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日本のことば事典「手ぬぐい」〜使い方・買える場所〜
軽くて、カラフルな手ぬぐいは、日本のおみやげにぴったり。手ぬぐいの歴史や使い方、タオルとの違い、手ぬぐいが買えるショップを紹介します。
手ぬぐいとは
手ぬぐいとは、木綿でできた薄い布で、手を洗ったあとに水滴をぬぐったり、暑い日に顔の汗をふいたりするために使います。大きさはだいたい幅35cm前後、長さ90cmです。また、同じような形状・用途の場合は木綿製でなくても手ぬぐいと呼ぶことがあります。
手ぬぐいの歴史は古く、日本では500年以上前から使われていました。もともと、神社の飾りなど神聖な場面で使われるものでしたが、戦国時代以降に武士や庶民に広まり、現在のように水や汗を拭いたり、帽子やスカーフのように身につけたりして使われるようになりました。
手ぬぐいの柄は、富士山や市松模様(チェック)など古典的なものが主流でしたが、最近ではポップでおしゃれなものやキャラクターを描いたものなども登場しています。
軽くて、おみやげにぴったりな手ぬぐいの使い方や買える場所をまとめました。
手ぬぐいの使い方
手ぬぐいには手や顔を拭く以外にも、ファッションとして楽しんだり、物を包んだりして使う方法があります。
手や顔を拭く
タオルのようにして使う場合、日本では手ぬぐいを首にかけたり、ズボンのベルトに引っ掛けたりして、手ぬぐいを手に取りやすくしている人が多いです。手ぬぐいはタオルと違ってすぐ乾きます。
洗顔時に使う
洗顔に使うと、肌の余分な角質が取れてつるつるになると言われています。水に濡らした手ぬぐいに石鹸の泡をつけて、手ぬぐいで肌を撫でるように洗うのがポイントです。
ファッションのアクセントにする(帽子やスカーフの代わり)
暑い日には、手ぬぐいを頭に巻いて、帽子の代わりにする人もいます。肌寒い日に、スカーフのように首に巻くのもオススメです。
プレゼントのラッピングをする
手ぬぐいはプレゼントのラッピングにも向いています。包装紙の代わりにして、贈り物を包んでみましょう。
インテリアにする(壁掛け・テーブルウェアなど)
綺麗な柄の手ぬぐいは、額縁に入れてアートのように壁に飾るのもオススメです。部屋の雰囲気が一気に明るくなるでしょう。
また、手ぬぐいを適度な大きさに折りたためば、ランチョンマットのようにして使うこともできます。
ブックカバーにする
手ぬぐいを適度な大きさに折りたたんで、ブックカバーにすることもできます。本好きの人にオススメの使い方です。
このほか、手ぬぐいはアイデア次第でいろいろな使い方ができます。
手ぬぐいとタオルの違い(サイズなど)
水や汗を拭くという点で、手ぬぐいとタオルは似ていますが、吸水性や使い勝手という点で微妙な違いがあります。概して、手ぬぐいの方が使い方が広く、タオルの方が手ぬぐいより吸水力は優れています。
タオルにはハンドタオルからバスタオルまでさまざまなサイズのものがありますが、手ぬぐいはだいたい幅35cm前後、長さ90cmです。
手ぬぐいには、タオルと比べて下記のようなメリットがあります。
・手ぬぐいはタオルより薄く、たたむとコンパクトになる
・手ぬぐいはカラフルで、柄もたくさんある
・手ぬぐいの方が安価
比較的安価でかさばらないことから、手ぬぐいはおみやげに向いています。