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静岡市は新幹線で東京から1時間とアクセスがよい場所にあり、豊かな自然と温暖な気候、海と山の幸を誇る食材。静岡駅から行く、ここでしか味わえないお食事処、体験スポットなどのコースをご紹介します。
日帰り:10時~18時頃 / 1泊2日:10時~翌日17時頃
静岡県には多くの富士山を眺める絶景スポットがたくさんあります。その中でも、世界遺産に登録された富士山と三保の松原越しに望む富士山は絶景といわれています。また、日本平山頂から眺める富士山も楽しみながら、徳川家康が晩年過ごした静岡の歴史や文化を効率よく回るコースをご紹介します。
温暖な気候と農林水産業に適した地形の静岡は海の幸、山の幸に大変恵まれています。駿河湾で獲れる生シラスや桜エビはここでしか味わえません。またお茶で有名な静岡ですが、みかん、いちご、山葵の出荷量もトップクラスです。紹介しきれない名産品も多くあり、東西のアクセスが良い静岡へ、ぜひ足をのばしてみてはいかがでしょうか。
静岡駅は静岡県中部の中心駅であり、新幹線・在来線間の乗換駅としても機能していて、新幹線は、毎時2本の「こだま」と毎時1本の「ひかり」が停車し、東京駅から新幹線ひかりで約1時間、大阪から1時間50分、とてもアクセスの良い場所にあります。
改札外には駅ビルの7階建てのパルシェや駅コンコースに面したASTY静岡などの商業施設があり、静岡のグルメを堪能したりお土産を購入することができます。
静岡市葵区側の北口ロータリーには徳川家康や竹千代の立像が、静岡市駿河区側の南口ロータリーにはルノワールの彫刻像やプラモデルの街しずおかのオブジェが設置されています。
https://miho-jinja.jp/
三保の松原は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地で、美しい自然と伝説的な雰囲気が魅力です。
松原の中央付近にある「羽衣の松」は天女と地元の漁師の出会いを描いた「羽衣伝説」の舞台として特に著名です。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉-」の名称で世界文化遺産に登録されました。
住所: 静岡市清水区三保1338-45
公式HP:https://miho-no-matsubara.jp/
世界文化遺産に登録された三保の松原から眺める富士山(写真提供:静岡市)
三保松原の玄関口の施設として、三保松原の文化や芸術の価値や魅力、松原保全の大切さを発信している施設です。常設展以外に様々なテーマから三保松原をご紹介する企画展やイベントを開催します。(写真提供:静岡市)
住所:静岡市清水区三保1338-45
開館時間:年中無休 9:00~16:30
公式HP:https://miho-no-matsubara.jp/center
みほしるべから車で25分ほどで「清水魚市場 河岸の市」に到着します。
県内外からも多くのお客様が訪れる、地元清水港の台所として仲卸業者が直接販売する日本初の施設として親しまれています。「いちば館」には仲卸業者がプロの目で選んだ新鮮な魚介類や海産物だけでなく野菜、お茶、みかん、惣菜もあり、鮮度と味はもちろん、何より値段の安さに驚きます。
食事処「まぐろ館」では、まぐろや静岡の魚介類などのランチが楽しめます。
ちなみに日本で消費されるマグロの約半分は清水港で揚がり、水揚げ日本一を誇ります。
https://kashinoichi.com/
1階の展示エリアでは、日本平の歴史や文化、地形の成り立ち等を学ぶことができます。静岡県産の木材をふんだんに使い、周囲の自然と調和した建物にも注目です。2階の茶房夢テラスは、静岡県産お茶や季節のお菓子とともに、景色を楽しみながらくつろいでいただけるお茶カフェ)があります。3階の展望フロアからは、富士山をはじめ駿河湾、静岡市内、伊豆半島などが一望。360°の大パノラマを楽しむ空中散歩を楽しんでください。
住所:静岡県静岡市清水区草薙600-1
営業時間:日~金曜 9時~17時/土曜 午前9時~21時 ※展望回廊は終日入場可
休館日:毎月第2火曜
https://nihondaira-yume-terrace.jp/
日本平山頂と久能山東照宮を結ぶ、全長1,065mのロープウェイで、10分~15分おきに運転しています。乗車時間は5分間、眼下に切り立つ絶壁「屏風谷」や、久能海岸、さらには御前崎や伊豆半島まで見渡せます。
ロープウェイ往復乗車券+東照宮拝観券+東照宮博物館入館券のチケットがお得です。
●日本平ロープウエイの時刻表&料金はこちらのサイトでチェック
https://ropeway.shizutetsu.co.jp/
久能山東照宮は、徳川家康公をご祭神としておまつりする全国東照宮の創祀です。
徳川家康公は戦乱の世に終止符を打ち、江戸時代260余年にわたる世界に其の比を見ない「泰平の世」の礎を築かれ、学問、産業、文化の基礎を確立し近世日本の発展に偉大な功績を残しました。晩年は大御所として駿府城に住み、家臣たちに「遺骸は久能山に埋葬すること」を命じ、二代将軍徳川秀忠公は久能山に家康公を祀る神社を造営しました。
当時最高の建築技術・芸術が結集された「権現造」の様式は、全国の東照宮建築のひな形とされ、2010年に国宝に指定されております。
また、併設の博物館は徳川家康公をはじめとする江戸幕府の歴代将軍に関係する文化財2000点超を収蔵しています。
●久能山東照宮の公式サイト
https://www.toshogu.or.jp/
お土産を探すなら!おススメの静岡駅スポット
「駿府楽市」
静岡駅の商業施設アスティ内にある「駿府楽市」には、静岡の伝統工芸、民芸、特産品の数々が揃っています。
お友達や家族のお土産に、静岡の旅行の記念に、ここでしか出会えない匠の作品はいかがでしょうか。
https://sunpurakuichi.co.jp/
「しずチカ茶店 一茶」
JR静岡駅北口の階段を降りるとふわっとお茶の香りがしてきます。そこには静岡茶商工業協同組合が運営する日本茶カフェしずチカ茶店「一茶」があり、組合加盟の約50社のお茶が一堂に集まり、週替わりで3種類を「本日のお茶」として紹介、好きなお茶を選び、お茶菓子または上生菓子と一緒に味わえます。
また茶匠が選りすぐった茶葉をワンコインで購入できる物販コーナーも人気があります。
https://www.ocha.or.jp/issa/
静岡市にはJR静岡駅徒歩10分圏内に数多くのホテルがありますので、街中の飲食店へお出かけするのに便利です。
真っ黒なダシ汁が特徴の「静岡おでん」や静岡名物「黒はんぺん」をはじめとした地元グルメを楽しむなら、青葉おでん街(水曜定休日)と青葉横丁という2つのおでん街がおすすめです。また静岡の食材を活かした飲食店や静岡県の日本酒を楽しめるお店なども多数あります。
徳川家康が居城として駿府城の築かれた「駿府城公園」はJR静岡駅から徒歩約15分、静岡市の中心に位置する美しい公園で、四方を堀に囲まれています。駿府城公園内の3つの施設(東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園)で、駿府城の歴史などをお楽しみいただけます。
※駐車場なし。市民文化会館前駐車場(地下駐車場・有料)をご利用ください。
住所:静岡県静岡市葵区駿府城公園1-1
開館時間:9時~16時30分
休館日:月曜日
https://sumpu-castlepark.com/
静岡市歴史博物館は、静岡の歴史と文化を紹介する博物館です。静岡市の各地にある史跡や、駿府の城とまちをつくった徳川家康の人生をたどる「家康の一生」、江戸時代の駿府の町のかたちや人々のくらしを知る展示など体感できる資料館です。
住所:静岡県静岡市葵区追手町4-16
営業時間:9:00~18:00
定休日:月曜日
https://scmh.jp/
静岡浅間神社は、駿河国総社として古くから信仰されている神社で、徳川家康が元服式を行った場所としても知られています1。この神社は、神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三社を総称したもので、全てが国重要文化財に指定されています。江戸時代に60年の歳月をかけて建てられた総漆塗り極彩色の豪壮華麗な26棟の社殿は、見どころの一つです。
静岡浅間神社は、静岡市葵区に所在し、賎機山の麓に位置しています。神部神社、浅間神社、大歳御祖神社の三社は独立して祭祀が行われており、静岡浅間神社はその総称となっています3。厄除祈祷や八方除祈祷などの祈願も受けることができます。また、平成の大改修で修復された大歳御祖神社本殿や本殿彫刻、天井絵などの動画も公開されています。
住所:静岡県静岡市葵区宮ケ崎町102-1
https://www.shizuokasengen.net/
東海道五十三次の宿場町であった丸子にある「丁子屋」は、江戸時代の旅人が東海道名物として食していた静岡自然薯の名物「とろろ汁」や自然薯の球状の芽「むかご」など静岡の郷土料理を堪能いただけます。
江戸時代の東海道を思わせる古民家の店内には、江戸時代に実際に使われた旅人たちの道具や、丸子宿丁子屋にちなんだ芭蕉翁、十返舎一九、歌川広重の作品が常時展示されている歴史資料館があります。お立ち寄りいただき、食事だけでなく歴史にも触れることができます。
住所:静岡県静岡市駿河区丸子7-10-10
※駐車場あります
営業時間:平日11:00~14:00/土日祝11:00〜15:00/16:30〜19:00
定休日:お店のカレンダーでご確認ください
https://chojiya.info/
駿府の工房匠宿は、国内最大級の伝統工芸体験施設です。静岡に受け継がれてきた駿河竹千筋細工、和染、木工、漆、陶芸など、さまざまな工芸体験を楽しむことができます。
住所:静岡県静岡市駿河区丸子3240-1
開館時間:10:00~19:00
休館日:月曜日
【蓬きんつば ときや】
地元泉ヶ谷の名店『吾作』の味を引き継ぎ、甘さを控えたやさしい餡を風味豊かな蓬(よもぎ)の生地で包み込み、ひとつひとつ丁寧に焼いて作り上げる「蓬きんつば」。オープン時間には温かい出来立てが並びます。泉ヶ谷での食べ歩きに、ご家族やご友人へのお土産に喜ばれます。
【匠宿伝統工芸館】
匠宿では静岡市を中心とした静岡の素晴らしい工芸品を保管しており、その作品や職人をご紹介する常設展と、スポットを当てた企画展を開催しています。(入場無料)
【ギャラリー Teto Teto】
時代の香り漂う民藝品・工藝品から、モダンな日用品まで、日本全国のものづくりの粋を集めたギャラリー兼生活用品店です。
時間があれば、今川・徳川時代から静岡に受け継がれた数多くの伝統工芸の中から、お好みの技をお気軽に体験することができます。(駿河竹千筋細工、染めもの、木工指物、漆、陶芸、模型など)
料金や時間はこちらのwebサイトでご確認ください。
「匠宿」の竹細工ワークショップの様子は「しずおかSAKE旅」動画でご覧いただけます
今回のモデルコースはぜったい押さえておきたい静岡市の観光スポットを紹介しました。日本トップクラスを誇る海の幸と山の幸のグルメの旅、工芸体験をもっと楽しみたい、吟醸王国静岡のお酒を楽しみたい、という方のコースもご紹介します。
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「しずおかSAKE旅」は、静岡の3つのSAKEを味わいながら静岡の魅力的な観光スポットを巡る旅です。静岡は東京駅から新幹線で1時間、新大阪から新幹線で1時間50分、羽田空港から乗り換えなしの高速バスもあり、とてもアクセスの良い場所です。貸切バスで静岡駅にみなさまをお迎えしますのでお荷物があっても手軽に快適にツアーを楽しめます。