旅の準備はじめよう

静岡市へ観光予定の人に向けて、1~12月の気温や適した服装を紹介します。静岡市は、静岡県中部に位置する市。駿河湾に面し、富士山も眺められる地域です。駿府城公園や久能山東照宮など、観光地も複数あります。
静岡市は静岡県中部に位置する市。県内では浜松市に次いで多い人口を誇る都市で、県庁所在地でもあります。
登呂遺跡や駿府城公園など歴史が感じられるスポットも多く、駿河湾に面していることから自然豊かな環境でもあるのが特徴です。
そんな静岡市を観光したいと思っている人が気になるのは、現地の気温や適した服装ではないでしょうか?
静岡は雪が降らない土地として有名ですが、実際冬も比較的暖かく過ごしやすい気候であるといえます。一方湿度が高いため、夏は蒸し暑いという特徴も。
この記事では、静岡市への旅行を検討している人へ向けて、時期ごとの気候や気温、適した服装をご紹介します。各時期の見どころも併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
まず、静岡市における年間通しての最低気温・最高気温を紹介します。
2024年1月~2024年12月の最低気温は1月の-0.9℃、最高気温は7月の40℃でした。
先述した通り、静岡市における夏は蒸し暑く、2024年に関しては真夏日に40℃を記録するほどの極端な暑さでした。湿度が高いため、通常よりも暑さを感じやすく、熱中症になる危険性も高まります。そのため、夏場はこまめな水分補給が必須です。
逆に冬場は最低気温にばらつきがあり、6℃まで上がる日もあれば0℃以下まで下がる日もあります。そのため、気温差による体調不良には注意しなければなりませんね。冬場の寒さはそこまで厳しくありませんが、風が吹くことで通常より寒さが厳しく感じられる可能性があります。
降水量に関しては、梅雨の時期である7月が最も高く、平年値では296.6mmとなっています。ただし、静岡自体比較的雨の多い地域であるため、年間通して雨量は多いと考えてよいでしょう。
しかし、冬場は晴れの日が増えるため、乾燥には要注意です。加湿器を利用したり、保湿クリームを活用したりして乾燥対策をしましょう。
Photo by AC
静岡市の1月~3月は年間通して最も寒さが厳しい時期。
他の地域よりは寒さが穏やかですが、それでも冷え込む日は0℃を下回る日もあるため寒さ対策が必須です。
氷点下まで気温が下がっても雪が降ることは滅多にありません。ただし、路上が凍結する場所もあるため、車移動がメインになる静岡市であれば、場合によってスタッドレスタイヤやタイヤチェーンなどの対策をしておいた方が安心かもしれません。
冬でも比較的温暖とはいえ、寒さは目立ちます。そのため、出かける際はインナーを着込み、暖かいトップスとアウターを合わせて完全防備で外出しましょう。特に服から露出する手や首は冷えるため、マフラーや手袋をするとよりよいですね。
観光の見どころとしては、マルイ農園やまるよし農園などといった農園で楽しめるいちご狩りや、冬の澄んだ空気の中美しい富士が拝める三保の松原などが挙げられます。いちご狩りが1月~4月がメインの時期なので、この時期に楽しむのがおすすめです。
1月の静岡市は1年で最も寒くなる時期。最高気温は10℃付近まで下がり、最低気温も2℃付近まで下がります。
他の地域よりは暖かいとはいえ、風が強いため体感温度は実際の気温より低いと考えた方がよいでしょう。
この時期には重ね着を徹底し、厚めのコートやダウンジャケットなどしっかり暖を取れる服装で出かけることをおすすめします。
2月に関しても、寒さは続きます。滅多にありませんが、少し粉雪が降ることもあります。
特に上旬には0℃付近まで気温が下がることも。まだまだ寒さが目立つ時期なので、1月同様、厚めのコートやダウンジャケットなど徹底的な寒さ対策を行いましょう。また、保湿クリームや加湿器の活用など乾燥対策も必須です。
3月に入ると少し気温が上がってきます。最高気温は下旬に向かうにつれ、18℃付近まで上がるでしょう。
最低気温も5℃以上まで上がり、極端に寒い日は減ってきます。とはいえ、まだ寒さが残る時期なので、出かける際はしっかり寒さが防げる厚めの服装で出かけることをおすすめします。
Photo by AC
4月~6月は暖かくなってくる時期。
この時期になると気候も穏やかになる上桜も咲き、桜まつりも開催されるため、積極的に出かけたくなる人も多いでしょう。
4月には下旬に向かうにつれ最高気温は20℃を超えることも増えます。6月に至るまで徐々に気温は上がり、6月下旬には30℃付近まで最高気温が上がります。
また、6月になると梅雨入りするため、雨が降る日も増えるでしょう。湿度が上がるため、じめっとした暑さを感じるようになる日も増えます。
20℃前後を推移している間はカーディガンなど薄手のアウターは必須ですが、梅雨に入る6月には半袖のTシャツなどで十分です。
この時期に観光するなら、静岡駅や駿府城公園付近の市街地で開催される静岡まつりがおすすめ。多くの屋台が出店し、ステージイベントも多く開催されるためお楽しみポイントが満載です。
以下で4月~6月各月の気温に関して詳細をまとめます。
4月に入ると暖かいと感じるまで気温が上がります。下旬に向かうにつれ20℃を超える日も増え、厚着をしていると日中に暑いと感じる日もあるでしょう。
朝晩は肌寒さを感じるため、カーディガンなど薄手のアウターを用意しておくことをおすすめします。
5月はさらに気温が上がり、最高気温は25℃付近を安定的に推移します。最低気温も10℃以下まで下がることはなくなるため、朝晩と日中の気温さも穏やかになるでしょう。
しかし、まだTシャツなどの半袖では肌寒さを感じる可能性もあるため、変わらず薄手のアウターは用意しておくべきです。
6月になると暑さを感じる日も増えてきます。最高気温が30℃付近まで上がることもあり、梅雨に入る時期でもあるためジメジメとした暑さが目立ち始めるでしょう。
この時期では、Tシャツなどのラフな半袖で出かけても問題ありません。
Photo by AC
静岡市における7月~9月は、かなり暑さが厳しくなる時期。
静岡市の夏はただ暑いだけではなく湿度が高いのが特徴です。そのため、肌に触れるとべたつく感じがあるなど、非常にジメジメしています。
2024年に関しては、7月に40℃という真夏日を記録しました。近年では酷暑が続いているため、熱中症には気をつける必要があります。
この時期に外出する際は、こまめに水分補給をしたり、携帯扇風機を持ち歩いたりすることをおすすめします。
また、観光については、毎年7月に安倍川花火大会が開催されます。2024年で71回を迎えた歴史ある花火大会で、毎年多くの人が訪れる人気イベントです。
以下で7月~9月各月の気温に関して詳細をまとめます。
7月には梅雨明けし、暑さが本格化します。雨が多い時期に入るため、ただ暑いだけではなく湿度がかなり上がるのが特徴です。
室内にいても熱中症にかかる危険性があるくらい暑くなるため、出かける際にはこまめな水分補給など対策が必須です。
8月は最高気温が毎日30℃を超えます。最低気温も20℃以下までは下がらないため、日中ほどではないですが朝晩も暑いと考えてよいでしょう。
引き続き熱中症には注意し、風通しのよいTシャツなど服装も薄手のものを着て出かけましょう。
9月に入ると少し暑さは落ち着きます。しかし、この時期にもまだ雨が多く、台風が来ることもあるためジメジメとした感じは変わりません。
7月や8月に比べると気温は下がりますが、特に上旬はまだ暑いと考えてよいでしょう。この時期にもまだTシャツで問題ありません。
Photo by AC
静岡市の10月~12月は夏の暑さが落ち着いて秋らしさを感じ、やがて冬の到来が感じられるようになります。
10月には最高気温が25℃以下まで下がり、最低気温も15℃付近とそこまで極端な暑さや寒さを感じることもありません。
11月には20℃以下まで最高気温が下がりますが、それでも肌寒い程度で過ごしやすい時期といえますね。12月に関しては、最高気温が15℃付近であるのに対し、最低気温が2℃台まで下がるため、朝晩と日中の寒暖差に注意する必要があります。
この時期には肌寒さを感じることも増えるため、外出の際はカーディガンやジャケットなど、薄手のアウターを常備しておきましょう。
また、観光の見どころとしては、青葉シンボルロードのイルミネーションが挙げられます。市街地の中心にある青葉通りにてイルミネーションが施され、光の並木道が作り上げられる様はとても美しいですよ。
以下で10月~12月各月の気温に関して詳細をまとめます。
10月には最高気温も25℃以下に落ち着き、涼しさと肌寒さを感じることが増えます。特に朝晩は日中に比べて肌寒くなるため、出かける際は薄手のアウターを用意しましょう。
11月になると最低気温が10℃以下まで下がる日が増えます。最高気温も20℃まで上がらないことが多くなるため、肌寒さがより感じられるようになるでしょう。乾燥にも少しづつ注意しはじめ、保湿クリームを塗るなど対策を行いましょう。
12月は寒さが徐々に本格化します。最高気温と最低気温の差が広がるため、朝晩と日中の寒暖差には要注意です。また、本格的な乾燥対策も必須。出かける際はリップクリームを持ち歩き、服装もセーターなどの上からダウンジャケットなどの厚手のものを着用しましょう。
静岡市における冬は、比較的温暖であることが特徴として挙げられます。0℃付近まで冷え込むこともありますが、雪が降ることは滅多にありません。ただし、風が強いため、気温に対して体感温度が下がる可能性があります。
静岡市の夏は、気温も湿度も高いという特徴があります。気温も湿度も高いため、暑さがより厳しく感じられ、熱中症のリスクも上がります。そのため、出かける際は熱中症対策が必須です。
静岡市は年間通して比較的雨が多いという特徴があります。その中でも最も雨が多いのが7月。梅雨の時期であり、台風も増え始める時期でもあるため、最も多いのだと考えられます。
静岡市ではかなり冷え込んでもあまり雪が降ることはありません。時々粉雪程度の雪は降りますが、積るほど降ることはないと考えてよいでしょう。
静岡市でおすすめの観光地は、駿府城公園や久能山東照宮、登呂遺跡や三保の松原などが挙げられます。どれも自然豊かな場所で、のんびりとした時間が過ごせますよ。
静岡市の夏はかなり暑く、冬は比較的温暖だということをわかっていただけましたか?
特に近年の夏は40℃まで気温が上がるほどの真夏日を記録することがあり、熱中症対策は必須といえます。
冬場は滅多に雪が降らないため、風があって体感温度は下がりますが比較的過ごしやすいといえるでしょう。
静岡市への旅行を検討している人は、この記事で紹介した時期ごとの適した服装などを参考にしてくださいね。
MATCHAでは、日本各地の最新の観光・イベント情報をX(旧Twitter)で発信しています。こちらもぜひフォローしてくださいね!
ライター
エンタメ系からお役立ち系まで、多岐にわたる記事を執筆。2024年10月にMATCHAに参加しました。
長年事務員として勤めた経験があり、オフィス系ソフトの操作、WEBデザイン、コーディングなどが得意です。
WEBライターとしては2022年5月より活動を開始しました。