レトロな雰囲気の温泉街とコバルトブルーが美しい湖!群馬県・四万温泉のおすすめスポット7選
群馬県にある「四万温泉」は、レトロな雰囲気のなか「万病に効く」と言われる良質な泉質を楽しめる温泉街。周辺には、美味しいごはん処や、歴史的スポット、青の美しい湖など魅力的なスポットがたくさんあります。今回は、そんな四万温泉の魅力をご紹介します。 今回は、温泉と合わせて楽しみたい周辺スポットを詳しくご紹介します。
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目次
- 四万温泉の泉質や効能は?
- 1. 川魚料理「くれない」で「湯むしうな重」を堪能!
- 2. レトロな「柏屋カフェ」でコーヒーブレイク
- 3. まるでジブリの世界!「積善館」で日帰り入浴
- 4. 「日向見薬師堂」で四万温泉の起源に触れる
- 5. 心落ち着く和風モダンな「柏屋旅館」で一泊
- 6. 神秘的なコバルトブルーが美しい「奥四万湖」
- 7. 地元民に人気の「一力寿司」で新鮮なネタに舌鼓!
- 群馬県・四万温泉へのアクセス情報
四万温泉の日帰り温泉、おすすめホテルについてはこちらの記事もご覧ください。
四万温泉の泉質や効能は?
群馬県中之条町に位置し、群馬県の四大温泉の一つにも数えられる四万温泉。その泉質の素晴らしさから、国民保養温泉地の第一号に指定されるほどの温泉地です。
泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(弱食塩泉)」と呼ばれ、無色透明で硫黄臭さなどはなく、きりきず・神経痛・疲労回復などに効果があるとされています。塩分を含んでいることから、保温効果が高く、湯冷めしにくいお湯としても知られています。
温泉に加えて、レトロな温泉街や飲食店、美しい自然など魅力いっぱいの四万温泉。ここからは、1泊2日の流れでおすすめスポットを紹介します。
1. 川魚料理「くれない」で「湯むしうな重」を堪能!
四万温泉のちょうど真ん中辺りに位置する新湯地区は、昭和レトロな街並みのなかに、お目あての「くれない」さんはあります。赤い暖簾が目印です。
創業は昭和9年、源泉かけ流しの温泉宿として始まったこちらは、四万の「活きた自然の味」をお客さんに振る舞うべく食に重きを置き、その美味しさからランチ営業をするに至ったお店。期待が膨らみますね!
運ばれてきたのは、人気メニュー「湯むしうな重(3,800円)」は、四万の山水で大切に保管されたうなぎを温泉水で蒸し、炭火焼きにして50年継ぎたしの秘伝のタレをつけた一品。香ばしさと、ふわふわの食感がたまりません。他にも、岩魚(いわな)、山女(やまめ)などの川魚を楽しむことができます。
2. レトロな「柏屋カフェ」でコーヒーブレイク
ランチでお腹を満たしたあとは、カフェで一休み。昭和初期の建物を改装したノスタルジックなカフェ「柏屋カフェ」さんでは、手作りスイーツや、本格スペシャリティコーヒー、カレーなど楽しむことができます。
今回注文したのは「温泉マークのカプチーノ」。チョコレートの温泉マークが可愛く、思わず写真に撮りたくなってしまう一杯です。店内で自家焙煎したコーヒーもとても味わい深く、ほっと落ち着いた気持ちになります。
3. まるでジブリの世界!「積善館」で日帰り入浴
元禄7(1694)年創業の老舗旅館「積善(せきぜん)館」は、四万温泉に来たなら必ず訪れたいスポットの一つ。宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の油屋のような魅力的な積善館で、日帰り入浴を楽しみましょう。
日帰り入浴料は、1500円(フェイスタオル、歯ブラシ付き)。昭和5(1930)年に建てられた「元禄の湯(重要文化財)」では、外の光が綺麗に差し込むホール風の浴室や、蒸し湯など昭和初期の温泉建築とともに良質な温泉を楽しめます。
4. 「日向見薬師堂」で四万温泉の起源に触れる
四万温泉発祥の地と言われる日向見薬師堂(重要文化財)。男がここの場所で寝ていると、夢の中に山の神が現れ「四万(よんまん)の病気を治す温泉を与えよう」と告げ、温泉がわきできたのだとか。その際、記念にこのお堂を建てて薬師如来の像をまつりました。
5. 心落ち着く和風モダンな「柏屋旅館」で一泊
四万温泉の宿泊でおすすめなのが、柏屋旅館。和モダンな内装が素敵な客室は全部で14部屋。露天風呂付き、テラス付き、おひとりさまなど、様々な種類が用意されています。
宿泊客なら誰でも気軽に利用できる貸し切り露天風呂や、ステンドグラスからの光が美しい大浴場など温泉が充実しているのも嬉しいポイントですね。
地元の食材や季節の美味しいもの使ったヘルシーな食事も人気。ぐんまのブランド牛「上州牛」にこんにゃく、花豆、など様々な群馬の美味を堪能できる夕食や、和食、洋食、ブランチの3種類から選べる朝食は、どれもヘルシーで美味しかったです。他にも群馬の川魚をメインに楽しめるコースや、ヴィーガン向けメニューなどもあるので、ぜひ予約の際に相談してみましょう。
6. 神秘的なコバルトブルーが美しい「奥四万湖」
名前の通り四万温泉の一番奥にある「奥四万湖」。四万川ダムによるダム湖で、「四万ブルー」とも呼ばれる美しい湖面の色が特徴的です。この青色は、季節や時間帯などによって変わり、3月から5月の雪解け水が流れ込む時期の午前からお昼にかけてが最も青いと言われています。
季節ごとに変わりゆく美しい景色にくわえて、カヌーなどのアクティビティを楽しむことができる奥四万湖。透明度の高い水面を見ていると、まるでそこに浮いているような不思議な感覚になります。
7. 地元民に人気の「一力寿司」で新鮮なネタに舌鼓!
奥四万湖でアクティビティを楽しんだあとは、美味しいお寿司お腹を満たしませんか?山口地区にある「一力寿司」は、地元で長年愛されるお寿司屋さんです。
ご主人の華麗な包丁さばきに見とれていると、注文の品が運ばれてきました!大ぶりで新鮮なネタがのったお寿司はどれも素晴らしい美味しさ。三河焼きの蒸しカマドと炭で炊き、絶妙の酢加減で仕上げられたシャリも素晴らしく、つい追加で注文したくなったほどです。
人気店のため、基本的には予約がおすすめ。テイクアウトも出来るので、夕食としてホテルで食べるのも良さそうですね!
群馬県・四万温泉へのアクセス情報
東京から四万温泉へのアクセスは、直通バスか、いくつかの交通機関を組み合わせて行く方法があります。予算やスケジュールにあった行き方を選びましょう。
① 東京から高速バスで行く場合
東京から直通で四万温泉に行きたい場合、おすすめなのが高速バス。東京駅から出ている「四万温泉号」は、片道3,350円(往復の場合は6,000円)で、3時間30分〜4時間ほどかけて四万温泉まで直行します。車内はフリーWi-fiとUSBの差し込み口が完備されており、快適に過ごすことができますよ。
② 東京から新幹線、電車、バスで行く場合
なるべく短時間で行きたい方には、新幹線と電車やバスを組み合わせた行き方がおすすめ。東京駅から上越新幹線、または北陸新幹線で高崎駅へ行き、吾妻線に乗り換え中之条駅で下車、駅前の1番バス乗り場から関越交通の四万温泉行きバスを利用すれば、2時間30分〜3時間ほどで到着します。(料金は7,000円程)
一泊二日でも、群馬県の他の温泉と組み合わせて楽しむことができる四万温泉。ぜひ、訪れてみてください!
国民保養温泉地とは、温泉利用の効果が十分期待され健全な保養温泉地として、「温泉法」に基づき環境大臣によって指定されています。全国に79箇所の温泉地が指定されています。(2024年10月現在) 国民保養温泉地の選定は、おおむね以下の基準によって行われています。 第1 温泉の泉質及び湧出量に関する条件 (1)利用源泉が療養泉であること。 (2)利用する温泉の湧出量が豊富であること。なお、湧出量の目安は温泉利用者1人あたり0.5リットル/分以上であること。 第2 温泉地の環境等に関する条件 (1)自然環境、まちなみ、歴史、風土、文化等の観点から保養地として適していること。 (2)医学的立場から適正な温泉利用や健康管理について指導が可能な医師の配置計画又は同医師との連携のもと入浴方法等の指導ができる人材の配置計画若しくは育成方針等が確立していること。 (3)温泉資源の保護、温泉の衛生管理、温泉の公共的利用の増進並びに高齢者及び障害者等への配慮に関する取組を適切に行うこととしていること。 (4)災害防止に関する取組が充実していること。