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ホステルとは思えない!日本橋エリアに誕生した「CITAN」のバー&ラウンジで過ごす贅沢な夜
かつて、東京から各地を結ぶ主要交通路の始まりの場所だった、日本橋。昔から多くの旅人が交錯してきた日本橋エリアに、2017年3月からホステル「CITAN(シタン)」が登場しています。見どころは宿泊施設に併設されているとは思えない、バー&ラウンジです!
2017年日本橋エリアに誕生した「CITAN」は、株式会社Backpackers’ Japanが手がけるホステル。会社創業時から変わらないのが、「あらゆる境界線を越えて、人々が集える場所を」という想いです。
人々が集う場所づくりとして力を入れてきたのが、宿に併設する「バー&ラウンジ」。宿泊者だけではなく、「周辺に住む人たちが立ち寄れる飲食スペースを」と、飲食店としてもクオリティの高さに挑み続けてきたといいます。
CITANでは、どんなバー&ラウンジに出会えるのでしょうか?
「CITAN」の名前にこめられた3つの想い
東日本橋の静かな通りの中に佇むCITANは、地下ラウンジが併設された7階建てのホステル。エントランスの隣には、カフェスタンド(8:00~19:00)が併設されていて、外観からおしゃれな雰囲気が漂います。
ゲストにとって宿の決め手のひとつとなるのが、アクセスの良さ。CITANは、都営新宿線馬喰横山駅、都営浅草線東日本橋駅、総武線快速馬喰町駅の3駅が使えるので、成田空港や羽田空港へはもちろん、新宿や浅草など観光地へのアクセスもバッチリですよ。
名前の「CITAN」は、日本語の「始端」からきています。旅人にとっては、幸先のよい始まりの場所として。周辺に住む方々にとっては、これまでなかった新しい風景と出会えるような場所に。そして働くスタッフにとっては、未来への新たな点になるように、という意味がこめられています。
宿泊施設とは思えない、料理とお酒の数々
写真提供:株式会社Backpackers’ Japan
エントランスすぐの階段を降りると見えてくるのが、バー&ラウンジ。ディナータイムは、18:00から22:30まで。お酒は24:00まで楽しめます。注文は、キャッシュオン形式。
空間に置かれているテーブルやイスは手づくりのものもあれば、アンティークショップで購入したものなどがそろいます。特定のブランドのものだけ、というよりは空間のバランスを見ながら選んだのだそう。空間の雰囲気に心を奪われたところで、お酒と料理にも酔いしれてみましょう。
1杯目を悩んだら、「バンクベッドセッションアイピーエー」(税込750円/280ml)を選んでみてください。静岡県伊豆市に酒造場をもつ「ベアードブルーイング」が手がけたクラフトビールで、Backpackers’Japanオリジナルです。スッキリとした味わいで、アルコール度数も4.5%なので、お酒が弱い人もきっと飲めるはず。
驚きはライナップの豊富さ。こちらは、ブルガリアの赤ワイン「プティ・エニーラ2011」(税込700円)。ラズベリーの甘酸っぱさが感じられ、後味の余韻にひたれるワインです。CITANでは、クロアチアやニュージランド、もちろん日本など、国内外問わず多様な種類のワインがそろいます。
グラスでは常時赤白3〜4種類ほどから選ぶことが可能。ボトルワインもあるので、大勢でシェアして飲むと楽しさも倍になりそうですね。
会社のオフィスが多い日本橋エリアということもあり、30代以上の世代が楽しみやすいドリンクの幅を広げているとのこと。ウイスキーやカクテルはもちろん、ノンアルコールカクテルやソフトドリンクも幅広くそろっているので、お気に入りのお酒を見つけてみてください!
料理は、お酒と合うメニューが開発され、提供されています。「飲みながら楽しめる」「みんなでシェアできるもの」が中心のラインナップ。
「いちじくバター」(税込500円)は、クラッカーのような大きないちじくにバターが挟んであるおつまみ。甘酸っぱいいちじくにバターの塩気がマッチしています。バターが少し溶けたときに口に入れ、ワインと合わせると、たまらないおいしさを味わうことができますよ!
「身体によいものを食べたい!」と思ったら、旬の野菜を鉄板であたたかくいただける、「季節の野菜ロースト」(税込950円)を。ジャガイモ、ミニトマト、紫タマネギ、トウモロコシなど、ゴロゴロと大きく切られた野菜たちの甘みが口の中で広がります。野菜は時期や仕入れの状況により、内容が変わります。
こちらは、「徳島県産 阿波尾鶏の鶏天」(税込680円)。大きな鶏天が4つあり、しょうゆベースのソースと、タルタルソースの2種の味を楽しめます。衣はサクッと軽い食感。レアの状態でも安心して食べることができます。ビールに合わせても、ワインに合わせてもおいしい!
ほかにも、「フィッシュ&チップス 黒岩塩のタルタルソース」(税込900円)といったスナック系や、デザートももちろんあります。ガッツリ食べたいときも、少しつまみたいときでも、どんな気分でも満足できることでしょう。
もちろん、滞在も贅沢気分を味わえます
写真提供:株式会社Backpackers’ Japan
CITANがホステルということを忘れてはいけません。部屋のクオリティも高いです。2〜7階には、ドミトリーをはじめ、ツイン、ダブルなどの個室の部屋があります。
男女混合ドミトリー(8人部屋/3,000円〜、4人部屋/3,400円〜ともに税込)、女性専用ドミトリー(8人部屋/3,200円〜、4人部屋/3,600円〜ともに税込)には、読書用のライトや、一人ひとりのスペースにコンセントがついているので、快適に過ごせるはず。
写真提供:株式会社Backpackers’ Japan
また、机や洗面台がついている「キングダブルルーム」(スタンダード:10,000円、ラージ:11,000円ともに税込)は、フロア内で1番大きなダブルベッドの部屋です。日当たりのいい空間と、広々としたベッドが旅の疲れを癒やしてくれるはず。
写真提供:株式会社Backpackers’ Japan
基本的にシャワーは共同ですが、常に清潔にしてあるので安心。シャンプー・コンディショナー・ボディソープなどのアメニティには、同エリアに拠点をかまえる「OSAJI(オサジ)」という、オーガニックコスメが用意されています。
アクセスがよく、東京の風情が感じられる日本橋エリアで、洗練されたバー&ラウンジが楽しめ、清潔、リラックスした部屋が提供されている。連泊したくなりますね。
CITANで幸先のよい旅を!
写真提供:株式会社Backpackers’ Japan
宿泊施設とは思えない、多様なお酒と料理を味わえるCITAN。宿泊しなくても「どこかで飲みたいな」というときに、至福のひとときを過ごせるはずです!
日本へ来たばかりの方も、これから帰国の途に着く方も、そして、日本に住んでいる方も。CITANのホスピタリティあふれる空間で、旅や人生の機運を高めてみてはいかがでしょうか。
取材協力:株式会社Backpackers’ Japan
福島県出身。まちづくりの仕事を経て、都内で編集者をしています。これまで25カ国以上行くほど海外がすきです