ジャパンブランドを深掘り! GENSEI&ニンと巡る、革靴の名店【東立製靴編】
日本独自の文化として発展を続ける日本の革靴。その魅力を探るべく、日本靴工業会に参画する革靴ブランドにフォーカスした連載がスタート!インフルエンサーのGENSEIさん&ニンさんを案内役に迎え、職人技が光るブランドのショップをクルーズします。
日本の革靴を堪能できるモデルコース
日本の革靴の世界を堪能するべく、本連載では「リーガル(REGAL)」「ハルタ(HARUTA)」「大塚製靴」「東立製靴」「マドラス(MADRAS)」「エイゾー(EIZO)」の6社の直営店を訪問! 第5回となる今回は、革靴ブランド「ショーンハイト(Schonheit)」を手掛ける東立製靴の店舗をフォーカスします。
今年新たにオープン、「ショーンハイト」を展開する東立製靴本社工場直売店のショールーム

今回訪れたのが、千葉県柏市に位置する、東立製靴の本社&工場一体型の店舗。今年3月、本社の一部だったスペースを新たにショールームとして一新し、オープンしました。そんな新しい店内で、東立製靴ならではのものづくりを紐解きます。

同店では、従来から独自のオーダーメイドシステム「ショーンハイトコンビネーションオーダー」によるシューズのオーダーが可能。事前に電話予約することで、オーダーに加えて工場見学も行うことができます。そのほか、東立製靴と同じくグッドイヤーウェルト製法を取り入れている革靴であれば、メーカーを問わず修理も受け付けているのだそうです。
既製靴からオーダーメイドまで、幅広いニーズに応えるショールーム
ショールーム内には、クラフトマンシップを体感できる仕掛けとして、革靴の製造工程に用いられる工具用品や、足型にはめ込む前の革などを展示。機械の発達により、今では使われなくなった手作業用の工具も揃えており、職人技の一端に触れることができます。

独自のオーダーメイドシステムでは、ベースの型をもとに、自分だけのオリジナルシューズが作れるパターンオーダーを採用。30種類以上の中から好きな革や色を選び、底やヒールの素材、ステッチの変更や名入れなど、さまざまなオプションを付けることができます。価格は3万3000円~とリーズナブルで、注文から約50日で手元に届きます。


店内は、オーダーシューズのサンプルに加え、靴作りの原点となる原皮も用意。手に取って触れることで、熟練した職人の手によって生み出される工芸品としての革靴の側面を体感できます。

◆2人が選んだシューズはこちら


東立製靴では、オーダーメイドだけではなくレディメイドの革靴も幅広くラインナップ。ショールームでの展開アイテムの中からGENSEIさんが選んだのは、「外羽根プレーントゥ(SH318-B5SS)」。上品なツヤが光る逸品です。


ニンさんが選んだのは、スエードのコインローファー。すっきりとしたシルエットながら、秋冬のスタイルにマッチする深みのあるブラウンをセレクトしました。

■東立製靴本社工場直売店

所在地:千葉県柏市豊四季341-13
営業時間:10:00〜18:00
定休日:土日祝日
問い合わせ:04-7146-8680 ※ショーンハイト コンビネーションオーダーは要電話予約
東立製靴 公式サイト (https://www.touritsu-seika.co.jp/)
■日本靴工業会とは?
日本の風土や日本人の足に合う良質な革靴の提供と普及を目的とするNPO法人。革靴の仕様や品質に関する情報提供や日本の革靴規格(JIS)の策定、革靴の製造過程で生じる環境問題への対応など、幅広い活動に取り組んでいます。今後は、激しさを増す国際競争の中で日本の革靴を更に発展させていくことを目標に掲げています。
参画企業:岩手製靴、エイゾー、大塚製靴、共和工業、チヨダシューズ、東立製靴、ハルタ、マドラス、宮城ハルタシューズ、リーガルコーポレーション(五十音順)
記事 転載元:
FASHIONSNAP 前編
https://www.fashionsnap.com/article/jsma-vol-1/
FASHIONSNAP 後編
https://www.fashionsnap.com/article/jsma-vol-2/
日本独自の文化として発展を続ける日本の革靴。その魅力を探るべく、日本靴工業会に参画する革靴ブランドにフォーカスした連載がスタート!インフルエンサーのGENSEIさん&ニンさんを案内役に迎え、職人技が光るブランドのショップをクルーズします。