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益子の楽しみ方 Vol2 ~中世の息吹を感じる古刹古社を巡る~
益子町といえば「益子焼」が有名で、毎年春と秋に行われます「益子陶器市」には春秋合わせて約60万人が訪れますが、実は益子町には益子焼以外にも魅力ある観光スポットがたくさんあります。 益子の楽しみ方第2弾、益子焼以外の益子の楽しみ方をご紹介します。
益子の文化財
東日本では珍しい中世に創建された国指定文化財がいくつも残されています。
高館山中腹にある西明寺では、室町時代の楼門や三重塔が悠久のときを刻み、宇都宮氏の祈りの場となった大羽地区には、地蔵院や綱神社が静かに鎮座します。
草木の香りに包まれながら、遥かなる歴史に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
地蔵院(国指定重要文化財:本堂)
宇都宮家の墓所(県指定史跡)
綱神社(国指定重要文化財)
大倉神社(国指定重要文化財)
西明寺(国指定重要文化財:楼門、三重塔、本堂内厨子)
圓通寺(国指定重要文化財:表門、県指定文化財:一切経塔)
小宅古墳群(県指定史跡:1~18号墳)
関東平野の北、栃木県の南東部になだらかに広がる益子町。 四季折々の自然と、ゆるやかな起伏の山に育まれたこの土地では、やきものの原料となる良質の陶土を産出します。 手のひらで包むと、土のぬくもりがじんわりと伝わってくるやきものは、“益子焼”として日本のみならず、海外にも知られるようになりました。 また民芸運動の拠点として、昔から内外の陶芸家を受け入れてきた進取の気性に富む土地柄も大きな魅力です。 長い間培われてきた歴史と文化、豊かな自然に触れるたび、益子の奥深さを味わえることでしょう。