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神保町・文房堂〜画材と文具の生きた歴史に足を踏み入れよう!〜
神保町と言えば書店?カレー?いえいえ、実は素敵な文具店や雑貨屋さんの集まるエリアでもあります。この記事では、色とりどりの商品が揃う、百年の歴史を有するお店「文房堂」を紹介します。
見て、買って、食べて、作る。アートづくしの文具店
地下1Fから7Fまでが文房堂です。
地下1Fは高級文具や紙類、漫画用品をメインに販売しています。様々な用途に使えるノートや高級ペン、紙テープなどどれも欲しくなってしまう商品ばかりです。
1Fは油絵の画材や文房具、雑貨を置いていて、私はこの階にはまってしました。日本ブランド以外にも多くの輸入商品が置かれ、子供が使う画具としてもぴったりです。
2Fには版画と彫刻の類が置かれ、ここは日本の版画用品を扱うお店としては国内最大規模なのだとか。その傍らには日本製の色紙や布、タオルなどの和風商品があり、外国人旅行客がおみやげとして購入するのにぴったりです。
M3Fはギャラリーカフェで、わざわざコーヒーを飲むためにやってくる人も多いそう。ケーキも近くの人気ケーキ店と提携して作っている限定のケーキを提供しています。午後だともう売り切れていることもありますよ!
そこから眺める景色は自分のペースにあったのんびりとした風景だと言えます。ギャラーの展示内容の多くは店主が厳選したもので、芸術家たちにもそのスペースを提供しています。また全館でフリーWi-Fiの使用が可能です。
4Fはレンタルギャラリーで、環境は広くゆったりとしていて快適です。
5Fと7Fは講座やアートスクールを行うための空間で、学生は何か商品を購入すれば特典を受けることができます。6Fは額縁の販売とオーダーメイドをメインとしています。
文豪や有名企業が愛した、文房堂自慢のオリジナル商品
画材からスタートしたお店であるからには、どれほどすごい商品があるのかを紹介しないわけにはいきません。日本で最初の国産油絵顔料は文房堂が開発したもので、顔料の濃度が高く、美しい発色を長時間保つことができる点で優れています。多くの色があるのは彼らが何度も調整した結果出来上がったもので、白色にも4種類あります!
何度も使え、場所を取らず、また便利、長年日本企業が愛用してきたそんなクリップはグッドデザイン賞を獲得しました。
さらに、文房堂は日本で最初の原稿用紙を作成した企業でもあります。中原中也、有島武郎、北原白秋、萩原朔太郎、横溝正史といった日本の文豪たちもかつて文房堂の原稿用紙の愛用者でした。用紙はペンで書くのに合っていて、滑らかな書き心地で全く力を必要としません。この復刻版の用紙は当時と同じ材料を使用していて、表紙には文豪たちの直筆の筆跡が書かれているので風情を楽しむこともできます。
買い物タイム!
ここの絵葉書は何から選んでいいのかわからないほど、日本の風景や現代画作、レトロなものから活版印刷のものまでと種類が豊富です!
映画『情書』を見たことのある人はおそらくこの貸出カードに見覚えがあるのではないでしょうか? 実際にここに愛を書き留めるのもよいでしょう。
カメラに似たこの雑貨はいつでも身につけることができる鉛筆削りです。
猫好きな人は文房堂から抜け出せなく成るかも。バッグや化粧ポーチなど、猫がプリントされた商品が数多く並べられています。
付箋は社会人も学生も必要な文房具の一つですが、面白みの中にも正確さがある相撲の付箋は初めて見ました!
まとめ
ここにやってくると知らない間に1、2時間が過ぎてしまいます。どの商品も実際に近づいて手に取って見たいと思えるもので、もし疲れてしまっても洋風のギャラーカフェで休憩することができますよ。今度ここで友達のため、もしくは自分のためにプレゼントを選べば、プレゼント選びの達人になれますよ!
この記事は、繁体字版の記事を翻訳・再編集したものです。