アートと音楽の街・松本を味わいつくせる宿「星野リゾート 界 松本」の魅力を大解剖!
国宝・松本城で国内外から注目を集める松本市は、刺激的な音楽シーンと現代アートに彩られた、文化的な魅力も併せ持つ街です。この街を訪れるなら、松本市の文化や食を存分に味わえるうえ、歴史ある浅間温泉も楽しめる「星野リゾート 界 松本」での宿泊がオススメ!
東京から中央本線の特急列車で最短2時間40分でアクセスできる松本市。
「烏城」と呼ばれ親しまれる国宝・松本城の所在地であり、音楽やアート活動が盛んに行われる文化都市でもあります。毎年8月~9月には、国際音楽祭「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」が開催され、国内外の音楽愛好家が集まります。
また芸術家・草間彌生氏の出身地でもあり、市内には美術館や文化施設が点在。日本の伝統工芸や現代アートに触れたい方にはたまらない街です。
そんな豊かな文化に魅了されて松本を訪れる方の宿泊先としてオススメなのが、「星野リゾート 界 松本」。この街の洗練された文化を凝縮した形で体感できる宿です。
本記事ではMATCHAの英語版編集者が実際に「界 松本」に泊まって体感した、このユニークな宿泊施設の魅力を詳しくご紹介します。
魅力1:アートと伝統工芸を楽しめる芸術的価値の高い施設
「界 松本」に到着したゲストを出迎えてくれるのが、こちらの音楽ホールのようなロビー。
日本を代表する現代建築家・羽深隆雄がデザインしたこちらの建物は、雲母刷り(※1)で造られた天井をはじめ、スサ入りの天然の土壁や細工を凝らした障子のデザインなど、随所に伝統工芸が取り入れられています。
このロビーは音響効果を考えて造られており、毎晩ジャズやクラシック音楽のコンサートが開催されます。音楽好きの筆者は、ここでライブ音楽を聴くのがこの旅の楽しみの1つでもありました。
※1:雲母刷り(きらずり)……雲母(うんも)の微粉を用いて、和紙などを装飾する伝統工芸のこと。
館内には、松本市の代表的な工芸品である漆硝子のクリスタルボウルが展示されています。上品で色鮮やかな工芸品で、松本への旅の記念品としてぴったりです。
ロビーの一角にあるショップでは、漆硝子のクリスタルボウルをはじめ藍染のスカーフや可愛い下駄など、松本周辺で作られる素敵な工芸品が。高級リゾートを展開する「星野リゾート」の目利きで集められた品々なので、品質はお墨付きですよ。
魅力2:松本市の文化にまつわるテーマのある客室
「界 松本」の客室は全て和室で、畳と障子によって作られた日本らしい空間です。今回、筆者が泊まったのは音楽がテーマの「ご当地部屋」。「界 松本」に1室しかない特別な部屋です。
室内には楽器をイメージした木製のスピーカーや家具、そして本物のフルートなどが展示されています。また「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」関連の曲やジャズのCDが置かれており、音楽を聴きながら和の空間の中でくつろぐことができます。
部屋に置かれているオブジェは繊細な造り。くつろぎながら、1つひとつ心ゆくまでゆっくりと鑑賞することができます。アート好きの方は、この部屋で過ごすだけでもさまざまな刺激をもらえることでしょう。
「界 松本」の客室の特徴についてもっと知りたい方は、施設のサイトをご覧ください。
魅力3:手まりをイメージした器でいただく贅沢な会席料理
松本市の豊かな文化は、「界 松本」の料理のデザインと組み合わせにも反映されています。
夕食の目玉料理は、可愛くて色鮮やかな松本手まり(※2)の形をした器でいただく刺身。
手まりをイメージした磁器は3つの皿になっており、器のデザインが料理をいっそう華やかに見せてくれます。見るのも食べるのも楽しみな一品です。
※2:手まり……球体をした日本の伝統的な遊具の1つ。糸を幾何学模様状に巻いた美しいデザインが特徴。
「界 松本」でしか味わえないもう1つの特徴的な料理は、ワインを使ったしゃぶしゃぶです。
高級な和牛のスライスを温めたワインに通して食べるこの料理は、香りがよく上品な味で筆者のお気に入り。人生で一度は食べてほしい贅沢な一品です!
この特別なしゃぶしゃぶで使用されているワインは、長野県が誇る「信州ワイン」ブランド。長野県はワインの産地として有名で、メルローやコンコードといったぶどうの品種で作られた深い味の赤ワインが人気があります。
1日4回開催される「ワイン紀行」というアクティビティでは、長野県のワイナリーの物語を聞きながら、信州ワイン3種類が味わえます。香り豊かで深い味のワインがお好きな方は、ぜひ信州ワインを味わってみてください!
「界 松本」で楽しめる料理についてもっと知りたい方は、施設のサイトで詳細をご覧ください。
魅力4:心身を癒してくれる温泉とマッサージ
「界 松本」は、日本の最古の温泉地の1つである浅間温泉を引いており、露天風呂や岩盤浴を含む8種13通りの湯が楽しめます。
大浴場の入り口には温泉の楽しみ方が絵入りで丁寧に説明されているので、海外からの旅行者も日本のお風呂を最大限に味わうことができるでしょう。
浅間温泉は昔から湯治の地としてその名を知られています。
「界 松本」ではその伝統を引き継いで温泉とマッサージの組み合わせで心身を癒すことにこだわっており、ゲストはマッサージを自分の部屋で受けることができます。
日本語がわからなくてもマッサージを受ける前に簡単なアンケートに答えることで、気になる部分を中心にマッサージを受けることができます。温泉に入り、指圧マッサージを受けると、軽くて新しい身体になったような気分が味わえますよ。
「界 松本」の温泉とマッサージのこだわりについてもっと詳しい情報を知りたい方は、施設のサイトをご覧ください。
魅力5:生演奏の贅沢なコンサートを毎晩楽しめる
「界 松本」では松本市を拠点に活躍するミュージシャンによる、ジャズやクラシック音楽のコンサートが、毎晩開催されます。
筆者が宿泊した日はジャズピアノのコンサートが催されました。
コンサートでは信州地方で生まれた素敵な曲をはじめ、ディズニー映画の音楽メドレーや世界中で有名な映画のサウンドトラックを聴くことができ、新しさと懐かしさを行き来しながら心が躍るような喜びを感じました。
演奏を聞いて、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」や松本市の音楽シーンについてもっと詳しく知りたくなったら、館内のトラベルライブラリーへ。魅力的な本や写真集がたくさんそろっているこの部屋で、松本市にまつわる物語を紐解くことができますよ。
このほかにも、「界 松本」では季節ごとに日本文化に深く触れることができるさまざまなアクティビティを用意しています。詳細は施設のサイトでご覧ください。
「界 松本」で楽都・松本の文化のエッセンスを体感しよう
松本市を一度でも訪れたことのある旅行者は、伝統文化と現代アートをエレガントに融合したこの街の魅力に引き付けられたことでしょう。
松本市の浅間温泉に位置する「界 松本」は観光の拠点としても最適なので、初めて訪れる人だけでなく、何度も訪れたことのある人もきっと満足できるはずです。
松本のシンボル・松本城は、春は桜に彩られた姿、冬は雪化粧された姿など、季節によってさまざまな姿を見せてくれます。
松本城から歩ける距離にある女鳥羽川沿いに繁栄した中町商店街は、風情のある古い土蔵造りのお店が並ぶエリア。このほかにも歴史を感じさせる町並みが広がっており、散策するだけでも楽しめます。
日本の最も洗練された文化に触れてみたい方は、伝統的な文化も現代的な文化も味わえる松本市を訪れてみてはいかがでしょう?
その際は「界 松本」に宿泊し、松本文化にじっくりと浸ることをお忘れなく! 「また泊まりに行きたい!」と思わせてくれる、夢のような宿泊施設ですよ。
空室状況を確認して部屋を予約したい方は、こちらをご覧ください。
星野リゾート 界 松本公式HP:http://www.hoshinoresort.com/resortsandhotels/kai/matsumoto.html
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Photos by Miho Yamaki
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