八灯」のまつり会場へ移動。まつりを見学。
【2日目】
1.9時15分ごろ、宿をチェックアウト
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2.湯之谷地区乗合タクシー(要事前予約。詳細はコチラ)にて「道の駅ゆのたに」へ移動。魚沼地域の各種お土産を購入。
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3.タクシー(通常)で移動(約15分)
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4.魚沼醸造を見学
越後三山の雪解け水を使用した「糀甘酒」や「米糀」を製造する工場。
魚沼糀サロンではスイーツを食べたりお土産を購入できたりします。

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5.タクシーで浦佐駅へ移動(約5分)
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6.上越新幹線にて帰路に。(浦佐駅13時01分発、13時58分発など)
まとめ:冬の魚沼市でイベント・温泉を満喫しよう!
今回は、真っ白な雪上にともる真っ赤な藁火が幻想的な奇祭「百八灯」をご紹介しました。
お祭りだけではなく、冬の魚沼市にはじっくり楽しみたい温泉やスイーツが盛りだくさんです!
東京駅から、新幹線と電車を乗り継いで2時間弱で行けるのも魅力です。
この冬は、魚沼市で観光やグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか?
詳しくは魚沼市観光協会の公式サイトをご覧ください
新潟県南部にある魚沼市は、越後三山のふもとに広がる自然豊かなまち。 冬の雪と春の雪解け水が土地を潤し、美味しい魚沼産コシヒカリを育てています。 春は桜と新緑、夏はアウトドア体験、秋は黄金色の田んぼと紅葉、冬は一面の雪景色。 どの季節も思わずカメラを向けたくなる風景が広がります。 旅のあとは、温泉でほっとひと息。炊きたてのコシヒカリや山菜料理など、雪国ならではの味が心を満たしてくれます。 東京から新幹線で約2時間。 ゆったりと流れる時間の中で、自然と人のぬくもりを感じる旅をしてみませんか?