日本で独自進化したケーキ⁉ 豊洲「エクラデジュール」で日本スイーツの極みを体験
日本には、独自の進化を遂げたケーキがたくさんあります。本記事では、日本のショートケーキ、モンブラン、レアチーズケーキのユニークな特徴と、特に人気のケーキ店である東京・豊洲の「エクラデジュール」を紹介します。
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目次
- 世界も注目する「日本のケーキ」。その繊細な魅力とは?
- 日本でユニークな進化を遂げたケーキ3選
- 日本最高のケーキを味わうなら東京のエクラデジュールで!
- エクラデジュールで必食のおすすめケーキ
- 店舗情報
- テイクアウトも可能!ホテルでプライベートに楽しもう
- まとめ
世界も注目する「日本のケーキ」。その繊細な魅力とは?
日本の「洋菓子」は、世界でも類を見ないほど繊細で独自の進化を遂げていることをご存知でしょうか?
海外発祥のスイーツであっても、日本人の味覚に合わせて探求された食感や味わいは、今や世界中の美食家たちからも注目を集めています。 本記事では、そんな日本の洋菓子の魅力と、東京・豊洲でその極みを体感できるパティスリー「エクラデジュール」をご紹介します。
日本でユニークな進化を遂げたケーキ3選
スイーツ大国・日本では、ユニークな進化を遂げたケーキがたくさんあります。その中でも、特に今回は3種類を紹介します。
1. ショートケーキ:日本が生んだ組み合わせ
「ショートケーキ」は、スコットランドに起源があるスイーツと言われており、世界のさまざまな国で作られています。
「short」は、英語で「サクサクした」という意味があり、アメリカでは、サクサクした硬いビスケット生地に生クリームといちごを挟んだスイーツを指すことが多くあります。
一方で、日本のショートケーキというと、ふわふわのスポンジケーキに真っ白な生クリーム、そして真っ赤ないちごが特徴。
これはもともと、お菓子メーカーの「不二家」がアメリカのショートケーキにヒントを得つつ、日本人の好みに合わせて独自に開発したもの。
日本は「紅白」を縁起のいい色と考えていることから、このような組み合わせになったのではないか、と言われています。その独自性から、今では世界中で「Japanese Strawberry Shortcake」として知られています。
2. モンブラン:多彩な色が楽しめる日本
秋の定番スイーツ、モンブラン。フランスとイタリアの国境にそびえるアルプスの最高峰「モンブラン」を模した美しいケーキです。
栗の渋皮から作られた茶色いペーストに、親しみを感じる人は多いでしょう。
日本にも、同様の茶色のモンブランをつくるお店がたくさんあります。ただ、日本のユニークな特徴として、黄色をはじめ、多彩な色のモンブランも存在します。
日本でのモンブランの起源は1933年。東京・自由が丘の「モンブラン」という店の創業者が、日本独自のモンブランとして、日本人に馴染み深い「栗の甘露煮」を使用し、黄色いモンブランを開発したことに端を発します。
現在は、抹茶を使ったグリーンのモンブランや、芋を使った薄黄色のモンブランなど、さまざまなカラーのモンブランが日本にはあります。
3. レアチーズケーキ:日本で生まれた究極の口どけ
世界中で人気のあるケーキのひとつ、チーズケーキ。ベイクドチーズケーキ、バスクチーズケーキなど、さまざまな種類があります。
中でも、日本で独自のチーズケーキと言えば、レアチーズケーキです。クリームチーズをベースに生クリームやサワークリーム、ヨーグルトを混ぜて作ったケーキです。
その大きな特徴は、オーブンで焼かず、ゼラチンや寒天を使って冷蔵庫で冷やして固めていること。
口に入れた瞬間に溶けていくような滑らかな食感が魅力です。
具体的な発祥は分かりませんが、日本では1960~70年代ごろに広まったとされています。
日本最高のケーキを味わうなら東京のエクラデジュールで!

これらの日本独自のケーキを体験するなら、「エクラデジュール(Éclat des Jours)」がおすすめ。「豊洲市場」「チームラボプラネッツTOKYO」などで知られる東京・豊洲にある人気パティスリーです。
イートイン・テイクアウトどちらにも対応しており、海外からの観光客も多く訪れます。

「エクラデジュール」という店名は、"日々の輝き"を意味するフランス語に由来します。
パティシエの中山洋平氏は、ホテル日航東京などを経てフランスに渡り、メゾン・シュバロ、アルノー・デルモンテで修行を積んだパティシエ。
日本における製菓製パン業界の最大イベント「ジャパンケーキショー」では、「大型工芸部門」で優勝した経験も持つ実力派です。
エクラデジュールで必食のおすすめケーキ
ショートケーキ

エクラデジュールのショートケーキは、日本のショートケーキの伝統を受け継ぎながら、パリ仕込みの洗練された技術が光る逸品。
スポンジには、洋菓子専門の卵として名高い「日光金の卵」を使用。また、生クリームはキレ・コクにこだわった北海道産、イチゴは香りと味と水分のバランスがよい「とちおとめ」と、ひとつひとつの材料にこだわっています。
スポンジのふわふわ食感と生クリームの甘さ、新鮮ないちごの甘酸っぱさのバランスがすばらしく、一口ごとに幸せが広がります。
モンブラン

エクラデジュールのモンブランは、ほんのりカシスの酸味を効かせたグラス仕立て。
フランス産ホワイトチョコレートを使ったなめらかな口当たりのガナッシュ・モンテ、ラム酒香るマロンクリームなどをたっぷりと使用。
さらに、アーモンドクランブルのサクサクとした食感を加えるなど、多彩な素材を重ね合わせ、味と香りのハーモニーを創り出しています。
レアチーズケーキ

エクラデジュールの人気商品「Odile(オディール)」は、口どけを徹底的に追求したレアチーズケーキ。
レアチーズクリームは、選りすぐった3種類のクリームチーズをブレンドするこだわりぶり。
さらに、その中にイチゴとリュバーブ(西洋ふき)のコンポートを入れ、オレンジとスパイスの効いたスペキュロスクッキー(※)でサンドしています。
クリームのなめらかさや甘さ、クッキーのサクサク感とかすかな酸味が、見事なハーモニーを生み出しています。
※スペキュロスクッキー……ベルギー発祥の、シナモンやナツメグなどスパイスを入れたビスケット
店舗情報
店名: エクラデジュール 豊洲ベイサイドクロス店(Éclat des Jours)
住所: 東京都江東区豊洲2-4-9 アーバンドック ららぽーと豊洲3
アクセス:東京メトロ有楽町線「豊洲駅」2b出口すぐ/ゆりかもめ「豊洲駅」から徒歩約3分
営業時間:平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~20:00
定休日:月曜日・火曜日
電話番号: 03-5534-8966
公式HP: https://www.eclatdesjours.jp/
Instagram: https://www.instagram.com/eclatdesjours_english/
テイクアウトも可能!ホテルでプライベートに楽しもう
エクラデジュールのケーキや焼き菓子は、店舗のイートインスペースで楽しめるほか、テイクアウトもできます。
宿泊先のホテルや、ご自宅・友人などの家で、プライベートに楽しみたい場合、ぜひテイクアウトをしてみてください。
いくつかの種類のケーキを買っていって、友達と一緒に食べ比べをしながら楽しんでみる。そんな楽しみ方も、おすすめですよ。
事前予約がおすすめ
クリスマスなど、お祝いのシーズンは混雑が予想されるため、テイクアウトをご希望の場合は事前予約がおすすめです。
「エクラデジュール」の予約HPは、英語、繁体字、韓国語を含め、複数言語に対応。
オンライン決済も可能で、スムーズに購入できます。
まとめ
日本では、ヨーロッパの伝統技術を尊重しながら、日本人の繊細な味覚と美意識をもとに、独自のケーキ文化を築いてきました。
東京に来たら、豊洲の「エクラデジュール」に立ち寄り、日本のスイーツの極致を、その舌で体験してみませんか?
パティスリー「Éclat des Jours(エクラ・デ・ジュール)」は、2020年6月に東京・豊洲にオープンしました。 「Éclat des Jours(エクラ・デ・ジュール)」はフランス語で“輝かしい日々”を意味する造語で、私たちのスイーツが、お客様の特別な日や日常のひとときに寄り添い、心に残る「輝かしい日々」を彩る存在でありたいという想いを込めて名付けました。 Éclat des Joursのスイーツのコンセプトは、「フレッシュさ」、「とろけるような食感」、「なめらかさ」。オーナーシェフ・中山洋平がフランスでの修業を通じて身につけた技術と味を基に、日本人にも親しみやすく、食べやすい食感を大切にしています。シンプルな構成の中にコントラストを加えながら、素材そのものの美味しさを最大限に引き出すことを心がけています。 私たちの目標は、総合的なパティスリーであることです。 アントルメ(ホールケーキ)、プチ・ガトー(個々のケーキ)、バターの風味豊かなマドレーヌやクッキーなどの焼き菓子、毎朝店内で焼き上げるバゲットやクロワッサンなどのパン、さらにショーケースを彩るショコラやコンフィチュールなど、幅広い商品を取り揃えています。 今後は、日常のちょっとした贈り物やご家庭でのひとときにもお使いいただける商品ラインアップの拡充も計画しています。 フランスの伝統を大切にしながらも、常に新しい味わいに挑戦し、お客様に長く愛されるパティスリーであり続けたいと願っています。