高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪のローカル東京女子散歩
JR中央線でも人気のエリアといえば、杉並区の4駅(高円寺、阿佐ヶ谷、荻窪、西荻窪)です。今回は東京の女子たちに大人気の、個性的なショップが並ぶ高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪でオススメのスポットを紹介します。休日の散歩にぴったりのスポットばかりです。
見覚えある? 高円寺、人気アニメの舞台とされる「気象神社」を参拝
JR中央線沿いの高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪は、休日の散歩にオススメのエリア。東京女子散歩で最初に訪れたいのは高円寺です。
高円寺駅の南口から徒歩約3分、高円寺氷川神社の境内に気象神社はあります。人気アニメ映画の舞台に似ていることから、多くのファンが巡礼に訪れています。
Photo by Eric
日本全国で唯一、あらゆる気象を司る"天気の神様"を祀る同神社。
旅行の晴天祈願をする人のほか、天気予報士を目指す受験生も多く訪れます。気象の神様の加護を得て試験に合格できるようにと祈っているのです。
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下駄を投げて、落ちてきた下駄の面裏で明日の天気を占う遊びを知っている人もいるのではないでしょうか。このため神社の絵馬のモチーフは下駄です。
絵馬にはさまざまな願い事が書かれていて、読んだ人はつい微笑んでしまいたくなるでしょう。 雨男、雨女をやめたい人、暗い気分を晴らしたい人も参拝するといいですね。
ローカル散歩を楽しむ日は、なにはともあれ、よいお散歩日和になることを願いましょう!
キュートな御朱印も必見!
気象神社では絵馬のほかに、カラフルな御朱印も人気です!
神社の祭事や日本の季節の行事など、描かれる絵柄は毎月変わります。御朱印ファンなら毎月参拝に訪れたくなるはず。
高円寺の住民になったつもりで。散歩と食事を楽しむ
高円寺駅の周辺は、多くの若者を惹きつけるサブカルチャーの発信地。
大型商業施設はなく、古着店や雑貨店、小さな劇場やギャラリーなどが点在しています。高円寺でぜひ立ち寄りたい店を紹介しましょう。
非日常の世界にダイブ!「MALTO」
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ヨーロッパから輸入された雑貨が並ぶ「MALTO(マルト)」。築90年の古民家の小さな木の扉を開けると、おとぎ話のような素敵な空間が広がります。
どこから見ればいいか迷うほど、雑貨の種類も豊富です。
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店に並ぶアンティーク家具や生活雑貨は、オーナーが主にイギリスやフランスから輸入しています。どれも趣のあるものばかり。
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ヨーロッパ雑貨中心の店内ですが、日本各地の焼き物を集めたコーナーもあります。 種類豊富で、こちらも選ぶのが難しいほど。どの焼き物もそれぞれによさがあります。
店では、優雅なヨーロッパアンティークのカップでお茶をいただく自分を想像したり、はたまた、日本の窯で焼かれた椀や皿を見ながら日々の食卓を想像したり。
幻想的な雰囲気の店内で、時間を忘れて雑貨選びを楽しんでください。
心と体に優しいご飯「レクトサンドカフェ」
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高円寺の「レクトサンドカフェ」は、動物性食材を使用しないビーガンフードのカフェ。菜食主義の人や健康に気を遣っている人、ダイエットしている人にも理想的な店です。
コンセプトは「(さまざまな人が)みんなでおんなじごはん」が楽しめること。2013年のオープン以来、カフェはこのコンセプトを守りながら、ナチュラルで温かい雰囲気の店を運営してきました。
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店で提供しているご飯や店内で販売する一部のお菓子には、酵素玄米(※1)を使用しています。
玄米よりも栄養価が高いとされる酵素玄米は、もちもちの食感。噛むほどに味わいが増すことから、近年注目を集めています。
店のこだわりはお米だけではありません。おかずの一部にも新鮮な有機野菜が使われています。
※1:酵素玄米……玄米を小豆と塩と一緒に炊き、3~4日ほど保温して熟成させた玄米のこと。
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食事メニューは「15種のやさいと高野豆腐のドライカレー」や「酵素玄米おにぎりプレート」など。日替わりメニューもあります。
なかでも取材日にいただいた「車麩カツ」は絶品。車麩が本物のとんかつのようにジューシーで食べ応えがありました。車麩のカツは大人にも子どもにも大好評だそうです。
Photo by Eric 上) 日替わりプレート、取材当日は8色丼/左下) 15種のやさいと高野豆腐のドライカレー/右下) 車麩カツ すべて税込990円。
料理だけでなく、食器にも「安全な食を届けたい」というオーナーの思いが生きています。
食器は天然素材の食器メーカー「EcoSouLife」のもの。レクトサンドカフェではトウモロコシ粉から作った皿のシリーズを使用しています。
耐熱性や耐久性に優れ、軽くて持ちやすいのだそう。土に埋めれば2~4年で土に還る、環境への優しさもポイントです。
手ぶらでは帰れない「阿佐谷パールセンター商店街」
Photo by Eric
高円寺の次は阿佐ヶ谷へ。阿佐ケ谷駅を出るとすぐに「阿佐谷パールセンター商店街」が見えてきます。
全長700メートルに及ぶ商店街には大型スーパーや生鮮食品店、飲食店など240を超える店舗が並んでいます。アーケードに一歩足を踏み入れれば、もはや手ぶらで帰るなんてことはできません!
Picture courtesy of 中央線あるあるプロジェクト実行委員会
商店街でもっとも人気のイベントが、毎年8月初旬に開かれる「阿佐谷七夕まつり」。
1954年、商店街の集客のために始まった祭りですが、年を追うごとに盛大になっていきました。いまでは東京の七夕祭りといえば、阿佐ヶ谷を思い浮かべない人はいないほどです。
何度も行きたい!西荻窪で温故知新
阿佐ヶ谷の後に訪れたいのは、古さと新しさが共存する街・西荻窪です。レトロな雰囲気たっぷり、どこか懐かしい雰囲気に浸れるでしょう。
絵本の世界に浸る「URESICA」
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西荻窪駅から徒歩10分ほどの、本と雑貨の店「URESICA(ウレシカ)」。店の棚には国内外の絵本がずらりと並んでいます。自分だけの一冊に出会えますよ。
絵本を手にとってページをめくり、ファンタジーの世界を旅するのもよいでしょう。
Photo by Eric
URESICAは店舗を営業する前はオンラインショップとして運営していました。絵本作家の友人の作品や雑貨なども販売していたそう。その後、経堂に実店舗を構え、2014年に西荻窪に移転しました。
店主がセレクトした本や自主制作の本、作家とURESICAよるオリジナル絵本など、徐々に本棚に絵本が増えていき、いまでは絵本がたくさんある本屋さんとして知られるようになりました。
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店の2Fのギャラリーでは2~3週間ごとにアート作品の企画展を開催しています。陶器の展示もときどきあるそうですよ。
1杯のコーヒーとノスタルジーを味わう「喫茶 村田商會」
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西荻窪駅から徒歩3分の「喫茶 村田商會(むらたしょうかい)」は、昔ながらのレトロな喫茶店。店に入ると、色濃い昭和の雰囲気に包まれます。
静かな店内は、古い壁掛け時計が刻む重厚な音が聞こえるほど。時間がゆっくりと流れ、まるで窓の内と外で2つの世界があるように感じることでしょう。
Photo by Eric クリームソーダ税込550円、自家製プリン税込400円
店の定番メニューは、鮮やかなクリームソーダと昔ながらの自家製プリン。
緑色のメロンソーダにバニラアイスがのったフォトジェニックなクリームソーダは、飲む前に写真を撮るのをお忘れなく。
近年人気が再燃している堅焼きプリンも必食です。シンプルなプリンに生クリームとチェリーが華を添えます。ほろ苦さと甘さがやみつきになりますよ!
Photo by Eric
以前この店舗には「POT」という家具と食器の店が入っていました。POTは2018年に閉店。現在の店主・村田さんが店を引き継ぎましたが、当初はそのまま家具販売を続けていたのだそう。
しかし、POT創業から45年、店の隅々に残る美しい時代の痕跡を残したいと、2019年に村田さんは飲食コーナーをオープン。家具好きだけでなく、喫茶店好きのお客さんにも立ち寄ってもらえるようになりました。
村田商會ではいまも家具と食器の販売を続けています。たくさんのレトロな椅子や食器が、ご縁のある人に持ち帰られるのを待っています。
体験しよう!語り尽くせない杉並区の魅力
カラフルで個性的な店が並ぶ高円寺。特色ある商店街のある阿佐ヶ谷。荻窪は隠れたラーメンの名店が多く、西荻窪には印象的な小さなカフェもあります。
杉並のよさは言葉では言い尽くせません! 杉並をもっと知りたいと思いませんか? ぜひ一度自分で足を運んで体験してみましょう!
紹介した店舗の営業日や営業時間が変更になる可能性もあります。各店舗の公式HPで最新情報をチェックしてください。
Written by Kenko
Sponsored by 中央線あるあるプロジェクト/Experience SUGINAMI TOKYO
Main image courtesy of Eric