【石川県】北陸の隠れ家・小松で楽しむ料亭文化
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石川県小松市は、江戸時代に「日本一の大名」と称された加賀藩・前田家3代の前田利常が小松城を隠居城としたことから、城下町が発展し、九谷焼などの伝統工芸、茶の湯や食文化が育まれ、今もその歴史と文化が息づいています。今回は京都とも金沢とも違う、本物なのに親しみやすい、小松の料亭文化と和食・日本料理の体験をご紹介します。
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目次
- 和食を通して、日本文化とその土地を知る
- 「小珠の和」の女将がナビゲート、初めての料亭体験は小松で!
- 小珠の和とゴディバ「結び」のHarmony
- 東京でも楽しめる小松の食文化と九谷焼
- 日本一の殿様が築いた隠れ家的な城下町
- 小松の料亭は、親しみやすさが魅力
- 小松へのアクセス
和食を通して、日本文化とその土地を知る
その土地の特徴は食文化に現れるもの。なかでも料亭の和食は、食材のよさや料理人の技術だけでなく、器や空間の演出、おもてなしに至るまで、総合芸術ともいうべき日本文化の粋が詰め込まれています。
東京、京都、大阪をはじめ、全国津々浦々に食通を唸らせる名店と呼ばれる料亭がありますが、当然ながら一流の食事とサービスを提供する店は料金が高額で、予約が1年、2年先まで埋まっていたり、紹介がなければ敷居を跨ぐことさえできない場合もあります。
料亭は敷居が高い(ハードルが高い)というのが一般的なイメージですが、石川県小松市の料亭は美意識と親しみやすさが両立しているのが特徴です。
「小珠の和」の女将がナビゲート、初めての料亭体験は小松で!
そんな小松の料亭の女将・若女将たちが「気負わず加賀料理を楽しめる小松の料亭文化を広めたい」と「こまつ女将 小珠の和(こたまのわ)」を結成。各店では、料亭が初めての人も、観光で初めて小松を訪れる人も、リラックスして楽しめる雰囲気とおもてなしで迎えるための取り組みに力を入れている。
小松の料亭では、海の幸・山の幸に恵まれた地の利を活かし、地産地消の新鮮な食材を加賀料理の技術で調理。料理を盛り付ける九谷焼や輪島塗りなどの器も魅力で、京都とも金沢とも一味違った味わいと世界観を楽しむことができます。
さらに「小珠の和」の女将たちは、元オリンピアン、パティシエの有資格者、寿司職人、三味線の指導者など、さまざまな経歴の持ち主で、それぞれの強みと個性を活かしたおもてなしと旅のプランなども提案している。美味しいお料理はもちろん、魅力あふれる女将との出会いが、旅の満足度を最高のものにしてくれるはず!
小珠の和とゴディバ「結び」のHarmony
「こまつ女将 小珠の和」が、もっと気軽に料亭での食事を楽しんで欲しいと、2024年8月31日(土)までの期間限定で、共同企画<小珠の和とゴディバ「結び」のHarmony>を開催中。この企画に参加する9軒の料亭や旅館で、各店自慢の料理の最後を締め括る一品として、コース料理の最後に女将が考案し「GODIVA café」のシェフが監修したスペシャルデザートを提供しています。
地元の食材を駆使して開発したオリジナルチョコレートのデザートは各店ごとの個性が光る、この夏しか味わえない限定品です。いずれも食事とセットで予約制ですが、ディナーだけでなく、ランチで楽しめるお店や宿泊もできる旅館もあるので、ぜひ「小珠の和」の各店で旬の味覚をふんだんに取り入れた料理とデザートを味わってみてください。
提供期間:2024年8月31日まで
Web限定の特別プラン
Webからスムーズに予約できるスペシャルプランはこちらから(予約サイトへ遷移します)
実施店舗
料亭 一浪(石川県小松市栄町1)
日本料理 梶助(石川県小松市大和町141)
料亭 小六庵(石川県小松市大文字町26)
和餐 伸(石川県小松市白江町八69-1)
安宅の関 長沖(石川県小松市安宅町ター140)
日本料理 なか乃(石川県小松市大和町112)
料亭 まつ家(石川県小松市安宅町730-1)
あわづ温泉 喜多八(石川県小松市井口町へ13) @awadu_kitahachi
割烹鮨 米八(石川県小松市松任町58) @sushi_yonehachi
東京でも楽しめる小松の食文化と九谷焼
小松の料亭のデザート開発に協力した「GODIVA café」でも、東京店・飯田橋店・日比谷店・日本橋店・二子玉川店・みなとみらい店・大宮店・越谷イオンレイクタウンmori店で、小松市の九谷焼の工房「浅蔵五十吉 深香陶窯」の浅蔵一華さんが手がけた、オリジナルの九谷焼の器を使い、小松産の大麦などの食材を盛り込んだ、期間限定のパフェを提供しています。
日本一の殿様が築いた隠れ家的な城下町
石川県小松市は、2024年3月に北陸新幹線の金沢駅-敦賀駅の区間が開業・延伸したことで、ますますアクセスが便利になり、旅の目的地として注目が高まっています。
小松空港は日本列島のほぼ中心である石川県に位置し、国内外各地へのアクセスに便利です。2024年4月現在、国内線が東京(羽田)、札幌(新千歳)、福岡、那覇の4路線、国際線がソウル、上海、台北の3路線で運航されています。3月に北陸新幹線が開通したことで、まさに小松は北陸における交通のハブといえる存在です。
古くから交通の要衝とされてきましたが、江戸時代には「日本一の大名」と称された加賀藩・前田家3代の前田利常(まえだ・としつね)が小松城を隠居城としたことで、城下町と文化が一気に花開きました。加賀藩主の前田家は日本一の所領を有し、将軍家から警戒されるほど別格の力と財を有した大名です。
そんな「加賀百万石」の財力を惜しみなく注ぎ込み、芸術・文化を奨励したことで、小松では九谷焼をはじめとする工芸やものづくりが発展。千仙叟(せん せんそう/後の裏千家始祖)を招き、茶の湯文化の保護・奨励に努めたことから、今でも茶道が市民に広く定着している、日本の古きよき伝統が感じられる町です。
小松の料亭は、親しみやすさが魅力
江戸時代といえば武士(侍)の時代ですが、小松の文化を担ってきたのは町衆や旦那衆と呼ばれる町人たちでした。小松の伝統文化を代表する「お旅まつり」と「子ども歌舞伎」も、350年以上にわたり町の人々が大切に受け継いできた誇りです。
茶の湯文化は懐石料理、加賀料理へと連なり、商人や北前船の廻船(かいせん)問屋などの町衆が料亭文化を育んできました。人と人の交流や和を大切にし、さまざまな人を受け入れる小松の料亭の懐の深さは、そうした町人たちに由来しているようです。
北陸の観光で人気ナンバーワンは加賀藩・前田家の居城があった金沢ですが、前田家の隠居城があった小松も魅力の上では負けてはいません。まだ観光客であふれていない落ち着いた隠れ家的な雰囲気も魅力の一つ。本物なのに親しみやすい小松の料亭で味わう和食から、日本文化を体感してみてはいかがでしょう。
小松の料亭で食事をすると、料理の味を左右する出汁の美味しさに驚き、その素材やルーツが知りたくなります。料理を盛りつけた器の美しさに心を奪われ、作り手の工房を訪ねたくなります。新鮮なお刺身や寿司ネタは、何という魚で、どこの海で獲れたものだろうと知りたくなります。和室の建築や装飾、飾られた季節の花に心が和みます。
料亭での体験は一皿ごとに感動と発見があり、女将たちのもてなしと案内で、日本文化の奥深さに触れる機会となるでしょう。
小松の料亭で和食の奥深さに興味を持ったら、昆布やカツオ節から出汁をとる体験ワークショップをはじめ、茶道やこの土地で愛飲されている棒茶を焙煎する体験、繊細で美しい和菓子作り、九谷焼の工房訪問や陶芸体験などもできます。日本料理・和食をキーワードに、知的好奇心を満たしてくれる、ここでしかできない文化体験はきっと思い出に深く残るでしょう。
小松へのアクセス
飛行機:小松空港
札幌(新千歳)から約1時間30分
東京羽田から約1時間
福岡から約1時間15分
沖縄(那覇)から約2時間10分
ソウル(仁川)から約1時間45分
上海(浦東)から約2時間5分
台北から約2時間50分
鉄道:小松駅
金沢から新幹線で11分、IRいしかわ鉄道で約30〜40分
東京から新幹線で最短2時間40分
大阪から最短2時間14分 ※敦賀駅で北陸新幹線に乗り換え
名古屋から最短1時間57分 ※敦賀駅で北陸新幹線に乗り換え
車(レンタカー):
自家用車やレンタカーであれば、北陸自動車道を利用してアクセスできます。
高速バス:
東京方面、京都・大阪方面、名古屋方面とつなぐ高速バスが運行されています。
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北陸エリア全体を盛り上げる取り組みを行なっています