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【2023】日本旅行にオススメのSIMカード7選!最新のeSIMも紹介
日本でインターネットを使いたい時、もっともオススメの方法はSIMカードです。本記事では、日本旅行にオススメの短期滞在用SIMカード7選をお伝えします。併せて、ポケットWi-FiとSIMのメリット・デメリットや、近年話題の「eSIM」なども紹介します。
日本でインターネットを使うには?SIMカード or ポケットWi-Fi?
Photo by Pixta
訪日旅行でインターネットを使う方法は、いくつかあります。
安くインターネットを使いたければ、フリーWi-Fiがあります。しかし、フリーWi-Fiは使えない場所も多く、フリーWi-Fiだけで日本を旅行するのは危険です。
こうしたときに便利なのが、トラベル用のSIMカードとポケットWi-Fiルーターです。ポケットWi-Fiルーターはたくさんのデータ量が使える一方、機器の持ち歩びに多少手間がかかります。
その一方で、SIMカードは、使えるデータ量は少なめで、ポケットWi-Fiに比べて初期設定が煩雑であるものの、持ち運びが楽で、料金も安くなる傾向があります。
本記事では、日本を短期旅行する際にオススメのSIMカード7選のほか、近年話題のeSIM、またSIMの代替となりうる安いポケットWi-Fiルーターについても紹介します。
なお、長期滞在用のSIMカードについては、こちらのMATCHA記事をご覧ください。
目次
1.オススメのSIMカード7選
2.eSIMとは?
3.リーズナブルなポケットWi-Fiルーターもある
4.よくある質問
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オススメのSIMカード7選
日本を旅行するときに使えるSIMカードは多くありますが、ここでは金額・使い勝手などの観点から、特にオススメの5つと、さらにオススメの購入スポットを2つ紹介します。
- mobal
- Sakura Mobile
- Nippon SIM for Japan
- IIJMIO Travel SIM
- B Mobile Visitor SIM
- Klook
- 空港の自動販売機
サービス | 金額 | データ量・期間 |
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¥4,730~ | 無制限(1日3GBで速度制限)・8日間~ |
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¥4,950~ | 無制限(1日2GBで速度制限)・8日間~ |
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¥1,980~ | 3GB・30日間~ |
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¥2,480~ | 3GB・30日間~ |
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¥1,980~ | 5GB・10日間~ |
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mobal
Picture courtesy of Mobal
英国に本社を持つmobalは、日本旅行用のSIMカードを提供する老舗の会社です。
mobalにはさまざまなSIMカードのプランがありますが、最も安いものとしては、データ量が無制限(1日3GB以上の使用で速度制限)・8日間で¥4,730となります。
mobalの特徴は、ポケットWi-Fiルーターと同等程度のデータ量が使えること。さらに、SIMカードは、海外も含め郵送料が無料です。そのため、来日前に自国でSIMカードを受け取れるのも、うれしいポイントです。
さらにmobalでは、日本の電話番号がついたVoice SIMを30日間・7GBで、¥7,920から提供しています。また、近年普及が進むeSIMについても、8日間・1GBで¥1,920から提供しています。
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Sakura Mobile
Picture courtesy of Sakura Mobile
Sakura Mobileは、日本を旅行・長期滞在する英語圏の人に根強い人気のあるサービスです。
Sakura MobileのSIMカードは、データ量無制限(1日2GB以上の使用で速度制限)・8日間で4,950円となります。Mobalに比べて割高に感じるかもしれませんが、Sakura Mobileの最大の特徴はサービスのクオリティです。
Sakura Mobileは、事前の問い合わせへの丁寧な対応や、日本旅行中のトラブル対応に高い評価があります。初めての日本旅行だったり、SIMカードを使い慣れてなく設定方法が分からなかったりなど、不安がある場合は、Sakura Mobileを使うのがオススメです。
また、Sakura MobileもeSIMに対応しています。使用期間によって料金は変わりますが、2023年8月で調べたところ、5GB・10日間のプランで3,350円でした。
丁寧なカスタマー対応で安心!Sakura MobileのSIMカードはこちら
Nippon SIM for Japan
Picture courtesy of Nippon SIM for Japan
Nippon SIM for Japanは、株式会社 DHA Corporationが提供しているSIMカードで、Amazonで販売されています。
30日間で3GB使えるプランで1,980円となります。このほかにも、さまざまな日数・データ量の組み合わせの商品を販売しています。
使える容量が少ないですが、データをあまり使わないので極力安くSIMカードを買いたい人に向いています。
IIJmio Travel SIM
Picture courtesy of IIJMIO Travel SIM
日本を旅行中にSIMカードを購入する場合、便利なのがIIJMIO Travel SIMです。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、コジマなど、日本の大都市には必ずあるような主要家電量販店で販売されています。
オープン価格のため金額は店舗によって異なりますが、2023年8月現在、ビックカメラでは30日間で3GB使えるSIMカードが2,480円で販売されています。
なお、IIJmioは、格安SIMサービスの提供会社として、日本人にもよく知られた会社のひとつです。
B Mobile Visitor SIM
Picture courtesy of B Mobile Visitor SIM
B Mobile Visitor SIMも、Amazonで買えるほか、直接同社のHPから購入もできます。10日間で5GB使えるもので、1980円となります
なお、B Mobile Visitor SIMは、郵送料が別途料金となるので注意しましょう。日本国内の空港には370円、ホテルの場合は520円かかります。
Klookもある
東南アジアや東アジアの人の場合、体験予約サイト「Klook」を使うのもオススメです。
Klookでは、日本旅行に活用できるさまざまなSIMカードが販売されています。アジアの国々でピックアップできるSIMカードが多くあるので、ぜひチェックしてみてください。
KlookでSIMカードやポケットWi-Fiをチェックしてみよう
空港で購入できるSIMカード
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SIMカードを自国で準備してくるのを忘れても大丈夫です! 近年、日本の主要な空港では、SIMカードを販売する自動販売機が設置されるようになりました。
例えば、成田空港では各ターミナルにある自動販売機において、1GB・6日間のものが2,000円~で販売されています。詳細は、公式HPでご覧ください。
eSIMとは?カードの入れ替え不要な便利ツール
Picture courtesy of Sakura Mobile
SIMカードを使う不安要素のひとつは、入れ替え時にSIMカードを無くしてしまうリスクがあることです。なにしろSIMカードは1~3センチと、とっても小さいので。
しかし、近年は、物理的なSIMカードの入れ替えなしで使える「eSIM」が広がってきました。例えば米国では、 eSIMのみに対応した「iPhone 14シリーズ」が2022年に登場するなど、今後、「eSIM」利用が広がっていくことが予想されます。
こうした中、日本でも、eSIMを提供する会社が増えています。
前述のとおり、mobalは1GB・8日間で¥1,920~で、Sakura Mobileは5GB・10日間で3,350円でeSIMを提供しています。そのほか、Nippon SIM for JapanなどもeSIMを提供しています。
eSIMに対応しているスマートフォンをお使いの場合、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
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SIMカード以上にリーズナブルなポケットWi-Fiルーターも
Photo by Pixta
一般的にポケットWi-Fiルーターは、使えるデータ量が多い分、金額が高くなる傾向があります。ただし、必ずしもそうとばかりは言えません。
例えば、Ninja-Wi-Fiの場合、データ量は1日3GBまで使え、料金は1日770円です。さらにMATCHA経由でNinja-Wi-Fiに申し込むと、料金が20%OFFとなり、5日間・3,080円で使えます。価格的に見ても、SIMカードに匹敵するリーズナブルさです。
ポケットWi-Fiルーターは、持ち運ぶ手間は多少あるものの、一度に複数台をつなぐことができるほか、特にSIMカードの差し替えといった手続きも不要です。
ぜひ、ポケットWi-Fiも選択肢のひとつに入れてくださいね。
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よくある質問
Q1.電話番号付き(Voice)SIMとデータのみのSIM、どっちが良いですか?
SIMカードには、日本の電話番号が付いてくる「音声通話(Voice)SIM」と、電話番号が付いてない「データのみのSim」があります。
「日本に住むわけではないのに、日本の電話番号が必要なことはあるの?」と疑問に思うかもしれません。特に近年は、Whats appやMessenger、LINEなど、さまざまなSNSで電話もできるので。
しかし、音声通話SIMの場合、いくつかのメリットがあります。ひとつは、何かトラブルが起きたときに、警察や救急車などへの緊急連絡ができることです。日本の警察や救急車は外国語対応しているため、これは外国人にとってもメリットです。
また、日本では、各種のお得なサービスや割引を受ける際に、申し込みに電話番号が必要なことがあります。例えば、日本で広く普及している電子決済アプリ「Pay Pay」を使おうと思ったら、電話番号が必要です。
短期旅行向けのVoice SIMはmobalが提供しているので、必要な場合はチェックしてみてくださいね。
Q2.使用データ量が「無制限(Unlimited)」とある場合、本当に無制限にデータが使えるんですか?
SIMカードの中には、使用データ量が「無制限(Unlimited)」となっているものがあります。
こうしたSIMカードの場合、だいたい1日2~3GB程度がスムーズに使え、その容量を超えると、速度制限がかかります。速度制限がかかっても、インターネット自体は使えますが、動きがかなり遅くなるので注意しましょう。
Q3. 私のスマートフォンでSIMカードは入れ替えできますか?
スマートフォンがSIMロックされていると、SIMカードを入れ替えることができません。アジアの多くの国では、はじめからSIMロックがされていないスマートフォンが多いですが、日本や米国などでは、SIMロックされているスマートフォンが多くあるので、注意しましょう。
もっとも、SIMロックをされていても、所定の手続きをすればロックを解除できます。SIMロックの解除方法については、ご自身がお使いの通信事業者などで案内をしているので、調べてみてくださいね。
このほか、SIMカードによっては、使えないスマートフォンの機種がある場合があります。SIMカード各社は、HPに対応機種を記載しているので、確認してみましょう。
Q4.自分のSIMカードを壊さないよう持ち運ぶにはどうしたらいいでしょうか。
もし自国でSIMカードを差し替えてから持ってくる場合は、自室のほこりをあまりかぶらない場所などに保存しましょう。
ただ、日本国内でSIMカードの抜き差しをする必要がある場合は、SIMカードホルダーを持っていくといいでしょう。SIMカードホルダーはAmazonなどで販売されています。
企業のIR/CSR分野のPR、国際協力分野の情報誌編集を経て、2017年10月にMATCHAに参加しました。2019年4月から香川県三豊市に移住。訪日観光客向けの記事を書くほか、地域おこしにも携わっています。
インターネットサービスやレンタカー、ホテルなどのほか、また西日本の観光スポットの記事を主に担当しています。