温泉と伝統工芸の贅沢時間「星野リゾート 界 鬼怒川」
「星野リゾート 界 鬼怒川」は、東京から2時間ほどの栃木県・鬼怒川温泉にある温泉旅館です。美しい自然と地元の伝統工芸品に囲まれて、ゆっくりと過ごすことができます。宿自慢の料理や温泉、アクティビティについて紹介します。
鬼怒川温泉で思い出に残る滞在を
「星野リゾート 界 鬼怒川」
Picture courtesy of Hoshino Resorts
東京から北に2時間ほどの、栃木県を流れる鬼怒川の両岸には、眠る龍の背骨を思わせるような霧深い山々が連なっています。鬼怒川温泉は、この鬼怒川から名前をとった温泉です。
「星野リゾート 界 鬼怒川」は、鬼怒川の豊かな自然を満喫できる、贅沢な隠れ家のような宿泊施設。栃木の伝統工芸を使ったアクティビィティなど、またとない機会もゲストに提供していす。
鬼怒川の自然と伝統工芸を堪能
MATCHA編集部がタクシーで山の中腹にあるエントランスに着いたときから、「界 鬼怒川」の伝統工芸と隅々までいきわたる美意識を感じることができました。
地元で採掘された大谷石のランプや、鬼怒川の色を思わせる黒羽藍染めの染物など、栃木の伝統工芸品が施設のいたるところに飾られています。
到着後は、ガラス張りスロープカーで山の上にあるロビーまで登ります。
ロビーは床から天井までガラス張りになっており、森の緑を眺めながらウェルカムドリンクをいただきました。
柔らかな光に照らされて陳列されているのは「益子焼」。美しさや機能性、独特の文様で知られる栃木の伝統工芸品です。
ロビーランウンジの一角には、座り心地のよいソファが並ぶ「トラベルライブラリー」があります。のんびりと読書したり、ドリンクを楽しんだり、あるいはただ中庭の景色を眺めたりと、思い思いの過ごし方ができます。
大きな窓からは、鬼怒川の森を眺望可能。まるで刻々と姿を変える自然の"壁画"のようです。春と夏には美しい緑、秋には紅葉、冬には純白の雪景色が望めます。
伝統工芸品を取り入れた豪華な部屋
「界 鬼怒川」の室内は、現代的なラグジュアリーと伝統的な日本の美を融合したデザイン。ベッドのマットレスは、ゲストが快適な睡眠をとれるよう特別にデザインされたものです。
Picture courtesy of Hoshino Resorts
「界 鬼怒川」では、客室にも地元の工芸を取り入れています。鬼怒川のせせらぎを聞きながらくつろげるテラスには、地元産の大谷石を使用。部屋のあちこちで栃木の伝統工芸を目にすることができます。
「界 鬼怒川」の客室はすべて、益子焼や黒羽藍染めの染物などの栃木の伝統工芸品を多数用いた「ご当地部屋」です。露天風呂付の部屋もあり、ゆっくりとくつろげます。
「界 鬼怒川」の客室について詳しくは、公式HPをご覧ください。
日本文化と地元の伝統工芸に触れるアクティビティ
チェックイン後は、季節のアクティビティに申し込むことができます。栃木の工芸品や日本の伝統からインスピレーションを受けたさまざまなアクティビティが用意されています。
筆者は、最初に栃木名産のブルーベリーを使ったかき氷をいただきました。かき氷は日本で夏に食べられるデザート。羽のように軽く削った氷に、新鮮なブルーベリーシロップをトッピングしています。
黒羽藍染めの色に似たブルーベリーの色合いが爽やかです。
本館と庭を隔てた位置にある「さくらの間」では、うちわ作りが体験できます。
ゲストはさまざまな種類の黒羽藍染めの中から気に入った柄を選んで、うちわを作ります。「界 鬼怒川」の素敵なおみやげです。
日が落ちてから庭に出ると、提灯が石造りの小道を照らしていました。ここで、筆者は日本の夏の風物詩・花火を楽しみました。花火を手に持つと、まるで雪の結晶のような繊細な火花を散らしていました。
「界 鬼怒川」のアクティビティについて詳しくは、公式HPをご覧ください。
益子焼で提供される目にも楽しい料理の数々
「界 鬼怒川」の夕食は、日本式のフルコース"会席料理"です。この日、筆者がいただいたのは、香りのよいローストビーフの前菜や、タイをナスやネギと一緒に煮込んだ汁物など。ほとんどの料理に地元産の食材が使用されていて、その調理方法も多様です。
かぼちゃの赤味噌蒸しや、里芋の白ごま酢がけ、海老の焼き物を含む「珍味の盛り合わせ」では、9種類の料理を少量ずついただけます。
食事の中盤、スタッフがドーム状の益子焼をテーブルに運び、カセットコンロの上に置くと、おいしい香りが漂いはじめました。スタッフがドーム状の蓋を外すと、ほどよく蒸された季節の野菜と薄切りのサーロインの牛肉が姿を現しました。
デザートは、新鮮なフルーツを使ったラムネゼリー、小豆とこんにゃくが入った和菓子「あんみつ」のどちらかを選べます。
秋のディナーコース Picture courtesy of Hoshino Resorts
「界 鬼怒川」の会席料理は旬の新鮮な食材を使用するため、季節ごとにメニューは変わります。
出される料理はあらかじめ決まっていますが、アレルギーや食事制限には柔軟に対応してもらえるので、予約の際にスタッフにお伝えください。
翌朝は、のどかな庭の景色を眺めながら和朝食をいただきました。
朝食にも地元の名物がずらりと並びます。湯波(豆乳を沸騰させて作った薄皮)、納豆、温泉豆腐などが美しい木製のお盆に載って出され、ランの花も添えられています。爽やかな柑橘類とリンゴのジュースもありました。
「界 鬼怒川」の料理について詳しくは、公式HPをご覧ください。
ご当地楽で益子焼きに触れる
Picture courtesy of Hoshino Resorts
「界 鬼怒川」での楽しいアクティビティは夕食後も続きます。夜のご当地楽では、益子焼について学んだり触れたりできます。
最初に、さまざまな柄の器から3枚を選び、選んだ器で和菓子を楽しみます。益子焼の歴史と特徴についてスタッフが説明してくれるので、理解が深まります。
その後、スタッフが演奏する益子焼で作った笛と太鼓の調べを聞きました。演奏後は自分で太鼓をたたいてみることもできます。
名湯でくつろぐ
Picture courtesy of Hoshino Resorts
鬼怒川温泉は、江戸時代から名湯として知られる温泉です。「界 鬼怒川」では、男女に浴場が別れていて、男湯、女湯共に内湯と露天風呂があります。
内湯からも露天風呂からも、湯に浸かりながら庭の景色を眺めることができます。
入浴後は、畳敷きの「湯上がり処」でお茶をいただきながら、目の前の竹林を眺めてくつろぐことも可能。ここにも内装に大谷石と黒羽藍染めが取り入れられています。
「界 鬼怒川」の温泉について詳しくは、公式HPをご覧ください。
贅沢な空間で伝統工芸を楽しむ
Picture courtesy of Hoshino Resorts
朝にもう一度温泉につかって、朝食を楽しんだ後はチェックアウトの時間。スロープカーに乗って山を下りました。
「界 鬼怒川」は、おいしい食事や、洗練された客室、魅力的なアクティビティがそろう場所。季節を問わず、このエリアの素晴らしさに触れられます。思い出に残る旅をしに「界 鬼怒川」を訪れてみてください。
「星野リゾート 界 鬼怒川」公式HP:https://kai-ryokan.jp/kinugawa/
空室状況を確認して部屋を予約したい方は、こちらをご覧ください。
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Main image courtesy of Hoshino Resorts
Written by Susan Spann
Sponsored by Hoshino Resorts