独学でも安心!動画で日本語が学べるウェブサイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」
独学で日本語を学びたい人向けに便利なウェブサイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」。日本で生活する外国人が、覚えておくと便利なフレーズを、動画とスクリプトで紹介しています。
ひとりで日本語を学ぶなら?
日本語を学びたいけれど、住んでいる地域には日本語教室がない。仕事が忙しいので、事前に日本語レッスンのスケジュールが入れられない――。
独学で日本語を学びたい方には、文化庁が運営する日本語学習サイト「つながるひろがる にほんごでのくらし」(つなひろ)がオススメ。
つなひろ「1-2 Shopping for Daily Items」(英語版)の画面
つなひろでは、日常生活で使われる基本的な日本語の表現が学習できます。これから日本で暮らす方、また日本に住みはじめた方にはぴったりの教材です。
日本の生活に役立つ表現を3つのレベルで学ぶ
つなひろ全体を総括している文化庁の北村さん(写真中央)、制作担当である凸版印刷株式会社の奥田さん(写真右)、松本さん(写真左)にお話を伺いました。
「つなひろでは、普段の生活で頻繁に使われる表現を、3つのレベルに分けて学べます」と、奥田さん。
レベル1は、挨拶や、スーパーでの買い物など使用頻度のもっとも高いもの。レベル2では、会話での少し複雑なやりとりのほか読み書きも発生するもの。そしてレベル3は、使用頻度は高くないものの重要度の高いものが挙げられています。
「2-2 Sending a Postcard」(英語版)
「生活のイメージをもってもらうため、各動画では、利用者の生活に近いシーンを再現できるよう注力しました」(奥田さん)
日本語の表現を、動画をとおして実践的に学ぶことで、日本での暮らし方も伝えられるようにしたそうです。
「日本語とともに、日本の暮らしにおける仕組みや制度、習慣や文化も知っておくと、さらに暮らしやすくなります。つなひろを通して、日本での暮らしを豊かなものにしてもらえると嬉しいです」(北村さん)
まずはこのページを見てみよう!
つなひろで日本語を勉強するときは、最初に「日本語の特徴」を見て、その後レベルごとに気になる表現を学びましょう。
つなひろに掲載されているコンテンツは、日本語教師の方が大勢かかわっています。今回、そのうちの3名に想いを聞きました。
「日本語の特徴」
「Japanese Sounds」(英語版)
言語には、その言葉特有の発音や文字、規則性があります。このページでは、日本語を学ぶうえで役に立つ、日本語の「おと」「もじ」「かたち」の特徴を解説。
「日本語の特徴はいろいろあるので、何をどう伝えるかはとても悩みました。その結果、日本語を学ぶうえで欠かせないポイントに絞って紹介しています」(奥原さん)
レベル1「あいさつをしよう」、レベル2「自治会に入ってみよう」
「1-1 Introducing Yourself」(英語版)
「スクリプトやフレーズなどは、コミュニケーションに役立つ表現を考えて選びました。身近な人々との関係を築き、暮らしに必要な情報も得られるよう、つなひろを活用してみてください」(唐木澤さん)
レベル3「引っ越し先を探そう」「引っ越しの準備をしよう」
「3-3 Looking for a Place to Move to」(英語版)
「引っ越しをする機会は多くありませんが、そのときに必要な言葉ややりとりはとても重要です。動画を見ながら声に出して練習してみてください。きっと、自信をもってコミュニケーションが取れるようになりますよ」(有田さん)
つなひろを使ってみよう!
つなひろは2020年6月にオープン。今後もコンテンツを充実させていく予定です。2021年3月末には10言語に対応、今後は14言語にまでなるのだとか。
ますます便利になるつなひろで、日本語を学び、充実した日本での生活を送りましょう!
In cooperation with 凸版印刷株式会社、奥原淳子、唐木澤みどり、有田玲子
Sponsored by 文化庁
Main image by Pixta