旅の準備はじめよう
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和装の結婚披露宴や祝賀会など、日本のおめでたい行事には欠かせない「鏡開き」。その時に使われるのが「菰樽」です。工場を見学して菰樽の歴史と製造方法を学び、鏡開きと自分だけのオリジナルミニ菰樽づくりを体験します。ここでしかできない体験です!
今から約400年前の江戸時代。お酒の銘醸地である伊丹や灘から江戸に船でお酒を運ぶときに、樽どうしがぶつかって破損しないように、藁で作った菰を梱包材として巻いて保護をしたことが菰樽の始まりです。やがて他の銘柄と区別するためにデザイン性の高い菰が作られるようになりました。伝統的な菰樽の菰は稲藁で作られますが、 現在はポリプロピレンが主流となっています。藁でできた菰より耐久性があり、室内保管がしやすいなどの特徴があるそうです。
もともとは運搬用に作られてきた菰樽ですが、現在では日本的なディスプレイとして飲食店や店舗で使われることも多いですね。神社に奉納された菰樽を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺に登録されましたが、お酒を飲むだけではなく、菰樽を通して日本の酒文化に触れてみてはいかがですか。大阪梅田駅から阪急電車で12分、塚口駅の近くで菰樽づくりの見学や、自分だけのオリジナルの菰樽を作ることができます。気軽に梅田から日帰りで体験しに出かけてみませんか?
樽を包む菰を作る工程の見学からスタート。稲藁を一本ずつ機械に差し込んで編んでいきます。職人さんの作業はとてもスピーディーでリズミカルです。
次に印刷工程を見学します。
そして、熟練の職人が樽に完成した菰を巻き付ける工程の見学です。体全体を使って、大きな樽に手際よく菰が巻き付けられていきます。
鏡開きはテレビなどで見ることはあっても、実際にやったことがある人は少ないのではないでしょうか。ぜひ体験してみてください。
そしていよいよミニ菰樽づくり体験です。菰に油性マジックで好きなイラストや文字などを描きます。1.8リットルの小さいサイズなので、そのまま持って帰れます。自由にデザインできますので、自分用に記念品としても、また家族へのプレゼントとしてもぴったりです。自分だけの菰が出来上がったら、職人さんが樽に巻き付けて完成です!
この体験ができるのは、大阪梅田駅から阪急電車で12分の、塚口駅から歩いて7分の「岸本吉二商店」。2月から10月の平日のみ参加可能です。所要時間は1時間15分程度。料金は一人あたり7,700円(税込)です。4名以上で事前に予約してください。
詳細・予約はこちらをご覧ください。https://www.hyogo-tourism.jp/terroir/experience/218/
いかがでしたか?ここでしかできない菰樽づくりに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
尼崎市は兵庫県の南東の端に位置する、人口約45万人の中核市です。 阪神電車、JR、阪急電車が東西に走っていて、大阪や神戸、京都や奈良へも乗り換えなしでアクセスでき、関西3空港へも1時間以内で移動できる、交通の便がとても良い町です。 【城のある町】 元和3(1617)年、江戸幕府の命により、譜代大名・戸田氏鉄(うじかね)が尼崎藩主に就き、新たに尼崎城を築きました。明治6(1873)年の廃城令後に取り壊されるまで約250年もの間、大坂の西の守りとしてその雄姿を誇った尼崎城は、2019年に再建され、再び町のシンボルとなっています。 【人情の町】 尼崎には古くから賑わいが続く商店街や、銭湯などが多くあり、町のあちこちに下町の風情が残っています。人情味あふれる気さくなおっちゃんやおばちゃんと会話すると、懐かしさと温かさが感じられます。 【産業と環境が共生する町】 明治時代、紡績工場の開業で工業都市としての第一歩を踏み出した尼崎は、その後高度経済成長をリードしてきました。近年は、温室効果ガスの大幅な削減など低炭素社会の実現に向け、高い目標を掲げて先駆的な取組にチャレンジする都市として、平成24年度には国から「環境モデル都市」に選定されました。 ※一般社団法人あまがさき観光局は、尼崎に関わる様々な関係者の方々のご協力をいただきながら、地域の資源を最大限に活用することにより、観光客を広く呼び込み、地域経済を潤し、市民の地域への誇りと愛着を育む尼崎ならではの観光地域づくりに未来志向で取り組んでいくため、2018年3月に設立されました。