【兵庫】日本の原風景とシーフードを楽しもう!大阪からJRで3時間30分で行ける「餘部」の楽しみ方4選
日本海の絶景とノスタルジーが楽しめる京都から山口県まではしるJR山陰本線。その中でも人気の「餘部」は、鉄道の歴史と日本の原風景を感じられるスポットです。オレンジ色のレトロな列車に乗って、餘部を訪れてみませんか。「道の駅あまるべ」で食べられるシーフードもご紹介します。
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目次
- 餘部に残る鉄道遺産:約100年間、地域の交通を支えた余部鉄橋
- 餘部の楽しみ方1:余部鉄橋「空の駅」展望施設
- 餘部の楽しみ方2:リクガメの「かめだそら」ちゃんに会いに行こう!
- 餘部の楽しみ方3:道の駅あまるべで絶品シーフードを楽しもう!
- 餘部の楽しみ方4:余部クリスタルタワーのライトアップを見に行こう
- おわりに
餘部に残る鉄道遺産:約100年間、地域の交通を支えた余部鉄橋
1912年に建設された余部鉄橋は、長さ309m、橋脚の高さ41.5mで、建設当時は東洋一のトレッスル式鉄橋と言われました。2010年にコンクリート橋に架け替えられるまで、JR山陰本線のシンボルとして地域の交通を支えてきました。
今は餘部駅側の3本の橋脚が保存され、余部鉄橋「空の駅」展望施設となっています。余部鉄橋を列車で渡ることはできませんが、ここを訪れると山陰本線の歴史を知ることが出来ます。餘部の楽しみ方は後ほどご紹介します。
1912年当時、最新の技術を駆使して余部鉄橋が建設されたのには理由がありました。山陰海岸は、山地が海まで迫ったリアス海岸特有の地形で、特にこのエリアは鉄道を水平に通す平地がほとんどありませんでした。このため、全長309mの余部鉄橋や全長1841mの桃観トンネルをはじめとした、数多くの橋梁やトンネルが建設されました。トレッスル式とは鉄の櫓を組んだ鉄道のことで、当時の鉄道院技師・古川晴一が最新技術で設計し、アメリカの橋梁技師・ポール・エルウオルフェルの意見を取り入れて完成しました。
約100年間、海風に耐えるための補修を繰り返しながら使われましたが、2010年にコンクリート橋に架け替えられました。残っているのは展望施設となった3本の橋脚のみですが、餘部の人々は今でも余部鉄橋を自分たちの暮らしのシンボルとして特別に感じています。
餘部の楽しみ方1:余部鉄橋「空の駅」展望施設
余部鉄橋「空の駅」には、余部鉄橋のレールがそのまま残っています。ここで写真を撮ると良いでしょう。
「空の駅」からは瓦屋根の立ち並ぶ日本の原風景を見られます。都会にはない、昔から変わらない日本の風景です。
餘部の楽しみ方2:リクガメの「かめだそら」ちゃんに会いに行こう!
リクガメのかめだそらちゃんは、余部鉄橋「空の駅」のアイドルです。2018年に、神戸から余部鉄橋にやってきました。「余部クリスタルタワー」横の公園に家があり、一日に数回公園内を散歩しています。
餘部の楽しみ方3:道の駅あまるべで絶品シーフードを楽しもう!
「道の駅あまるべ」は、余部鉄橋「空の駅」からエレベーターで地上に降りてすぐの所にあるお土産店です。ここでは、余部鉄橋の鋼材を使った鉄道グッズ等のお土産を買えるだけではなく、日本海で獲れた魚を使った食事メニューが気軽に食べられます。
ここで特に人気なのが、香住で獲れた魚を使った手軽なバーカーメニューです。写真はニギスを使ったバーガーで、トマトソースの酸味がニギスの揚げ物にマッチして絶品です。他にも特産のカニを使ったバーガーがあります。
餘部の楽しみ方4:余部クリスタルタワーのライトアップを見に行こう
余部鉄橋「空の駅」展望台まで45秒ほどで到着するエレベーターには、「余部クリスタルタワー」という愛称が付いています。余部クリスタルタワーは、季節ごとに色を変えてライトアップされます(午後9時30分まで)。
おわりに
餘部には、旅の疲れを癒す美しい日本の原風景があります。温泉やシーフードの楽しめる城崎温泉や香住にも近いです。京都・大阪観光の際は、1日足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
近畿の北側「丹波」「但馬」「丹後」「若狭」の魅力を伝える、任意の観光団体です。 北近畿の味覚は、冬の海の味覚の代表格「カニ」だけに終わらず「カキ」「ブリ」「フグ」、夏の「とり貝」「岩ガキ」「白いか」とそして、山の味覚は「丹波栗」「丹波黒豆」や夏のフルーツ「砂丘メロン」と、年中グルメが楽しめるエリアです。 そんな、広い北近畿を何度も訪れ、線の旅ができる情報発信が出来ればうれしいです。