三軒茶屋の観光スポット14選：人気カフェ＆グルメ、居酒屋も紹介

三軒茶屋は、最新のおしゃれカフェや名店グルメ、居酒屋街「三角地帯」などが集まる個性的な街です。本記事では、ランチや昼飲みもできる人気店など、三軒茶屋観光を楽しむためのおすすめスポットを三軒茶屋勤務のライターが紹介します。

ライター

大久保太太

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個性的なカフェ＆ショップが集まる街「三軒茶屋」

世田谷線の三軒茶屋駅
東京都世田谷区にある三軒茶屋は、地元の人々からは親しみを込めて「三茶」と呼ばれる街。

地名の由来は、現在の三軒茶屋交差点周辺にかつて存在した「信楽」「角屋」「田中屋」という3軒の茶屋にあるとされ、1932年に正式な地名として採用されました。

昭和な面影を残す街並みには、おしゃれなスイーツカフェやパン屋、個性豊かなヴィンテージショップが点在し、昔ながらの風情を感じられる居酒屋も軒を連ねています。レトロな雰囲気と最新のトレンドが共存する、魅力あふれるエリアです。

渋谷駅から東急田園都市線で2駅（急行なら1駅）というアクセスの良さも魅力の一つ。また、2両編成の小さな電車でお馴染みの世田谷線の発着駅でもあり、猫の神社として知られる「豪徳寺」などへ向かう際の経由地としても利用されています。

豪徳寺

三軒茶屋の観光スポット

ここでは、三軒茶屋を語る上で欠かせない定番スポットを三軒茶屋勤務の筆者がご紹介します！

キャロットタワー

三軒茶屋駅直結の「キャロットタワー」は、オレンジ色の外観が目印の三軒茶屋のランドマークです。

スーパーやスイーツショップ、ユニクロやTSUTAYAなどの商業施設から、劇場、オフィスまで多様なテナントが集結した複合商業施設です。

26Fには誰でも自由に入場できる無料展望スポット「スカイキャロット展望ロビー」があり、午前9時30分〜午後11時まで東京の景色を一望できます。西側には東京タワーが見え、富士山を背景にした夜景もとても雄大で一見の価値ありですよ！

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キャロットタワー

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂４丁目１−１

三軒茶屋に位置する複合施設で、デパート、スーパー、衣料品店、行政機関、オフィスビルが集結しています。屋上の展望台からは東京西部の街並みを一望でき、さらに富士山を遠くに眺めることもできます。この施設は三軒茶屋の繁華街の中心地としても知られています。

茶沢通り

「茶沢通り」は三軒茶屋のメイン商店街で、2024年には『世界で最もクールな30のストリート』の9位に日本から唯一ランクインしたことでも話題です。

カフェやパン屋をはじめ、グルメ、居酒屋、ドラッグストア、日用品などあらゆるショップが軒を連ねており、日曜・祝日の午後1時〜午後5時までは歩行者天国になり賑わいます。

茶沢通りは下北沢まで続いており、三軒茶屋から下北沢へは歩いて約30分。通り沿いの路地には隠れ家的なお店もあるので、三茶〜下北さんぽに出かけてみても楽しいですよ！

三角地帯

三角地帯
三軒茶屋の「三角地帯」は、個性的な居酒屋や飲食店が集まるディープなエリアです。

三角地帯は三軒茶屋交差点近く、「カラオケビッグエコー三軒茶屋駅前店」の裏手に広がるエリアを指し、細い路地が入り組んだ独特の雰囲気が魅力です。昭和の風情を感じるレトロな居酒屋から、斬新なコンセプトのバーまで、多彩な店舗が軒を連ねています。

観光客だけでなく地元の人々にも愛される、三軒茶屋の夜の楽しみが詰まったスポットです。

三角地帯はカラオケ店の裏手に広がっています

すずらん通り

三軒茶屋の中心エリアに位置する「すずらん通り」は、多彩な飲食店が軒を連ねる活気あふれるスポットです。短い路地に居酒屋や回転寿司、インドカレー、ラーメン店など、さまざまなジャンルのグルメがそろっています。

夜になると提灯が灯り、地元の人々や仕事帰りの人々で賑わう居酒屋ストリートに。三軒茶屋にはいくつもの飲み屋街がありますが、その中でも「すずらん通り」は初心者でも気軽に立ち寄りやすい雰囲気が魅力です。

ゴリラビル

三軒茶屋駅から茶沢通りを歩くこと約6分、突如として目に飛び込んでくるのが「ゴリラビル」です。

3F建ての建物の屋上から巨大なゴリラが顔を出し、その手のひらには女の子が乗っているという、まるで映画のワンシーンのようなユニークな光景が広がります。約40年の歴史を持つこのゴリラは、三軒茶屋のシンボル的存在。

訪れた際には、ぜひ記念撮影を楽しんでみてください！

ゴリラビル

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂３丁目１５−２

駅から茶沢通りを歩いて約6分、三軒茶屋の隠れたスポット「ゴリラビル」に到着します。3階建ての建物で、巨大なゴリラが屋根から頭を突き出し、その手のひらには女の子が座っているという、まるで名作映画のワンシーンを再現したような光景が広がります。賑やかなエリアから少し離れた場所にあり、約40年の歴史があると言われています。

世田谷公園

photo by AC
「世田谷公園」は、三軒茶屋から徒歩圏内にあり、噴水を中心に憩いの空間が広がるスポットです。

毎年秋に開催されるパン好き必見のイベント「世田谷パン祭り」の会場の一つで、期間中は全国から有名ベーカリーが集まり、さまざまなパンを楽しめます。

公園周辺にはグルメの名店も多く、かき氷の「和kitchenかんな」、アップルパイ専門店「グラニースミスアップルパイ & コーヒー」、チーズケーキやドーナツが人気の「パークストア」、バーガーショップの「FUNGO」などがあり、休日のお出かけにぴったりです。

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世田谷区立世田谷公園

〒154-0023 東京都世田谷区池尻１丁目５−２７

三軒茶屋のカフェ・スイーツ

三軒茶屋には、魅力的なカフェやスイーツショップが数多く点在しています。

どこに行こうか迷ってしまうほどの選択肢がある中で、こだわりの味を提供するおすすめの店舗を厳選してご紹介します。

Obscura Laboratory

「Obscura(オブスキュラ)」は、日本のサードウェーブコーヒーを牽引する名店の一つ。

高い焙煎技術を誇り、都内の多くのカフェにコーヒー豆を提供しています。三軒茶屋には3店舗、渋谷に1店舗を展開し、それぞれ異なるコンセプトを持つのも魅力のひとつです。茶沢通り沿いの「LABORATORY（ラボラトリー）店」では、多種類のコーヒー豆を取り揃え、淹れたての一杯を楽しめます。こちらの店舗はテイクアウト専門ですが、駅南口から徒歩30秒の「Home店」ではイートインが可能。

ドリンクもコーヒー豆も高品質ながら手頃な価格で、毎月変わる季節限定メニューも見逃せません。筆者が東京で一番好きなカフェです！

Obscura Laboratory

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-28-9

日本のサードウェーブコーヒーの先駆けとして知られる有名店で、その優れた焙煎技術が高く評価されています。多くのコーヒーショップがこの店と提携し、コーヒー豆の焙煎を依頼しているほどです。東京には4店舗を展開しており、「Laboratory」店舗では、多彩なハンドドリップコーヒーが提供され、さまざまな種類のコーヒー豆やドリップバッグも販売されています。飲み物やコーヒー豆は高品質ながらもリーズナブルな価格で提供されており、毎月季節限定のスペシャルドリンクも登場します。

cafe The SUN LIVES HERE

住宅街の一角にありながら、常に満席の人気チーズケーキ専門店「Cafe The SUN LIVES HERE 」。

看板メニューの瓶入りチーズケーキ「チルク」は「せたがやみやげ」に指定され、全国推奨観光土産品審査会にも選ばれています。一番人気の自家製ティラミスは、北海道産マスカルポーネチーズと十勝生クリームを使用した贅沢な一品。ミルキーな生乳クリームソースを自分でトッピングしてスイーツを完成させる工程も楽しめます！

さらに、2024年5月にオープンした「キャロットタワー店」では、ホールケーキなどの手土産も購入可能。世田谷公園近くの「パークストア店」では、クリームたっぷりのドーナツも人気です。

cafe The SUN LIVES HERE

〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋１丁目２７−３３

人気のチーズケーキ専門店「cafe The SUN LIVES HERE」。北海道十勝の牛乳とバターを使用し、自家製のサワークリームを合わせて作られた、濃厚で香り高い贅沢な味わいが特徴です。瓶詰めのチーズケーキは2017年から「世田谷みやげ」に指定、2019年より「全国推奨観光土産品審査会」推奨品に選定された商品がある。更にはBRUTUS「お取り寄せGP」準グランプリ受賞。

喫茶Seven

「喫茶Seven」は、三軒茶屋の「三茶栄通り商店街」に佇む老舗喫茶店。

1963年創業のこの店は、昭和レトロな雰囲気が漂い、店内には懐かしい家具や装飾が並びます。

メニューには、ナポリタン、オムライス、アイスクリームソーダ、チョコレートサンデーなど、昔ながらの喫茶店の定番が勢ぞろい。ランチタイムはもちろん、ティータイムや夜カフェとしても利用しやすいお店です。

喫茶セブン

〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋１丁目３２−１３

三軒茶屋の「栄通り商店街」にある喫茶店。1963年創業で、60年の歴史を誇ります。外観はどこか懐かしい雰囲気を漂わせて、家具や装飾がまるで自宅にいるかのような居心地の良さを感じさせます。メニューには昭和時代の喫茶店を彷彿とさせるクラシックな料理が並び、平日も休日も多くのお客で賑わい、いつも満席になることが多い人気店です！

5.ブルーボトルコーヒー三軒茶屋店

アメリカ発の人気カフェチェーン「ブルーボトルコーヒー」の三軒茶屋店は、築50年の建物をリノベーションしたユニークな空間が魅力。

歴史ある建物の特徴を活かしながら、モダンなデザインを取り入れたコーヒースタンドになっています。広々とした屋外席は、愛犬連れの近隣住民の憩いの場としても人気。また、建物裏手のギャラリースペースでは、定期的にアート展が開催され、地域文化の発信拠点にもなっています。

ブルーボトルコーヒー三軒茶屋カフェ

〒154-0024 東京都世田谷区三軒茶屋1-33-18

アメリカ発のコーヒーチェーンブランドで、「コーヒー界のアップル」と称されるほど、高品質なコーヒーとシンプルでスタイリッシュなブランドデザインで知られています。50年以上の歴史を持つ地元の診療所跡をリノベーションし、元の建築の特徴を多く残しています。また、アート展覧会などのイベントも頻繁に開催されています。

和菓子百名店「今川焼かしわや」

東急世田谷線の出口付近（キャロットタワー1F）にある「今川焼かしわや」は、長年にわたって地元で愛されるスイーツ店。

ボリュームたっぷりの今川焼は、季節ごとに異なる限定フレーバーが登場し、小学生からお年寄りまで幅広い層に親しまれています。2023年には「食べログ和菓子・甘味処 TOKYO 百名店 2023」に選出。

毎週水曜日と第2・第4日曜日には、タピオカ粉を使用した「白い今川焼」も販売され、特にクリームチーズ味は甘酸っぱく、筆者のおすすめです！

今川焼かしわや

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂４丁目１−１

三軒茶屋にある老舗の今川焼き店は、季節ごとに変わる多彩なフレーバーが楽しめます。大ぶりで食べ応えがあり、価格もリーズナブルなため、地元の人々や学生たちに愛されています。2023年には和菓子百名店にも選ばれました！また、週に一度だけ販売される白くてもちもちの皮を使った今川焼きも、このお店ならではの特徴です。