津山の人気洋食レストラン「むぎわらぼうし」―地元に愛され続ける理由とは
岡山県北部の中心都市・津山市で長く親しまれている洋食レストラン「むぎわらぼうし」。日本の「洋食」は、西洋料理を日本風にアレンジした独自の食文化で、ハンバーグやカツなどが代表的な家庭的料理として広く親しまれています。
創業は1980年。津山の人なら一度は訪れたことがあると言われるほどの人気店です。昼には学生や家族連れ、仕事の合間の会社員が訪れ、夜には常連客がゆっくり食事を楽しみます。なぜこの店は、地域の暮らしの一部として長く愛され続けているのでしょうか。店の歩みと、その味を支える人々の想いを紹介します。
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目次
- 家族で築いてきた「むぎわらぼうし」の歴史
- 「手作り」にこだわるレストランの姿勢
- 人気メニューを実食レポート!
- 人気No.1 ハンバーグセット
- 人気No.2 大山どりのチキンカツセット
- 衣の違いに驚く からあげ定食
- たまらないソースの香り 和風ステーキ定食
- 「むぎわらぼうし」が愛される理由
家族で築いてきた「むぎわらぼうし」の歴史

「むぎわらぼうし」の歴史は現在とは別の場所(現在の西松屋志戸部店近く)で、1980年にスタートしました。
創業者は現在の店長である矢山美穂さんのご両親、修さんと知子さん。約6年間営業した後、より使いやすく、お客さんが入りやすい環境を求めて現在の場所に移転しました。そこから店は一気に地域に根づいて行きました。
美穂さんのお父さんとお母さんは、現在も岡山県内で飲食店を営み、料理人として現役。まさに“家族で紡いできた店”と言えます。
店長の美穂さんは、以前に東京の有名なドーナツ店で働いていた経験を持ち、飲食の現場を知り、味づくりの奥深さも身をもって学びました。
「むぎわらぼうしを100年続くお店にしたい。3世代にわたってこの味を守りたい」。その言葉には、これまで見守ってきた家族への想いと、この店を愛し続ける地域への感謝がにじみ出ています。
「手作り」にこだわるレストランの姿勢

むぎわらぼうしの料理は、とにかく誠実さが売り。デミグラスソースやブイヨンは創業当時からの製法を守っています。多くを語らずとも、時間をかけた味には説得力があります。さらに、食材はできる限り国産にこだわります。全国の産地へ出向いて仕入れることもあり、「安心できるものを、誰もが手に取りやすい価格で」と、価格設定はふだん使いしやすい範囲に抑えています。
また、現在は修さんと長年肩を並べて腕をみがいてきたシェフが世代交代し厨房を支えています。他にも厨房とホールを支えるのは、地元の高校生・大学生のアルバイトが多く、世代を越えてこの店に関わる人が増えています。
むぎわらぼうしは、地域の暮らしの中で“人をつなぐ場”にもなっています。
人気メニューを実食レポート!

今回は特に人気の高いメニュー、4品をいただきました。
人気No.1 ハンバーグセット

まず驚かされるのは、肉厚なのにふわっとした食感です。外側はこんがりと香ばしく、中は肉汁と旨みがぎゅっと詰まっています。ソースはもちろん手作りのステーキソース。深みのある味で、軽やかさもあり、肉の甘さをしっかりと引き立てています。
ひと口ごとに「これぞ洋食屋のハンバーグ!」という満足感があり、人気No.1というのも納得の食べ応えです。
人気No.2 大山どりのチキンカツセット

大山どりの旨みを活かすため、衣は薄めで軽やか。たっぷりソースが掛かったお肉に歯が入った瞬間、鶏の肉汁がふわっと広がります。油っこさが全くなく、驚くほど食べやすい。
チキンカツは“重い”と思いがちな人でも、最後まで美味しく食べ切れる仕上がりで、ソースとの相性もよく、味のバランスが非常にいい一品でした。
衣の違いに驚く からあげ定食

「衣がほかとは違う」と評判のからあげは、まさにその通りで、まず軽い!べたつかず、サクッと歯切れがよく、すぐに肉の旨みが広がります。
鶏肉はしっとりジューシー。一般的な“ガツンと濃い”タイプではなく“ずっと食べていられる味”で、学生から大人まで人気が高い理由がよく分かりました。
たまらないソースの香り 和風ステーキ定食

厚みのあるアツアツの肉に和風ソースを絡めると、香りだけでご飯が欲しくなる。肉は柔らかく、噛むほどに甘みが出ます。和風ソースのさっぱり感が絶妙で、大人が喜ぶ味わいになっています。
昔ながらの洋食屋で食べる和風ステーキの安心感と、むぎわらぼうしならではの丁寧さが感じられる一皿でした。
「むぎわらぼうし」が愛される理由

実際に味わってみて感じたのは、料理から伝わる「誠実さ」です。派手な演出や奇抜な盛り付けではなく、素材と向き合い、丁寧に積み重ねた“いつものおいしさ”がしっかりとプレートに表現されています。その背景には、家族の歴史、素材へのこだわり、そして「長く続けたい」という矢山さんの強い想いがあるのではないでしょうか。
この店が津山の人に愛され続けるのは、単に味がいいからではなく、その想いごと伝わってくるから。
家族で、ひとりで、仲間と。どんな場面でも“帰ってきたくなる味”がここにはあります。津山を訪れたなら、ぜひ一度立ち寄ってほしい洋食店のひとつです。
【むぎわらぼうし】
所在地:岡山県津山市林田29-21
TEL:0868-24-4639
営業時間:8:00~20:00
定休日:月、火曜日
駐車場:あり
岡山県は、西日本の中央に位置しており、1年を通して雨が少なくて温暖な気候から「晴れの国」と呼ばれています。京都、大阪、広島の有名観光地めぐりの中間地点でアクセス便利!瀬戸大橋を経由して四国に渡る際の玄関口でもあります。 また、「フルーツ王国岡山」とも呼ばれ、瀬戸内の温暖な気候の中、太陽を浴びたフルーツは、甘さ、香り、味ともに最高品質。 白桃をはじめ、マスカットやピオーネなど、旬のフルーツが味わえます! 「岡山城」や日本三名園の「岡山後楽園」、倉敷美観地区といった、歴史、文化、アートなど世界に誇る観光スポットもあります!