【大洲の伝統工芸品】大洲和紙の手作り体験!
大洲和紙は大洲藩(大洲市、内子町)で製造されている手すき和紙のことを指し、大洲藩では一大産業として大洲の隆盛を支えていました。 現在では製造業者の数は激減しましたが、ギルディングと呼ばれる新しい技法や大洲和紙の手造り体験など、大洲和紙を未来へつなぐ活動も活発に行われています。
大洲の和紙作りの見学に来られる際には「NIPPONIA HOTEL 大洲 城下町」がおすすめです。宿泊で来られる方は下記記事もご参照ください。
大洲藩を支えた産業【大洲和紙】
大洲和紙は大洲藩(現在の内子町)で製造されている手すき和紙のことを指します。
国の伝統工芸品にも指定されている大洲和紙は小田川の美しい水から作られ、薄くてムラが少なく、主に書道用の高級半紙として用いられています。
また3~4年経過した大洲和紙は、さらに滑りが良くなり独特の味わいが表現できるといわれています。
大洲和紙の隆盛と現在
大洲和紙の歴史は古く、西暦900年頃にまとめられた延喜式とよばれる法典にも記載があったことから、1000年以上の歴史があると考えられています。
1600年代からは大洲和紙が隆盛を極め、明治時代(1868~)には430もの製造業者が存在していました。
昭和(1926年~)に入ると紙産業の機械化が進み大洲和紙の造り手は激減、大洲和紙の造り手は数少なくなってしまいました。
しかし現在では大洲和紙を未来に残そうと、ギルディングと呼ばれる技法や手造り体験など、大洲和紙を未来へつなぐ活動も活発に行われています。
天神産紙工場
天神産紙工場は大洲和紙を作り続けている会社の一つです。
工場内は和紙の製造工程の見学や紙漉き体験などができるほか、敷地内の大洲和紙会館では手漉き和紙のメモ帳や小物などが販売されてます。
こちらでは工房見学や手すき和紙体験も可能ですので、興味がある方は公式サイトよりお問い合わせください。
営業時間
▼ 天神産紙工場、大洲和紙会館
8:30~17:00(平日)
▼紙漉き体験
8:30~15:00(平日)
▼大洲和紙会館
9:00~17:00(土・日曜日、祝日)
工房見学・体験
▼工房見学
500円(小中高生200円)和紙小物プレゼント付
平日のみ 予約不要
▼手すき和紙体験(工房見学料込)
1500円(小中高生1000円)
平日のみ開催 要予約2名様から受付
▼ギルディング(金属箔)体験
1500円
要予約2名様から受付
五十崎社中
五十崎社中は大洲和紙に酸化させた銀や銅などの金属箔を張り付けた「ギルディング和紙」を制作している会社です。
今までにない独特な色合いのギルディング和紙は国内外で評価され、数々の賞を受賞しています。
またギルディング体験やショップもありますので、ご家族で楽しむこともできます。
ギルディング体験
▼内容
大洲和紙で作られたのポストカードに金属箔を使って貼り付けるギルディングを体験
▼料金
2枚で税込み1,650円(ポストカード代込み)
大洲観光のお土産にもおすすめ!
大洲町歩きの際のお土産としても大洲和紙はおすすめです。
「おおず赤煉瓦館」や「うなぎの寝床」、「OZU+」でも大洲和紙やギルディング和紙の商品を購入することができます。
是非お気に入りの一枚を探してみてください!
大洲市は四国の西側、南予と呼ばれる地域に属し、大洲盆地を中心に、北は瀬戸内海、南は四国山地に面した地域です。 市の中心には清流・肱川が流れ、その名の由来ともいわれるように肘のように湾曲した川が、まちを巡っていることで、自然・歴史文化・名産品に多くの恵みをもたらしました。 江戸の昔、大洲城の城下町として栄えたその名残が、肱川のほとりに息づいています。