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伊豆半島のアクティビティレポート(SUP)
伊豆半島ではたくさんのアクティビティが体験できます。 今回は、南伊豆でSUPを体験してきました。伊豆半島ジオパークの大自然に触れることができます。
伊豆半島のアクティビティを皆さんにお伝えするレポート第1弾ということで、いろいろ考えた結果「伊豆半島といえば海でしょ!!」という安直な考えのもと、最近運動不足の私はSUPとやらに挑戦したい!と思ってしまったわけです。
SUPとは、スタンドアップパドルボードの略称でハワイ発祥のウォーターアクティビティです。サーフボードより少し大きいボードの上に立って、パドルを漕いで水面を進んでいきます。
南伊豆でSUPツアーをやっている野村さんに連絡をとりました。
私でもできましたよ。という分かりやすい指標があるとよいだろう思いまして、私(20代運動不足)を筆頭に30代、40代、50代のスタッフを連れて、洞窟ツアーに行きたいんですけど...SUPやったことはないですができますか?
と、問い合わせしてみました。
ほとんどの皆様が初心者ですよ。立てない人はほとんどいないので大丈夫とのこと。
これならできそう!
夏になる前に、この情報をお届けして夏を楽しんでもらいたいので梅雨前にSUPを予約しました。
ところが、1回目雨で延期、2回目風で延期、3回目風で延期...と延期を繰り返しました。私は雨女なのですが、加えて風女でもありました。
ちなみに雨でもSUPは楽しめます。雨には雨の楽しみ方があるとか
気を取り直して、梅雨明けしてしまいましたが、いよいよ取材の日!!
最高のSUP日和!!
道中は快晴で遠くに富士山が見えています!
子浦区駐車場に到着。海水浴場になっていない浜のためとても静かな湾です。
いよいよ準備します。
まずライフジャケットを着用して、ヘルメットの付け方を教わります。マリンシューズは持っていなくても貸してもらえます。
何だか冒険に出るみたいでわくわくしてきました。
浜まで移動してSUPをやるときの注意事項や安全管理、パドルの持ち方や漕ぎ方を教えてもらいます。
初心者にも分かりやすく教えてもらえるので安心です。
今回使用するボードは初心者向けの浮力の大きいもので、安定して乗りやすいものだそうです。
いよいよボードに乗り込み、いざ出発です。
意外と乗れる...全員立つことができました!
漕ぎ始めて少しすると2人のスタッフが足が痛いと言い始めました。足が痛いのは落ちないように踏ん張って足に力が入りすぎているから、だそうです。
落ちれば、力入らなくなりますよ笑
少し漕いで、岸壁の方まで行きます。
ここで、方向転換の方法や止まり方などを教わります。
ちょっと難しい方向転換の方法を教わり、スタッフは次々に落下していきました。
足に力が入らなくなりました笑
この日は梅雨明けでとっても暑かったので海が最高に気持ちいい! 海水温は24~25度くらいで、少しひんやりして気持ちいい温度です。
ここで落ちた時のボードへの上がり方を教えてもらいます。
「魚がいますよー」とインストラクターの野村さんが言うので近づいてみると、(・・?どれだろう
これ、魚なんですって。どう見ても枯葉です。
ナンヨウツバメウオという魚でひらひらと漂うように泳ぐことから枯葉に擬態していると考えられています。
ちなみに、私は写真撮ることも忘れて本当に枯葉じゃないのかチェックしてましたので、野村さんに撮っていただいた写真で説明しました。
止まり方、回り方を習得したところでいざ冒険へ出発!!
波の浸食によって多くの場所で地層が観察できます。
かつては海底にあった火山灰などが固まり地表にでてきたことがわかります。
まずは、天然のトンネルくぐり抜けます。
一列になってボードを微調整しながら慎重に進んでいきます。
さて、一つ目の洞窟に到着しました。
野村さんによると洞窟は日や時間によって通れたり、通れなかったり、波に浸食されたり、崩落したりでなど日によって状況が変化するそうです。それが面白いんです。と野村さん
※日差しが強すぎて、カメラについた水滴が反射しています。
いよいよ洞窟!!
ごくまれに洞窟内で落石があるそうで、SUP南伊豆さんは安全のためヘルメットを着用しています。(当たった事がある人はいないそうですが。)
最初はこのヘルメットが不評なのでは...と不安になったそうですが、逆にアドベンチャー感がでて好評だったようです。
腹ばいにならないと通れないほどの高さの洞窟内は、差し込む光でとても綺麗でした。スリル満点!楽しくて何周もできます笑
洞窟を通り抜けて振り返ると美しい地層と、澄んだ海。
いい!すごくいいです!!(語彙力を失うくらいよいです。)
ここからは沖を目指します。野村さんの指示に従って船の航路や漁の邪魔にならないよう配慮しながら進んでいきます。
湾内は防波堤のおかげで波はなく、バランスも取りやすいのでグイグイ進んでいきます。
防波堤の横に辿り着いた辺りから、目の前にはさっきよりも大きいうねりが見えてきました。いけるかな...という感じでしたが、これがまた楽しいです。
波でボードがふわっと浮き上がる感覚が最高で、波に合わせてパドルを動かせばグイっと一気に前に進みます。この時、私の頭の中ではインディジョーンズのテーマがずっと流れていました 笑
しかし、波があるので油断してちょっと休むとすぐに戻されてしまいます。途中で、波に煽られたスタッフが1名落下。波のなかでボードに上がるのは難しそうでした。
1.5㎞くらいでしょうかまあまあな距離を漕いで、荒波(私的な)を乗り越えて到着したのは、さっきより大きい洞窟です。圧巻の景色!頑張って漕いで良かった~と思いました。洞窟の近くまでいくと、ひんやりと少し気温が下がった感じがしました。
洞窟の中から「ドドーン」「ザパーン」と波の反響音が聞こえてきます。
中に入っていくとさらに気温が下がり、長い年月をかけてできた洞窟内は幻想的な雰囲気です。
洞窟の奥まで進んで振り返ると、
これまた、素晴らしい景色が広がっていました。
ここでSUPの上に寝転がってぷかぷか何時間でも浮いていられそうです。
伊豆にもまだまだ知らないことがたくさんあるなぁと思わせてくれる絶景です。
海面から20、30㎝くらいのところに何やら鮮やかな色が見えます。
イボヤギというサンゴだそうです。薄暗い洞窟内でもわかる鮮やかなオレンジ色です。あまり日の当たらない場所に生息しているようです。
洞窟をたっぷり楽しんだら、今度は岸壁沿いを進んでいきます。
波が相変わらず大きく感じますが、野村さんはスイスイ漕いでいきます。すごい!
ここで私的に一番お気に入りのスポットを見つけました。
じゃん!!ドラクエみたいな壮大な感じがお気に入りです。
ドラクエのテーマが頭の中を流れながら向かった先は、透明度抜群の岩場です。ここでも、サンゴを確認することができました。今度は赤いサンゴです。よく見るとニワトリのトサカのようになっています。これはウミトサカと呼ばれているそうです。(正確にはウミトサカ目というらしい)そのまんまだ!!笑
浅瀬の岩場ではイカや魚の稚魚の群れを見つけることができました。
迷路のようになった岩場を進んでいきます。
「若い方は柱状節理の岸壁をみてマイクラみたいとおっしゃいます。」
確かに、頭の中はずっとゲームの世界です。
最後に辿り着いたのは、小さな洞窟です。
狭い!!しゃがまないと入れなさそう。
少しかがんで入っていきます。中は、立てるくらいの広い洞窟が広がっていました。
みっちり2時間(今回は取材のため3時間)
へとへとで浜に戻ってきましたが、口をそろえて楽しかった!!と大満足でした☆
インストラクターの野村さんはジオについてとても詳しく説明してくれますので、伊豆の壮大な自然を余すことなく楽しめ、伊豆半島を知るきっかけにもなります。
また、ツアー中の写真も撮影してもらえるので最高の思い出になりました。(野村さんは写真がとてもお上手です!)
どなたでも気軽に楽しるよう、ツアー内容を考えてくださるので、体力のある人はたくさん漕ぐことが出来ますし、のんびりしたい方はシュノーケリングも楽しめます。ドッグSUPも行っているそうで、ワンちゃんも一緒に楽しめます。
いかがでしたか?皆様もこの夏ぜひ挑戦してみてください!
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一般社団法人美しい伊豆創造センターは伊豆半島ジオパークを舞台に、来訪者と生活者の満足度向上に貢献し、美しい伊豆半島の持続的成長を創造する団体です。 伊豆半島の観光振興、伊豆半島ジオパークの保全、教育並びに持続可能な発展。また、地域振興を通じた生活者の満足度向上を行っています。