観光列車とクルーズ船で瀬戸内を満喫!瀬戸内国際芸術と岡山・倉敷の旅

観光列車「ラ・マル せとうち」と「岡山京橋クルーズ」で瀬戸内の島巡りを楽しみ、さらに、岡山・倉敷の観光スポットも巡るコース。瀬戸内国際芸術祭だけでなく、観光も楽しみたい方におすすめです。
2泊3日コース
1日目
10:11発 アートな島への旅気分を盛り上げる列車:ラ・マル せとうち

白い車体の車窓をかばんのように大胆にデザインした列車「ラ・マル せとうち」。車内には地元特産品のコラボグッズや飲食物を販売するサービスコーナーや、自転車を持ち込めるサイクルスペースも設置。窓側向きのカウンター席もあるので車窓からの景色を楽しみながら宇野へ。
JR宇野駅(11:12着) JR宇野みなと線では、アート作家エステル・ストッカー氏による駅アートを楽しめます。

宇野港周辺のアート散策

宇野港周辺の沿岸や主に児島湖で集められた漂流物で制作されたオブジェ「宇野のチヌ」(Ⓒ淀川テクニック)は、第1回の「瀬戸内国際芸術祭2010」で生まれたもの。世界の各地から海を渡って瀬戸内に漂流した廃棄物が新たなフォルムとなり、アート作品として宇野港に展示されています。また、隣にある「コチヌ」は2016年に誕生し、頭からお尻へ抜ける滑り台になっています。 「宇野のチヌ」淀川テクニック ©淀川テクニック

島々で行われるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場となる、地中美術館のある直島や、豊島美術館のある豊島などへの重要な航路の発着点。宇野港周辺にも様々なアート作品が点在し、徒歩で回れるので、港を眺めながら散策を楽しむのがおすすめ。
直島(13:45着/16:35発)
「現代アートの島」として、世界中から旅行者が訪れる直島では、穏やかな瀬戸内の海と自然に調和したアート作品を鑑賞しながらの島歩きが楽しめます。玄関口となる宮浦港周辺には、バスターミナルをはじめ、レンタサイクルや飲食店、土産物店もあります。※岡山県側の宇野港からフェリーでのアクセスが近くて便利です。


島々で行われるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場となる、地中美術館のある直島や、豊島美術館のある豊島などへの重要な航路の発着点。宇野港周辺にも様々なアート作品が点在し、徒歩で回れるので、港を眺めながら散策を楽しむのがおすすめ。

古民家風の落ち着いた大人の雰囲気で、広い大浴場や施設で一日過ごすことができる人気の日帰り温泉施設です。塩サウナ、ロウリュウサウナ、棚田の湯など多くの風呂のほか、岩盤浴、レストラン、酵素風呂、マッサージ、アカスリの利用もできます。施設の目の前には、「UNO HOTEL」や、グランピングもできる「瀬戸内温泉 たまの湯キャンプ場」があります。
玉野市内(宿泊)
2日目

島々で行われるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場となる、地中美術館のある直島や、豊島美術館のある豊島などへの重要な航路の発着点。宇野港周辺にも様々なアート作品が点在し、徒歩で回れるので、港を眺めながら散策を楽しむのがおすすめ。
豊島(9:05着/12:40発)
「豊島美術館」「豊島横尾館」などがあり、直島とともに現代アートの島として知られています。なだらかな島の斜面に広がる美しい唐櫃(からと)の棚田や、青い海と白い砂浜が広がる神子ヶ浜などの海水浴場など、美しい自然も満喫できます。

瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されたアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。豊島美術館は事前予約制(オンラインチケット制)です。

岡山市東部、宝伝の沖約3kmに浮かぶ犬島は岡山市唯一の有人島です。近代産業遺産でもある銅の精錬所跡を再生した「犬島精錬所美術館」や、犬島の集落で展開される「家プロジェクト」など、アートの島として注目を集めています。島の豊かな自然を満喫しながらのキャンプや海水浴、シーカヤック体験などの楽しみも充実。宿泊施設もあるので、のんびりと島時間を満喫することができます。

「遺産・建築・アート・環境」による新たな地域創造のモデルとして循環型社会を意識した美術館です。犬島精錬所美術館の敷地内にある製錬所跡は、2007年度経済産業省 地域活性化のための「近代化産業遺産群33」に認定されました。
また、2009年、産業遺産を活用したアートの島として、国土交通省「島の宝100景」に選ばれました。
※宝伝ー犬島間の定期船あけぼの丸「宝伝発15:15」「犬島発15:35」は美術館の開館日のみ運行
クルーズ船(16:00発)

「瀬戸内国際芸術祭2025」期間中に運航される「岡山京橋クルーズ」で犬島から岡山市内中心部(京橋)へ。
料金:犬島→京橋 片道:大人2,000円、小人1,000円
※芸術祭期間中の土日祝に運行岡山京橋クルーズ:086-201-1703(平日10:00~17:00)
その他にも犬島→豊島(唐櫃港)、京橋→犬島経由→豊島(唐櫃港)のチケットもあります。

岡山藩2代目藩主・池田綱政(つなまさ)が自ら憩いの場として築いた大庭園。季節の花が彩る広々とした園内は江戸時代さながらの別世界。1952年には歴史的文化遺産として“特別名勝”に指定され、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは三つ星の評価を得ています。四季を通じて茶つみや月見など様々な行事が催されているほか、期間限定で昼間とは趣をかえて園内をライトアップする夜間特別開園「幻想庭園」を楽しむことができます。ボランティアガイド(無料)も観光客に

【春の幻想庭園】 ・2025年4月25日(金)~5月6日(火・振)18:00~21:30
【夏の幻想庭園】 ・2025年8月1日(金)~31日(日)18:00~21:30
【秋の幻想庭園】 ・2025年11月14日(金)~24日(月・振)17:00~20:30

岡山市内(宿泊)
3日目

【歴史とアートが薫る美しい白壁の町並み】白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、趣ある景観が楽しめる倉敷美観地区。伝統的な建物が作り出す町並みや、倉敷川沿いのレトロモダンな風景が、世界中の人を魅了し続けています。「倉敷帆布」「倉敷デニム」といった倉敷ブランドが揃うおしゃれなショップや、町家を改装したカフェなどが軒を連ね、1年中たくさんの観光客で賑わいをみせています。「大原美術館」「アイビースクエア」などの文化施設も多く集まり、1日散策しても飽きないエリアです。

1930(昭和5)年に設立された日本初の私立西洋美術館で、倉敷の文化発展に貢献した事業家・大原孫三郎によって創立されました。本館にはエル・グレコ作『受胎告知』、クロード・モネ作『睡蓮』、ルノワール、ゴーギャンなど、有名な西洋の名画が数多く展示されています。ほかにも、エジプト古代美術、西洋現代美術、日本近代・現代美術など約3,000点の美術品を収蔵。
【大原美術館の建物について】
設計者の薬師寺主計は、設立者である大原孫三郎が社長を務める倉敷絹織株式会社に入り、大原の片腕として同社や大原家が関係する数多くの建築物を手がけました。
玄関の巨大な柱は、一見大理石に見えますが実は鉄筋コンクリート造で、石の粉をモルタルに混ぜており、左官技術によって施されています。
館内撮影不可

【新幹線の最終時刻】
岡山 20:37 → 東京 23:45
岡山 21:44 → 名古屋 23:20
岡山 22:48 → 新大阪 23:37
岡山 20:40 → 鹿児島中央 23:36
岡山 22:09 → 博多 23:51
岡山 23:14 → 広島 23:54
このモデルコースで紹介したスポット
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!