【山形】大自然の中で味わうおいしい料理と地域のお酒!滞在自体が楽しい人気温泉ホテル3選
おいしい料理と温泉を楽しみたいなら、山形県がオススメ。国内外で有名な銀山温泉、ブドウの産地でもあるかみのやま温泉、新鮮な海の幸が楽しめる庄内・鶴岡エリアの温泉では、スタイリッシュなデザインの温泉宿で、地域の料理とお酒が味わえます。
特色ある温泉地が点在する山形県
温泉ファンなら必ず訪れたい、山形県。レトロな温泉街に降り積もる雪景色が美しい銀山温泉や、ブドウの産地でもあるかみのやま温泉など、特色ある温泉が点在しています。
「温泉に行くときは、宿にもこだわりたい」という人のために、筆者が厳選した特徴の異なる3軒の温泉宿をご紹介します!
1.大自然に隠れた癒しの温泉ホテル「おやど 森の音」
2016年、県内で有名な旅館を営む古窯(こよう)グループが開業した「おやど 森の音」。こじんまりとした温泉宿で、かみのやま温泉の山林の中に姿を隠すように佇んでいます。
落ち着いた色合いのおしゃれな内装と、静かで気品のある雰囲気にひかれて、特に若い世代が多く訪れているそうです。
客室は全部で14室。全ての部屋で畳とフロアベッドを組み合わせ、和モダンスタイルの快適な空間を創り出しています。
大きな窓からは大自然の眺め。虫や鳥の鳴き声に耳を澄ませていると、森の中にいるかのように感じられるでしょう。
Picture courtesy of おやど 森の音
大浴場は2種類あります。日中に木漏れ日が降り注ぐ「陽」と、星空を見上げながら落ち着いたひとときが過ごせる「月」です。
露天風呂を楽しみたいなら「月」、心身ともにリラックスしたい方は「陽」の大浴場がオススメ。「陽」にはナノミストサウナがあり、マイナスイオンのミストに包まれて過ごせます。
※:2020年現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためナノミストサウナは休止中です。
Picture courtesy of おやど 森の音
宿の食事では、バランスのとれた脂と柔らかな肉質が魅力の、ホテル厳選山形牛と米沢牛が味わえます。また、季節に応じて鹿肉や鴨肉などのジビエ料理の用意もあるそう。ご飯は山形県のブランド米「つや姫」。土鍋炊きでいただけますよ。
Picture courtesy of おやど 森の音
毎年4月10日から20日ごろになると、宿のそばの桜が美しく咲きほこり、宿泊客を迎えてくれます。桜を眺めながら、とっておきのワインはいかがでしょうか。宿ではソムリエが推薦する7つの銘柄の山形県産ワインを取り揃えています。
料理のおいしさはもちろん、盛り付けにも注目してみてください。まるでアート作品のような料理が並び、食べるのがもったいないと感じてしまうかもしれません。
2.水田に浮かぶ絶景の温泉ホテル「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」
山形県の西北にある庄内平野は、出羽三山(※1)から流れる雪解け水がたっぷりと染みこむ肥沃な土壌を誇るエリアです。特に米の栽培に適しており、一帯は全国的にも米どころとして有名です。
そんな庄内エリアの鶴岡市で、2018年に開業した人気温泉ホテルが「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」です。人気の秘密は、独特な外観。まるで一隻の宇宙船が水田に浮かんでいるように見えるのです。写真撮影のために訪れる人も多いそうですよ。
※1:出羽三山(でわさんざん)……山形県内の3つの霊山・月山(がっさん)、羽黒山(はぐろさん)、湯殿山(ゆどのさん)の総称。
建築界のノーベル賞ともいわれる「プリツカー建築賞」を受賞した、坂 茂(ばん しげる)氏がホテルの設計を手がけました。
建物が水田に浮かんでいるように感じられるよう、高さと広さを十分にとった2Fのスペースをフロントに利用。また、ホテル自体が周辺の田園風景に溶け込むようにするため、建築物の基礎、コア部分を除くほぼすべてが木造です。
Picture courtesy of SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
客室は全119室。もっとも人気なのは、田園風景を一望できるテラス付きの部屋「田園ビュー テラス付ダブルルーム(DOUBLE ROOM WITH TERRACE&VIEW)」です。視界を遮るものがない、開放感あふれる景色は、想像以上の心地よさが体験できるでしょう。
天然温泉はドーム型の温泉棟にあります。ピンク色を基調としたタイル貼りの女湯(内湯)が建物の中央部分にあり、青色のタイル貼りの男湯(内湯・露天)は、女湯を囲むように設計されています。
2020年8月には女性専用の露天風呂が増設されました。頭上に広がる青い空や星空が楽しめます!
Picture courtesy of SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE
ホテルでいただく料理の一部には、自社農園で栽培したベビーリーフやミニトマトなどの新鮮な野菜を使用。さらに山形牛、庄内豚、山形ハーブ鶏など、厳選された地域名産の食材が味わえます。
お酒も地域ならではのものを用意。庄内エリアの全18の酒蔵の日本酒と、県内14のワイナリーのワインを常備しています。
3.ユニークなデザイナーズ温泉旅館「銀山温泉 藤屋」
Picture courtesy of 藤屋
レトロな雰囲気が魅力の銀山温泉。ファンタジックな白銀の世界に出会えることで、世界的にも有名な場所です。温泉街には多くの旅館がありますが、創業400年を超える「銀山温泉 藤屋」は、おしゃれな外観でひときわ目を引きます。
Picture courtesy of 藤屋
旅館は2006年に、日本建築界の重鎮・隈研吾(くま けんご)氏によってリノベーションされました。隈氏の設計ではステンドグラス、簀虫籠(※2)、和紙などが大量に取り入れられ、非日常的な空間が創り出されています。
客室の番号やドアノブもありません。宿泊者が非日常感に浸るための工夫が散りばめられています。
※2:簀虫籠(すむしこ)……厚さ4ミリの竹片で作ったシェード。
Picture courtesy of 藤屋
高い天井を梁(はり)と柱で支えた館内は、余計なインテリアのないすっきりとした空間。暖色系の間接照明が組み合わさると、時間の流れを忘れてしまうほどの心地よさです。
客室は全部で8室。どの部屋も温泉街を流れる銀山川に面しているので、川の音を聞きながら温泉街の眺めが楽しめますよ。
Picture courtesy of 藤屋
旅館にはヒバ、竹、地下、石、半露天の5種類の貸切風呂があり、プライベートな空間で温泉を満喫できます。
半露天の貸切風呂では、山々から届くさわやかな空気が感じられるでしょう。窓の格子を調節して、光の加減を自分好みにもできますよ。
写真はイメージです。料理内容は季節によって異なります。(Picture courtesy of 藤屋)
食事は会席料理。ボタンエビ、イカ、マグロなど季節の鮮魚の刺身盛り合わせや、イワナの化粧焼きなど魚料理が中心です。まるで雪のように口の中で解ける、尾花沢牛の陶板焼きもオススメです。
温泉を楽しみたい方は山形へ!
記事で紹介した以外にも山形県には素晴らしい温泉地が多数あります。蔵王温泉、あつみ温泉、肘折温泉など、どこも名所ばかり!
温泉が好きな方は、山形県に訪れてリラックスの旅を楽しみましょう!
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Written by Chen
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