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3年に1度だけのアートフェス!ヨコハマトリエンナーレ2017の見どころを紹介
横浜で3年に1度開催されるアートの祭典、ヨコハマトリエンナーレ。今年2017年で6回目となります。一体どんな作品が並んでいるのでしょうか? その魅力を写真とともにお伝えします。
アーティストユニット・マップオフィスの「飼いならされた島(日本)ーファンタジーの島」(2017)。島国の日本のイメージを描きだした作品です。時間、戦争、愛、ファンタジーなどキーワードごとに集められた日本の文学や映画の断片から、島という存在が持つ多義性を読み取ることができます。
小さな作品ですが、よく見ると細かく作り込まれていて面白いですね。
川久保ジョイの「テラ・アウストラリスのためのスライス」(2017)。三日月型のオブジェには地図が描かれています。
ブルームバーグ&チャナリン「ロンドン自爆テロ犯(L-R)」(2011)。カラフルなキューブは触ることができます。
風間サチコ「黒い花電車ー僕の代」(2008)。浮世絵から漫画まで、コミカルさを含みつつ、現代社会の権力構造への風刺を描いています。
ほかにも、オラファー・エリアソン「Eye see you」(2006)
マーク・フスティニアーニ「穴」(2012)
パオラ・ピヴィ「I and I(芸術のために立ち上がらねば)」(2014)など、様々なアートが楽しめますよ。
今回ご紹介した作品はヨコハマトリエンナーレ2017のほんの一部です。また一部の作品を除き、ほとんどの作品で撮影も可能。ぜひ現地に行って、見てくださいね。
料金、営業時間など
作品の紹介は日本語のほか英語でも表記されていますので、海外の方でも作品を理解しながら鑑賞することができます。
ヨコハマトリエンナーレ2017の各会場に1回ずつ入場できるチケットは、大人1,800円、大学・専門学校生1,200円、高校生800円。
2017年11月5日までの期間中、10:00~18:00(最終入場17:30)で作品を楽しむことができます。なお、10月27日〜29日と11月2日〜4日の6日間は20:30(最終入場20:00)まで開館しており、第2・第4木曜日は休館です。
3年に1度だけのアートなフェスティバルにぜひ足を運んでみてください。
取材協力:横浜美術館、ヨコハマトリエンナーレ2017広報事務局
1988年東京生まれ・在住。 慶應義塾大学文学部東洋史学科卒業後、2012年朝日新聞社に入社。 新聞記者として新潟、青森、京都を転々とし、2016年11月からフリーで活動を始める。 旅、演劇、本などが主な守備範囲のフリーライター、フリーランサー。