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【2024】浅草で1日を過ごそう!オススメ浅草観光ルート
東京観光に欠かせない人気スポット、浅草。浅草寺のような有名観光スポットから、浅草西参道商店街など昔ながらの雰囲気の中でグルメやショッピングが楽しめる場所、伝法院通りといった穴場を紹介。それらを1日で巡れるモデルコースをお伝えします!
最新のオススメ浅草散策ルートを紹介!
東京を旅行する人なら、きっと浅草を旅程に入れているでしょう。東京最古のお寺・浅草寺をはじめ、多くの老舗や歴史的建造物がある浅草は、日本の伝統文化を体験するのに最適な場所です。
ここでは、オススメの浅草観光ルートを紹介します。1日かけてゆっくり浅草を散策すれば、多くの発見があるでしょう。本記事が、ガイドなし行く浅草散策の参考になれば幸いです。
1. スタートは浅草文化観光センターから
浅草駅近くにある「浅草文化観光センター」。東京の歴史的な街並みについて知るのに絶好の場所です。
著名な建築家・隈研吾が設計し、木とガラスを活かした建物は、浅草の伝統的な街並みに溶け込むようなデザインになっています。
1Fのカウンターでは、浅草や東京の歴史や見どころを紹介するパンフレットが置いてあります。
しかし、「浅草文化観光センター」での一番のオススメしたいのは、8Fの展望台から浅草の素晴らしい景色を上から眺めることでしょう!
2022年4月1日、8Fに新しいカフェ「カフェリオン」がオープンしました。浅草寺の絶景を眺めながら、ランチやデザート、各種ドリンクが楽しめる場所です。
7Fと6Fの展示室には、浅草で栄えた伝統工芸や日本文化をテーマにした企画展が開催されています。2Fにはライブラリーがあり、日本文化に関する書籍を英語などで読むことができます。
展望台はもちろん、ほかのフロアの展示室やパブリックスペースもすべて無料で利用できます。
浅草文化観光センター
Map 公式HP
営業時間:9:00~20:00(※展望台は22:00まで)
所要時間目安:約1時間
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2. 雷門から仲見世通りへ
浅草文化観光センターの目の前にあるのが、浅草寺の入り口である「雷門」です。大提灯に刻まれた「雷」の文字が印象的ですね。
門の表側には風神と雷神の像があります。さらに裏側には、金龍と天龍の像があります。
日本では、龍は水を司る神とされています。金龍と天龍は浅草寺の守護神であり、浅草寺とその周辺を災厄から守っているのだとか。
門をくぐったら、大提灯の下にある美しい龍の彫刻も見てみてくださいね!
仲見世通りは、雷門と本堂を結ぶ約250メートルの路地です。この路地には、お菓子やおみやげを扱う小さな店が軒を連ねています。
絵はがきや伝統工芸品、地元の菓子など、その種類の多さには圧倒されるかもしれません。とはいえ、仲見世通りは東京みやげを買うのに最適な場所のひとつ。気になる店は、ぜひ立ち寄ってみてください。
仲見世通り
Map 公式HP
営業時間:店舗により異なるが、10:00開店、19:00閉店が多い(※ 仲見世通りは日没後も通行可能だが、お店は20:00には全て閉店)
所要時間目安:約45分
3. 浅草寺
宝蔵門をくぐると、そこは浅草寺の境内。この立派な門には、経典が収蔵されています。
本堂には、浅草寺の本尊である聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)が祀られています。
階段を上ると中を覗くことができ、日中はここで祈祷が行われています。堂の入り口の天井には、仏教の世界観を表す美しい絵が描かれています。
浅草寺の起源は、628年にさかのぼります。伝説によると、2人の漁師の兄弟が隅田川で聖観世音菩薩の像を見つけたそうです。この像を納めるために建てられた堂が、このお寺の起源なのです。
本堂の右側には浅草神社があり、聖像を発見した漁師と、本堂を建立した方が祀られています。
境内には、都内では数少ない五重塔をはじめ、素晴らしい建造物がいくつもあります。本堂の左側には、日本で大切にされているほかの神々を祀る拝殿が並んでいます。
浅草寺
Map 公式HP
開館時間:6:00〜17:00
所要時間目安:約1時間
4. 浅草西参道商店街
五重塔を左手に見ながら進むと、アーケードで結ぶ商店街「西参道」にすぐ出ます。昔ながらの商店街である「西参道」のユニークな特徴は、床がフローリングになっていること。
ここにも、さまざまなショップや飲食店が軒を連ねています。仲見世通りには遠方からの参拝客や観光客向けのお店が多いのに対し、西参道は日用品を扱うショップが多く、地元の人がよく利用します。
西参道商店街では、甘い物でエネルギー補給するのがオススメです。浅草名物である「花月堂」のメロンパンをぜひ味わってみてください。
浅草西参道商店街
Map 公式HP
営業時間:店舗により異なります(※一般的に9:00開店、18:00閉店の店舗が多い)
所要時間目安:約30分
5. 江戸たいとう伝統工芸館
西参道を出たら、右手に進み、ひさご通り商店街に入ります。ここも絵になる商店街で、主に地元の人たちが利用しています。
ひさご通りにある「江戸たいとう伝統工芸館」は、日本の伝統工芸に興味のある方にオススメしたいスポット。施設は無料で見学できます。
中には、浅草と東京で何世紀にもわたって発展してきた伝統工芸品が展示されています。切り子グラスや木工品、人形、染織品、版画など、種類もバラエティに富んでいます。
江戸たいとう伝統工芸館
Map 公式HP
開館時間:10:00〜18:00
所要時間目安:1時間
6. ホッピー通りで一休み
元来た方向に戻り、西参道を通り過ぎて歩き続けると、ホッピー通りにすぐ出ます。この路地には、日本料理の居酒屋や飲食店が軒を連ねています。たくさん歩いた後は、ここで一休みするとよいでしょう。
ランチやディナーはもちろん、カフェでコーヒーやデザートを楽しむこともできます。酒好きな方は、この通りの名前の由来であるホッピーを飲んでみてください。
ホッピー通り
Map
営業時間:店ごとに異なる(※ホッピー通りの飲食施設の多くは11:00ごろ開店、21:00ごろ閉店、一部の居酒屋は23:00まで営業)
所要時間目安:約1時間
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7. 伝法院通りとオレンジ通り
ホッピー通りを出て左へ進むと、江戸時代の街並みを感じさせる伝法院通りがあります。ここも、風情ある商店街です。
この通りの名前は、浅草寺の伽藍のひとつである伝法院に由来します。伝法院は立派な日本庭園の中にあるお堂で、毎年春に期間限定で公開されています。
特に目を引くのは、店頭に並んだ色とりどりの着物。これらは、年代物の着物を扱っている店です。着物好きにはたまらない光景でしょう!
道幅が広く、静かな雰囲気が漂うオレンジ通りを進んでみましょう。観光ルートから数メートルのところで、浅草の日常を感じることができます。
オレンジ通り
Map
所要時間目安:30分
8. 新仲見世通り商店街
左手にこのアーケード商店街が見えたら、ぜひ入ってみてください。新仲見世通りは、地元民と観光客の両方が楽しめる活気ある商店街です。
ここには、ショップやカフェ、レストランがたくさんあります。おいしい寿司を探しているなら、「まぐろ人」を訪れてみてください。抹茶のデザートやドリンクを味わいたいなら、「やなぎ茶屋」がオススメです。
新仲見世通りは仲見世通りと交差しています。おみやげを買いそびれた方は、ここで買いましょう!
散策中に軽食を取りたくなったら、「浅草苺座」の苺スムージーがオススメです。
新仲見世通りを抜けると、「エキミセ」があります。ここは浅草駅のターミナルでもあり、次の目的地へ向かう電車にも乗れます。
新仲見世通り商店街
Map 公式HP
営業時間:店舗ごとに異なる(※ほとんどの店舗の営業時間は10:00~18:00)
所要時間目安:約1時間
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浅草観光を満喫しよう!
まだ体力があれば、浅草エキミセから電車で2分、徒歩15分で行ける「東京スカイツリー」も回ってみてもよいでしょう。東京でもっとも高い場所にある展望台は、夜遅くまで営業しており、美しい夜景が楽しめます。
浅草を訪れた際は、本記事も参考に、散策を楽しんでくださいね。
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カバー写真は由布院の金鱗湖の紅葉です(写真提供:Pixta)。みなさんの日本旅行が素晴らしい時間になるように願っています。