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【広島発】ハンドメイドスニーカーSPINGLEの歴史とソールトートバッグ
熱に弱い革と、高温高圧を使用するバルカナイズ製法を組み合わせた、ユニークなスニーカーであるSPINGLEは、どうやって生まれたのでしょうか。SPINGLEの歴史を紐解きます。
90年前からゴム製品をつくってきた工場
現在、SPINGLEのスニーカーを作っている工場は、親会社から継承したもので、90年以上前から同じ場所に建っています。その場所は、広島県南東部に位置する広島県府中市です。
広島県府中市には、スピングルカンパニーのほかにも、家具や木工、工業製品などのものづくり企業やその本社があります。山や川に囲まれた、自然豊かな場所で、SPINGLEは生まれています。
親会社の創業当時は、飛行機や靴などのゴムパーツを製造していたそうです。それから、ゴム長靴や婦人靴、キッズシューズへと発展し、事業が拡大していきました。
1990年代に、日本でスニーカーブームが起きました。
日本製のスニーカーは売れなくなり、海外のスニーカーが人気になったのです。
そんな状況下でも、工場を残そうと奮闘した人たちが、ユニークな巻き上げソールで履き心地が良く、長持ちするハンドメイドスニーカーSPINGLEを生み出したのです。
デザインのルーツは体育館シューズ
SPINGLEの象徴でもあるゴム製のソールの波型の模様は、昔工場で作っていた体育館シューズに使っていた金型から着想を得たものです。
特に、ブランドのアイコンでもある110に使われているソールは、No.8という名前で呼ばれていて、SPINGLEマニアの方にもよく知られた存在です。
SPINGLEのアイコンをトートバッグに
現在では、SPINGLEのソールデザインをモチーフに作ったトートバッグもあります。
バッグに、SPINGLEのアイコンであるNO.8のソールをモチーフにした底面を付けています。巻き上げソールのデザインも踏襲されています。
底面の素材は、EVAなので、床や路面に置いても問題ありません。ですので、おでかけはもちろん、ゴルフやペットの散歩などのアウトドアシーンにもおすすめです。
使い方は、トートバッグのほかに、ショルダーストラップが付属しているので、ショルダーバッグとしても使えます。ストラップは、クロスボディでも使える充分な長さがあります。
バッグの表面には外付けポケットが付いています。必要なものがすぐに取り出せて便利です。
バッグの内側には、ペットボトルホルダーやファスナー付きのポケットがあります。SPINGLEのスニーカー同様、インソールがバッグの底に内蔵されています。
財布や小型のノートや本、財布やスマートフォン、お弁当などが、きっちりと入るサイズです。
色は、レッド、オレンジ、ライトグレー、オリーブ、ブラック、ホワイト、ネイビーの7色がラインナップしています。
このトートバッグは、よくプレゼントとしても選ばれています。日本の旅行のお土産に、いかがですか?
私たちは、履き心地にこだわったオリジナルのハンドメイドスニーカーSPINGLEを作っています。戦前から続く工場を受け継ぎ、伝統的な靴づくりの製法バルカナイズ製法を絶やすことなく受け継いできました。工場向かいの直営店GLOBAL SHOES GALLERYでは、SPINGLEを中心にシューズやバッグを取り揃えています。館内には、ギャラリーとカフェを併設しており、じっくりと靴を選んでいただけることはもちろん、府中のまち歩きの拠点として、旅の途中の足休めとしてもご利用いただける施設です。