【自由が丘】雨を楽しく過ごせる秘密！日本で一番大きな傘専門店「クール・マジック・シューズ」

梅雨。春と夏の間に割って入って、毎年一か月程日本に訪れる、少し長めの雨の季節。正直に言って、梅雨ってそんなに好きじゃない。

雨が降ったり止んだり、止まなかったり。一日中ずっと降る雨のせいで、気合を入れた髪型も台無し。お気に入りの靴もびしょ濡れ。何より、どんよりした空も手伝って、気分が少し憂鬱になることが一番の問題。

だけど……。

待ち遠しい夏が来るまでは、梅雨が明けるまでの今日や明日や明後日を、楽しんで過ごしたい。

だから、今日はお気に入りの傘を探しに自由が丘へやって来た。雑誌で見かけた、日本で一番大きな傘の専門店「クール・マジック・シューズ」。さて、どんな傘が私を待っているんだろう？

自由が丘の「クール・マジック・シューズ」

東急東横線の自由が丘駅。東京きってのおしゃれな街で、ちょっぴり緊張していたけれど、ホームに降りた瞬間、目の前にお店が見えてホッとする。

入口に立った瞬間、一目見て気分が変わる。スタイリッシュな店内は、店全体がショーケースだと言わんばかりに、傘、傘、傘。

1階は折り畳み傘のコーナーで「こんなにあるの！」と思わず声が出てしまった程のラインナップ。色とりどりなのは言うまでもなく、重さや大きさ、ジュニアから男性用まで、幅広い年代向けの折り畳み傘が並んでいる。

幅2・5センチ、ハンドバッグにだって入ってしまう超軽量の折り畳み傘「ポケフラット」とか。これなんて、私のスマートフォンより軽いんじゃないかな？

軽くて少し華奢な晴雨兼用のUV加工の傘を開いてみたり、

骨の数が多くて壊れにく丈夫、しかも風に強い素敵な和柄の傘を触ってみたり。

色とりどりの傘を前にして、じっくり悩んでみたり。

「銃の傘に、ステッキ傘……？」

遊び心溢れる傘に心奪われっぱなしで、考えながら店内をうろうろ。

たくさんの傘に囲まれるうち、傘がファッションアイテムのひとつのように思えてきた。いや、違うな。ファッションアイテムのひとつにしたい！と思わせる程、ここにある傘は可愛いんだ。

知らない間に、私、迷ってる。お気に入りのあのワンピースを着た日には、どの傘がいいだろう、とか。スーツの日には、こんな鮮やかでカラフルな傘が持ちたい、とか。そして、自分には似合わないけれど、お母さんやおばあちゃんにはこんな傘をあげたい、とか、なんだか大切な人の顔まで浮かんできた。

傘を人にプレゼントしたいなんて思ったのは、人生で初めてかもしれない。傘がこんなに素敵なものだったなんて。

店員さんに相談しつつ、1万本の傘の中から、たった1本の傘を選んでみた。赤くて、持ち手が透明で、端っこが虹色になっているやつを。「長崎レインボーグラス」という長崎にある眼鏡橋をモチーフにした傘らしい。

ここは東京だぞ、と突っ込んでみたものの、気に入ってしまったものは仕方がない。

折り畳み傘も一緒に買って、2本で2,160円。価格設定が安すぎて、何だか申し訳ない気持ちになる。職人さんが一つ一つ手作りしているらしいのに、どうしてこんなに安いんだろう。夏は爽やかな青い傘、秋はアースカラーの傘とか、季節ごとに買い替えてもいいななんて思ってお店を出る。

ちょっと派手かな？ でも、洋服だったら選ばないような色や柄も、傘だったら挑戦できる。

天気予報が雨の日は、傘をワードローブに混ぜよう。モノトーンのコーディネートには、目の覚めるような鮮やか色の傘。花柄ワンピースには、シックで大人な傘。お気に入りの傘を持つことで、雨の日が少し待ち遠しくなる。雨が嫌いだった昨日までの私と、コンビニで買ったビニール傘よ、さようなら。

雨の街に傘の花を咲かせるお店「ウォーターフロント」。雨嫌いな人にこそ、このお店に足を運んでみて欲しいな。きっと、1万本の傘の中から、たった1つのお気に入りが見つかるはず。あなたの運命の傘は、さて何階にあるでしょう？

Information

Cool Magic SHU’S（クール・マジック・シューズ）

住所：東京都目黒区自由が丘1-9-1
最寄駅：東急東横線　自由が丘駅
アクセス：自由が丘駅北口もしくは南口から徒歩1分
営業時間：10：30～20：00
定休日：不定休
クレジットカード：利用可能
言語：日本語
価格帯：700～5,000円
電話番号：03-6421-2108
公式HP：http://www.water-front.co.jp/index.html