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【広島発】折り鶴からできたハンドメイドスニーカー
スピングルカンパニーの本社は、広島県府中市にあります。 広島県にある企業として、平和への願いを込めたスニーカーを作りました。このスニーカーのアッパーは、平和の祈りを込めて世界中の人々から捧げられた折り鶴からできています。
広島にある企業だからこそできる発信
毎年8月6日は、広島原爆の日です。
広島県東部で生まれ育った筆者も、子どもの頃からこの日を意識して過ごしてきました。例えば、8月6日は夏休み期間中ですが、学校に登校して、映画を見たり、講演を聞いたり、平和について学ぶため登校する日と定められていました。1年を通じて、平和について学ぶ機会は多くあり、小学校の修学旅行では原爆ドームや平和記念資料館を訪れました。広島県で生まれ育った多くの人が、同じような経験をしています。
広島の人にとって、平和を願う気持ちはとても大切なことです。広島県に本社と工場を置く私たちスピングルカンパニーにとっても、それは同じです。私たちは、平和を祈る気持ちから、スピングルカンパニーでは折り鶴を糸に再生し、スニーカーを作りました。
このスニーカーを作ることで、広島県府中市から平和への願いを発信し続けています。
折り鶴再生スニーカーができるまで
このビデオでは、折り鶴再生スニーカーのアッパー生地の作り方を紹介しています。生地は、下記の工程を経て作られました。
折り鶴をパルプに再生し、糸にします。
折り鶴からできた糸をコットンと混紡し、強くします。
強くした糸と、コットンで丈夫な生地を織ります。
こうしてできた再生生地やその他の材料を使って、SPINGLEの工場でスニーカーを作りました。世界中の人々の祈りが込められた、折り鶴再生スニーカーを履いてみませんか?
折り鶴再生スニーカーを履いて行きたい場所
平和記念公園
清掃の行き届いた大変きれいな公園です。平和を祈る人、ベンチで寝転ぶ人、皆それぞれ自由に過ごしています。園内には、原爆ドームや広島平和記念資料館、原爆の子の像の他にも、たくさんの慰霊碑やモニュメントがあります。市民の憩いの場として親しまれています。春には川沿いの桜並木に桜が咲き誇り、お花見スポットとしても大変人気です。
また、おりづるタワーからは平和記念公園を一望できるそうです。筆者は行ったことがないので、ぜひ行ってみたいスポットです。HIROSHIMA GATE PARKからは、原爆ドームが素敵に撮れますよ。
広島アンデルセン
広島で有名なパン屋さんで、地元の人に大変愛されているお店です。広島平和祈念公園から歩いて10分ほどの距離にあります。アーケードのある商店街を歩くと目的地が分かりやすいです。ガラス張りの店舗からは、焼きたてのパンの香りと、多くの人で賑わう様子が見えます。パンやお菓子、総菜などのテイクアウトだけでなく、軽食のイートインやレストランでの食事も楽しめます。元は、被ばくした銀行を改装した建物で、全面改装した現在も一部に被ばく部分を残しているそうです。
旧日本銀行広島支店
筆者は1度訪れたことがあります。レトロな洋風の建物で、昭和の日本を彷彿とさせます。館内は重厚感があり、ところどころに原爆の痕跡が残されています。時々、アート関連の展示会場としても使われています。
被ばく電車
広島市内を走る路面電車に、被ばくした車両があります。現在でも、現役で運行しているそうなので、たまたま乗った電車が被ばく電車かもしれません。
ご紹介した場所以外にも、まだまだ訪れてほしいスポットがたくさんあります。新しい建物にも平和を願うアートが描かれていたりと、平和への願いは受け継がれています。
私たちは、履き心地にこだわったオリジナルのハンドメイドスニーカーSPINGLEを作っています。戦前から続く工場を受け継ぎ、伝統的な靴づくりの製法バルカナイズ製法を絶やすことなく受け継いできました。工場向かいの直営店GLOBAL SHOES GALLERYでは、SPINGLEを中心にシューズやバッグを取り揃えています。館内には、ギャラリーとカフェを併設しており、じっくりと靴を選んでいただけることはもちろん、府中のまち歩きの拠点として、旅の途中の足休めとしてもご利用いただける施設です。