【最強】福岡おすすめ!博多ラーメン&王道スポット
福岡市の副都心「大橋」に2014年誕生した豚骨ラーメン専門店『博多玉』は、博多では珍しい自家製麺スタイルをオープン当初から貫いています。店内にはポップでキュートなアートが飾られており、女性一人でも通いやすい雰囲気が魅力です。児玉店主は、「自家製麺はお客様のため」と語り、天候や気温に合わせた麺作りを行っています。毎日炊き続ける豚骨スープと自家製麺の絶妙なバランスを追求し、安価に提供することで、より多くの人々に楽しんでもらうことを目指しています。変わらないために変わり続けるという姿勢で、博多のラーメン文化に新しい風を吹き込む『博多玉』のラーメンを、ぜひ何度でも味わっていただきたい一杯です。
博多玉とは
福岡市の副都心「南区大橋」に2014年に産声をあげ、10年が経つ「博多玉」。基本の豚骨ラーメンは濃い目とあっさりの中間ぐらいの最良の豚骨ラーメンと地元民は絶賛しています。
ここ大橋は、博多の中でもラーメン激戦区。その地にあり、長きに渡りずっと変わらないことをテーマとし、そのために変わり続けるという店主のこだわりが地元民に伝わっている人気店です。
ラーメンの値段も昔ながらの価格を維持して、今では有難い価格帯で毎日でも通いたいくらいのリーズナブルなお店です。
お店の雰囲気は、屋台風で気軽に入れて、敷居の高くないところも博多玉の特徴です。
店内は屋台を思わすような設えで気さくなダマさんとの会話も弾む
博多玉までのアクセス
博多玉は福岡の中心街からは少し離れる南区大橋という場所にありますが、西鉄福岡(天神)駅から西鉄電車で4駅/約6分、西鉄大橋駅西口から徒歩約2〜3分で言うなれば天神から合計約10分で到着する立地にあります。博多駅からですとバスで大橋駅まで那珂川営業所行きのバスに乗ると便利。約20分程度で到着します。
通り沿いの角にある博多玉。そこに現れるのはこの外観!大きな暖簾と外に置いてある寸胴がインパクトあり、一眼でわかります。これを見ると博多に来たなと感じる瞬間でもあります。
暖簾をくぐればそこはもう児玉ワールド!
ちょっと離れるとはいえ天神から電車に乗ってから約10分程度で到着する至便な場所なので私も福岡に行く度に必ずと言っていいほど食べに行くお気に入りのお店です。
博多の街の観光名所にも立ち寄りたいものです。
博多には観光名所が少ないと言われることもありますが、実際には魅力的な場所がたくさんあります。例えば、「❶キャナルシティ博多」はショッピングだけでなく、噴水のショーなども楽しめる人気スポットです。その周辺には博多の総鎮守「❷櫛田神社」があり、昔ながらのアーケード「川端商店街」も風情があります。さらに川を挟んだ向かい側には、九州一の繁華街「中洲」が広がり、中洲と天神を結ぶ「❸福博出会い橋」が観光の拠点となっています。橋を渡ると「❹旧福岡県公会堂貴賓館」があり、少し足を伸ばせば「❺赤煉瓦歴史館」も見逃せません。このエリアは、古き佳き時代の建物が点在しており、街歩きが楽しめます。
画像提供/福岡市
さらに博多観光を楽しむなら、少し足を伸ばして「❾シーサイドももち」へ行くのもおすすめです。ここには「みずほPayPayドーム」や「福岡タワー」、そしてリラックスできる「ももち海岸」があり、まるで小旅行のような体験ができます。
夜になると天神・博多のエリアには屋台(❻はその一部の様子)が立ち並び、地元の人々や観光客で賑わいます。
また、「櫛田神社の節分祭」や「舞鶴公園(福岡城址)」の桜、「博多どんたく港まつり」や「博多祇園山笠」などの祭りやイベントも見どころ満載です。これらの時期に訪れると、さらに特別な旅が楽しめるでしょう。そして、博多といえば「ラーメン」。これは外せません!軽いおやつ感覚で手軽に食べられるのも魅力です。
博多のラーメンは日常食
気さくな店主の児玉皓さん(愛称:ダマさん)が「博多のラーメンは気軽な日常食であるべき」と開業したのが2014年。
当時から変わらないテイストのラーメンは、昔ながらの博多ラーメンをそのまま現存させるシンプルな構成です。
白濁した豚骨スープに細麺が泳ぎ、その上にチャーシューとネギのみという本来のシンプルな博多スタイル。余計な脚色はいらない。それがダマ琉だと言えます。
心のこもった小麦を感じる麺とダイナミックに伝わる豚の旨味を封じ込めたスープ、それを引き立てる薬味のネギ、そしてチャーシューと本当にそれだけで良いって感じのラーメンなんです。
この丼顔こそが「The博多ラーメン」なのです。
スープへのこだわり
甘味こそ感じる豚骨スープは濃くなくあっさり過ぎずと毎日食べれるほどの良い加減。これがダマさんの求めるテイストなんです。
豚の頭骨は使わず、ゲンコツと背ガラで炊いた臭みのない旨味を抽出したついつい飲み干してしまうほどの美味しい豚骨スープが博多玉の味でそれを求めてたくさんの地元民が足を運びます。
麺へのこだわり
近年自家製麺は増えてきてますが、博多で自家製麺はあまり多くなかもしれません。街にはいたるところにラーメン屋さんがあるという環境なので昔から製麺職人さんが「屋台やラーメン店のために美味しい麺を」と鎬を削って作っているのがラーメンの街「博多」だからこそなのでしょう。
その環境下で麺は裏手にある工房でダマさんが丁寧に作る自家製麺。だからこそできる100円替玉。まさに替玉天国!学生さんや子供さんも元気に替玉をコールしている様子を見かけます。麺の硬さはバリやわ・やわ・普通・かた・バリかた・はりがねと6段階から選べます。私は好み的に「かた」をオーダーしています。製麺のこだわりは、天候に応じて配合を変え、2日間熟成させることだそうで、これが極細ストレートでもコシを出し、歯切れが良い麺を生み出しているんでしょうね。ダマさんの「ラーメンはできるだけ安く」って発想から自家製麺を始めたと言う男気が素敵だなぁと思います。
裏の工房で丁寧に麺を打つ児玉さん。ラーメンを安く食べていただくための努力というのがすばらしい。
トッピングへのこだわり
シンプルな中にもこだわりが詰まっています。「豚は九州産のお肉、ネギは糸島産の九条ネギ、玉子は朝倉郡の平野養鶏場の輝黄玉子を使用。」と産地にはこだわりを持つ、ここもラーメンを作りたいがために調理師免許をとったというダマさんらしいところではないでしょうか。
↑九州産の豚肉をて仕込みで1本1本丁寧に巻き、しっかりと醬油ベースのタレで煮込む。豚骨スープとのバランスも最高!
辛玉、黒玉というラーメンもあります。
博多玉にはデフォルトのラーメンの他に「辛玉」「黒玉」という2種のラーメンもあります。デフォルトのラーメンをベースにラー油と唐辛子でピリ辛に仕上げたのが「辛玉」。これが豚骨スープと相性が良く、ついつい替玉に手が出てしまうほど。スープが少なくなってまぜそば風になるとまた違った美味しさを発見できます。辛いもの好きの方はどうぞ。対して「黒玉」。これはご存知の方も多いでしょうがいわゆる熊本のラーメンを模したマー油(焦がしニンニク)を使ったラーメンです。パンチ力を求めたい人におすすめのパワー系ラーメンです。どちらのラーメンも探究心旺盛のダマさんならではの手作りな味が美味しさを倍増します。
このポップさも愛されキャラな雰囲気を醸し出しています
注文方法やマナー
ここでは、注文方法やマナーについて紹介します。
行列の並び方・注意点
お店の前に列ができている時には、並ぶ必要があります。その際、いくつか注意点があります。
1. 最後尾に並ぶ。
2. 全員が揃ってから並ぶ。
3. 割り込みをしない。
4. 他のお店やおうちの入り口を塞がない。
5. 道に広がりすぎない。まっすぐ並ぶ。
ルールを守り、みんなが気持ちよく過ごせるようにしましょう。
注文方法
日本におけるラーメン店での注文方法は、券売機という機械でチケットを購入する方法と、メニュー表を見て口頭で伝えるという、大きく分けて2つの方法があります。
「博多玉」の場合は、席で注文する形となります。
支払方法は、現金またはQRコード決済(PayPay)のみとなります。
1)ラーメンの注文時に麺の硬さやトッピング(別料金)を併せて注文します。
2)麺のおかわりがしたい時は「替玉」(別料金)を口頭で店主にオーダーください。
<お店からの注意事項>
①お1人様1杯のラーメンをご注文ください。(シェアはお断りしております。)
②食べ終わりましたら、次の方に席をお譲りください。
③スープ切れで営業を終了している場合がございます。ご了承ください。
店主:児玉皓氏から一言
「ここでしか味わえない、派手さのない本物の博多ラーメンをお届けし続け、気づけば丸10年が経過しました。」
九州産の厳選素材を使い、丁寧に炊き上げたスープは、豚骨の深い旨みと優しい味わいが自慢です。2日間熟成させた自家製麺は、シンプルながらも弾力があり、スープと絶妙に絡み合う一杯を生み出しています。
シンプルだからこそ飽きのこない、王道の“the 博多ラーメン”。心を込めて作り続けている真心のラーメンを、ぜひ一度味わっていただきたいです!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
営業時間・店休日
【営業時間】11:00〜15:00、18:00〜24:00 ※スープがなくなり次第終了
【店休日】日曜日と祝日の月曜日(その場合は日曜日と月曜日は連休)
「女性が一人でもラーメンを食べることの出来るカルチャーを広めたい」そんな思いから食べ歩きを開始して20年。47都道府県を食べ歩き、年間600杯以上を食べるラーメン大好き女子。男性のラーメンフリークが多いなか、タレントとしても活動しながら体型維持も視野に入れたラーメンライフにも注目。人気ラーメン店を貸し切るなどした「ラーメン女子会」を主宰し、2015年、横浜赤レンガ倉庫にて「第一回ラーメン女子博」を開催。全国から人気店が集まる同イベントは、その後、大阪、名古屋、東京、熊本、静岡と全国各地で開催し累計約75万人を動員。 2018年には株式会社Ramen Switchを設立し、世界初のラーメンジュエリーブランド「ZURU+.」をリリース。ラーメンの酒『NOODLE SAKE –春華秋冬-』『稲とアガベ ラーメン専用クラフトサケ』プロデュース・著書『東京ラーメンコレクション』(昭文社)