【兵庫県朝来市】 『日本のマチュピチュ』竹田城跡の登り方
兵庫県屈指の絶景スポット。『日本のマチュピチュ』『天空の城』とも呼ばれ一目見るために遠くからたくさんの方が訪れます。竹田城跡のアクセス、登り方、竹田城跡内の見所などを細かくご紹介いたします。ぜひ読んでいただいて、竹田城跡までいらして下さい。
朝来市とは
朝来市は兵庫県の北部に位置しています。日本100名城の竹田城跡や近畿最大の円墳茶すり山古墳、史跡生野銀山をはじめとする産業遺産など古代から近代にかけての貴重な歴史・文化遺産が点在し、エリア全体がまるで「まるごとミュージアム」です。
竹田城跡とは
魅力
竹田城跡は、南北400m、東西100m、石垣遺構としては国内最大の規模と言われています。江戸期より前の時代の石垣がほぼそのままの状態で残されています。自然石をほとんど加工せずに「穴太積み」で積み上げられた石垣は、400年以上たった今も、荘厳な姿を見せてくれています。また、昭和18年には全国屈指の山城遺構として国の史跡に指定されました。平成18年には日本城郭協会により「日本100名城」に選定されました。兵庫県屈指の絶景ポイント『日本のマチュピチュ』また、城跡が雲海に浮かぶ幻想的な光景から『天空の城』とも呼ばれています。
歴史
1441〜1443年 13年間かけて嘉吉年間築城。竹田城はこの時、赤松氏に対する山名氏方の最前線基地のひとつとして築城されました。以後、太田垣氏7代にわたり城主となりますが、天正5年(1577)、羽柴(豊臣)秀吉の但馬攻めにより攻略、羽柴秀長が城代となりました。これ以降、竹田城は織豊方の拠点城郭として機能しました。天正8年(1580)、羽柴秀長は、出石・有子山城に入り、その後、竹田城は秀長の属将、桑山重治に預けられました。さらに、天正13年(1585)、桑山重治が紀伊和歌山に転じると、赤松広英が城主となりました。天正13年から慶長5年までの15年間、竹田城最後の城主として善政行い、民に「仁政の君主」として慕われていました。また、今見られている石垣は、広秀が城を大きく改修した時に造られたといわれています。慶長5年(1600)、関ケ原の戦いで広秀は西軍に与するが、その後東軍として鳥取城攻めにも参戦し勝利しましたが、鳥取城下に火を放ち市中を焼いたかどで、家康に自刃の命を受け鳥取で39歳の生涯を閉じました。城主がいなくなった竹田城は廃城となりました。
朝来市へのアクセス
朝来市へのアクセスについてはこちらをご覧ください。
お車でお越しの場合
北近畿豊岡自動車道・播但連絡自動車道の「和田山IC」が最寄りのICです。IC下車後、「和田山IC前」信号を左折、約10分ほどで各駐車場です。駐車場については下記「竹田城跡アクセスマップ」をご覧ください。竹田城跡には山城の郷駐車場が一番近い駐車場になります。西登山道よりお登りください。
電車でお越しの場合
JR播但線の「竹田駅」が最寄駅です。バス停「竹田駅」発の天空バスを利用して、「竹田城跡」バス停まで乗り、そこから西登山道を竹田城跡の料金所まで徒歩20分です。他にも、駅裏登山道ルートで徒歩40分、表米神社登山道ルートでも徒歩40分どちらの登山道もは急な登山道となっています。お気をつけてお登りください。
竹田城跡アクセスマップ
詳しくは、下記よりご覧ください。英語版や中国語版も下記より
竹田城跡への登り方【山城の郷より】
竹田城跡への登り方【JR竹田駅より】
おすすめルート《天空バス+西登山道》
「JR竹田駅」、「山城の郷」などを循環する天空バスで、西登山道にある「竹田城跡」バス停へ。そこから徒歩で大手門入口まで約20分(800m)
JR姫路駅やJR和田山駅よりJR播但線でJR竹田駅へ
JR播但線 竹田駅は1906(明治39)年の開業。瓦葺に白壁の当時のままの駅舎が、今も現役で使われています。
JR竹田駅より天空バスに乗って城跡に出発♬
天空バスは季節やっ道路状況によって、運行時刻等が変わることがあります。必ず事前に確認をお願いします。
山城の郷(経由、よりみち)
山城の郷にもバス停があります。ここでは降りずに竹田城跡バス停まで乗りましょう。
よりみちしてランチやスイーツを食べるのも良いでしょう。ただし、次のバスの時間にはくれぐれも注意して下さいね。
竹田城跡バス停・タクシー乗降所から徒歩で登城
天空バスは、竹田城跡バス停まで、帰りのバスもここから乗ります。
ここからは、竹田城跡まで徒歩で登城します(約20分)。アスファルトの道が収受棟までつづきます。歩きやすいですが、城跡の中は、舗装されていないところも多く登山靴や運動靴をおすすめします。
よりみち(トイレ)
少し歩くと、横に上がる坂道があり、こちら中腹トイレという看板があります。
そこを登ると
トイレと自動販売機(売り切れの時も)あります。御用のある方はお立ち寄りください。
落ちない岩
大きく曲がるカーブの脇の崖っぷちに立つ姿が落ちそうで落ちない「落ちない岩」があります。3月の開山日には、神主のお払いのもとに地元住民の方が安全祈願・合格祈願をされます。最近では、受験生の間で評判となり合格祈願に訪れる人が増えています。
料金収受棟入口からいよいよ城跡へ
観覧料 個人料金 大人(高校生以上)1名 500円 中学生以下 無料
団体料金(20名以上) 大人(高校生以上)1名 450円 中学生以下 無料
竹田城跡の観覧時間は季節などで変わります、詳細は竹田城跡ホームページへ
竹田城跡の見所
大手門(枡形虎口)
大手門とは、表玄関のことでここに門があったと思われます。石垣は敵が侵入しにくいように、狭く左に折れ曲がり、マスの底のように四方が高く、上から攻撃をしやすいように作られています。
矢穴
階段を登り切った、前の石垣にはまっすぐに同じ様な穴が並んで残っている石があります。石にミシン目のような穴(矢穴)を点々と開け、専用の工具でたたいて割っていたと思われます。その当時の矢穴の残る石は、どうしてここにあるのか、どうして割らなかったのか,考えるのも竹田城跡の楽しみ方です。
三の丸でベンチに座って城下を眺める
天守台(算木積み)
算木積みとは、石垣の出角部分において、長方形の石の長辺と短辺を交互に重ねて積んでいく技法です。これにより石垣の強度が増し、崩れにくくなります。
天守台からの眺め
パワーストーン(鏡石)
石の表面が鏡のような平らな巨石で、藩主の権力の象徴とされていました。玄関付近の通路に設置され、敵に威圧感を与える効果があったといわれています。最近、竹田城跡の鏡石はパワーストーンで、手をかざしてると元気が出てくるとかないとか言われています。
最後に南千畳で石垣をバックに記念撮影
写真のスポット
立雲峡
立雲峡は、「但馬佳乃」とも呼ばれる、北近畿一の桜の名所で、春には山桜やソメイヨシノが咲き乱れます。
また近年では、雲海に浮かぶ「天空の城」に例えられる「竹田城跡」を望むことができる、人気の展望・写真スポットであります。
近畿の北側「丹波」「但馬」「丹後」「若狭」の魅力を伝える、任意の観光団体です。 北近畿の味覚は、冬の海の味覚の代表格「カニ」だけに終わらず「カキ」「ブリ」「フグ」、夏の「とり貝」「岩ガキ」「白いか」とそして、山の味覚は「丹波栗」「丹波黒豆」や夏のフルーツ「砂丘メロン」と、年中グルメが楽しめるエリアです。 そんな、広い北近畿を何度も訪れ、線の旅ができる情報発信が出来ればうれしいです。