ビギナーにおすすめ! 1泊2日で効率よく瀬戸内国際芸術祭をまわろう

JR岡山駅を発地に、旭川から出航する「岡山京橋クルーズ」に乗って犬島へ。夜は岡山市内に戻り、期間限定の「岡山後楽園」のライトアップを鑑賞。翌日に豊島・直島を巡る、「瀬戸内国際芸術祭と岡山の定番観光地」を楽しむコース。
1泊2日コース
1日目

JR岡山駅後楽園口(東口)方面へ出て、路面電車「岡山駅前」から東山線で「西大寺町」へ(約5分おきに運行)。

岡山の中心部である京橋と瀬戸内海を結ぶクルーズ船です。川から海へと繋がる岡山と瀬戸内の新たな魅力を船上から発見しませんか。
「瀬戸内国際芸術祭2025」期間中に運航される「岡山京橋クルーズ」で犬島へ。
料金:京橋→犬島 片道:大人2,000円、小人1,000円
※芸術祭期間中の土日祝に運行
※写真はイメージです。
岡山京橋クルーズ:086-201-1703(平日10:00~17:00)
※下記サイトから予約可能です。
http://okcruise.co.jp/
その他にも犬島→豊島(唐櫃港)、京橋→犬島経由→豊島(唐櫃港)のチケットもあります。

岡山市東部、宝伝の沖約3kmに浮かぶ犬島は岡山市唯一の有人島です。近代産業遺産でもある銅の精錬所跡を再生した「犬島精錬所美術館」や、犬島の集落で展開される「家プロジェクト」など、アートの島として注目を集めています。島の豊かな自然を満喫しながらのキャンプや海水浴、シーカヤック体験などの楽しみも充実。宿泊施設もあるので、のんびりと島時間を満喫することができます。

「遺産・建築・アート・環境」による新たな地域創造のモデルとして循環型社会を意識した美術館です。犬島精錬所美術館の敷地内にある製錬所跡は、2007年度経済産業省 地域活性化のための「近代化産業遺産群33」に認定されました。
また、2009年、産業遺産を活用したアートの島として、国土交通省「島の宝100景」に選ばれました。
※宝伝ー犬島間の定期船あけぼの丸「宝伝発15:15」「犬島発15:35」は美術館の開館日のみ運行
宝伝港(15:45着)
JR岡山駅からの直行バスは10:45に「西宝伝」到着。「西宝伝」バス停から宝伝港までは徒歩約5分。
「犬島」行きの定期船(あけぼの丸)は11:00発。あけぼの丸:TEL086-947-0912

郷土にゆかりあるすぐれた美術品を収集・展示するとともに、内外の芸術活動を紹介する展覧会やワークショップを開催しています。
「岡山カルチャーゾーン」では、岡山県立美術館をはじめ、様々な建築アートを楽しめます。美しさと機能性を追求した近現代建築は街の景色に溶け込んだアートです。
【岡山県立美術館の建物について】
かつて岡山城のあった天神山の一角に建つ美術館。
同じ設計者である岡田氏の岡山市立オリエント美術館が壁の集合によって建築を表しているのに対し、岡山県立美術館は量塊の集合によって建築を表しています。2階展示場に向かう階段から見えるトップライトは、アートフォーラム(屋内広場)を木漏れ日のような柔らかな光で照らしてくれます。
建築家/完成年:岡田新一/1987年
見学・撮影について:展示室は撮影不可

岡山藩2代目藩主・池田綱政(つなまさ)が自ら憩いの場として築いた大庭園。季節の花が彩る広々とした園内は江戸時代さながらの別世界。1952年には歴史的文化遺産として“特別名勝”に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星の評価を得ています。四季を通じて茶つみや月見など様々な行事が催されているほか、期間限定で昼間とは趣をかえて園内をライトアップする夜間特別開園「幻想庭園」を楽しむことができます。ボランティアガイド(無料)も観光客に好評です。

【春の幻想庭園】 ・2025年4月25日(金)~5月6日(火・振)18:00~21:30
【夏の幻想庭園】 ・2025年8月1日(金)~31日(日)18:00~21:30
【秋の幻想庭園】 ・2025年11月14日(金)~24日(月・振)17:00~20:30

岡山市内(宿泊)
2日目

JR岡山駅から宇野みなと線に乗って宇野へ。
JR宇野駅(8:25着) JR宇野みなと線では、アート作家エステル・ストッカー氏による駅アートを楽しめます。


島々で行われるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場となる、地中美術館のある直島や、豊島美術館のある豊島などへの重要な航路の発着点。宇野港周辺にも様々なアート作品が点在し、徒歩で回れるので、港を眺めながら散策を楽しむのがおすすめ。
豊島には「豊島美術館」「豊島横尾館」などがあり、直島とともに現代アートの島として知られています。なだらかな島の斜面に広がる美しい唐櫃(からと)の棚田や、青い海と白い砂浜が広がる神子ヶ浜などの海水浴場など、美しい自然も満喫できます。

瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されたアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。豊島美術館は事前予約制(オンラインチケット制)です。
直島(14:02着) 豊島の「家浦港」を13:40に出発して、直島の「宮浦港」に14:02到着。四国汽船:087-892-3104「現代アートの島」として、世界中から旅行者が訪れる直島では、穏やかな瀬戸内の海と自然に調和したアート作品を鑑賞しながらの島歩きが楽しめます。玄関口となる宮浦港周辺には、バスターミナルをはじめ、レンタサイクルや飲食店、土産物店もあり、岡山県側の宇野港からフェリーでのアクセスが便利です。


島々で行われるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場となる、地中美術館のある直島や、豊島美術館のある豊島などへの重要な航路の発着点。宇野港周辺にも様々なアート作品が点在し、徒歩で回れるので、港を眺めながら散策を楽しむのがおすすめ。
宇野駅(18:42発)
このモデルコースで紹介したスポット
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!