【愛媛県】鬼北町に誕生した新ワーケーションスポット「warmth」とは?周辺スポット、補助金も紹介!
近年人気のワーケーション。そのオススメスポットのひとつが、愛媛県鬼北町に2022年にオープンしたコワーキングスペース「warmth(ワームス)」です。本記事では、warmthの魅力や周辺のカフェ、散策スポット、お得な補助金を紹介します 。
ワーケーションにぴったりの鬼北町とは?
新型コロナウイルスの感染拡大を機に働き方の多様化が進む昨今、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせたワーケーションは、全国的な広がりを見せています。
そんな中、愛媛県にある鬼北町に2022年5月、ワーケーションにぴったりの新たなコワーキングスペース「warmth(ワームス)」が誕生しました。
鬼北町は、“日本最後の清流”四万十川の上流域にある美しい町。ゆったりした時間の流れや温かな人との交流が心地よく、第二の故郷のように繰り返し訪れたくなる場所です。
本記事では、「warmth」の特徴や周辺にあるカフェ、お散歩スポットのほか、ワーケーションをする際にお得な補助金について紹介します!
古民家をリノベーションしたコワーキングスペース「warmth」とは?
「warmth」は宿泊機能があるコワーキングスペースです。最寄りのJR近永駅から徒歩1分の好立地で、徒歩圏内にスーパーやコンビニ、飲食店があり便利です。
もとは酒屋だったという築150年を超える2F建ての古民家をリノベーションしており、日本映画に出てきそうな重厚感のある外観が目を引きます。
他方で、内装はとってもモダンでオシャレ! インテリアには、鬼北町の資料館に保管されていた古道具が活用されており、町の歴史や文化を感じることができます。
1Fはシェアスペース、個室、宿泊エリアに分かれています。
シェアスペースは天井が高く、開放的です。仕事や勉強はもちろん、読書や休憩にもぴったり。
地域の人が利用することも多く、週末には音楽会や映画鑑賞会などイベントが開催されることも。地域の人たちと、自然と交流の輪が広がります。
シェアスペースの利用料は、1時間300円。
Wi-Fi、電源、複合機、シュレッダー、ロッカーが完備されており、オフィスで過ごすのと変わらない快適な環境を享受できます。
1Fに1室(和室)、2Fに2室(洋室)の個室もあります。利用料は、それぞれ1時間600円。会議やグループワークにぴったりです。
宿泊エリアは3つの客室(1室はドミトリータイプ)とキッチン、テレビのあるリビングスペースなどで構成されています。
シャワーやトイレは共用ですが、シャワーは3つ、トイレは男女別になっています。洗濯乾燥機があるのも、長期滞在にはありがたいですね。
1番広い客室は10畳以上あり、グループや家族での宿泊に便利です。
食事のサービスはありませんが、広々としたキッチンには冷蔵庫や電子レンジ、調理器具、食器などがそろっているので自炊が可能。
細かなところまで手入れが行き届いており、衛生面が気になる水回りも清潔です。
鬼北町のグルメスポット
ワーケーションを楽しむなら、ワークだけでなくバケーションも充実させたいですよね。
鬼北町は、低グルテリン・低アミロースのお米「鬼っ米」や、ユズ、原木生シイタケ、どぶろくといった特産品がたくさんあります!
ここでは、鬼北町ならではのグルメが楽しめるカフェや、鬼北町の食材が購入できるスポットを3つ、紹介します。
1.faisan filer
キジ肉を使ったキジ料理は、鬼北町の名物のひとつ。
オススメは、広見川沿いにある古民家のキジ料理専門店「faisan filer(フェザン フィレール)」です。
店主の丸石則和さんは、もともとキジ肉の加工や流通に携わっていました。お客さんに直接、キジ肉の魅力を伝えたいという思いから、キジを育てるかたわらキジ料理のレストランをオープンさせたといいます。
キジ肉は弾力のある肉質と濃厚な風味が特徴です。
とくに丸石さんの扱うキジ肉は熟成され、さらに旨味を閉じ込める液体急速冷凍法で保存されています。
塩コショウのみの味つけでいただくステーキは、ストレートにおいしさがわかる一皿です。ランチのほか、夜はコース料理の予約を受け付けています。
2.Samcoupe・sobae the bulk shop
「warmth」の斜め向かいにある「Samcoupe(サムコッペ)」は、鬼北町で有機農業を営む高田杏さんのお店です。
カフェスペースでは、管理栄養士と野菜ソムリエの資格を持つ高田さんが作る料理と、宇和島の人気菓子店「こはく製菓」のケーキが味わえます。
また、店内の一角には有機野菜や減農薬栽培のお米、こだわりの加工食品などがところ狭しと並ぶ物販スペースがあります。
「Samcoupe」の中には、量り売りブランド「sobae the bulk shop(ソバエ ザ バルク ショップ)」が同居しています。
ここでは、オーガニックのドライフルーツや大豆ミート、パスタ類などを販売しています。ゴミが出ないよう配慮しており、自分で容器を持ち込み、好きな量だけ購入する環境にやさしいシステムです。
購入した食材を「warmth」に持ち帰って調理するのも楽しそうですね!
3.道の駅 広見森の三角ぼうし
地域の特産品を買うなら、「warmth」から約1.5キロの距離にある「道の駅 広見森の三角ぼうし」がオススメです。
「warmth」で借りられる電動のレンタサイクル(1日500円)なら、道の駅まで10分ほど。小回りが利くレンタサイクルは、買い物や観光に便利です。
オススメの散策スポット・成川渓谷
「warmth」から約9キロの山間にある成川渓谷は、木々の緑と清流が調和する美しい場所です。散策路が整備されており、全長は3キロほど。緑の下で深呼吸すれば仕事の疲れも吹き飛びます。
「道の駅 広見森の三角ぼうし」でお弁当をテイクアウトして、ピクニック気分を楽しむのもいいですね。
鬼北町へのアクセス
鬼北町の玄関口である近永駅は、宇和島駅からJR予土線に揺られること約40分。車なら約15分の道のりです。
鬼北町は宇和島から高知市内へ抜ける国道が通っており、車でのアクセスが便利ですが、旅気分を味わうなら列車移動もオススメです。
都会ではお目にかかれない一両編成の予土線は、車窓の田園風景も美しく、旅気分を盛り上げてくれますよ!
鬼北町のワーケーション補助金について
鬼北町は、ワーケーションをする人などのための独自の補助金「鬼北町ワーケーション、サテライトオフィス誘致推進事業補助金」を設けています。これは、個人のほか、要件を満たした町外の民間企業や団体にも交付されます。
2泊3日以上の滞在が対象となり、往復旅費、レンタカー借上料、宿泊費に対して1人あたり5万円を上限として交付されます。
補助金を受けるには、鬼北町のHPからダウンロードできる申請書や事業実施計画書に必要事項を記入し、審査を受けましょう。
一般的なワーケーション補助金は、「個人に対して適用されない」「宿泊費には適用されない」など、条件が厳しく活用しにくいものも多いのですが、鬼北町の補助金は個人で活動するフリーランスや個人事業主にとっても利用しやすく、かつお得な内容ですよ!
おわりに
「warmth」は旅行者だけでなく、地域の人も集うコミュニティスペースです。滞在しているうちに自然と知り合いが増えたり、地域の人と仲良くなれるかもしれません。
せっかくなら補助金を活用して、長期滞在でのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか?
Written by Kumiko Ishigaki
Sponsored by 鬼北町