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海外引越しの流れを解説!荷物と手続きの注意点・オススメの運送会社
海外への引越しは簡単なことではありません。電化製品や家具などすべてを輸送するとなると、その費用と書類手続きはとても大変です。日本の郵便局は郵便物の検査が厳しいので、中身の説明をしなくてはなりません。手続きなどをすべて代行してくれる海外の引越し業者に任せることもひとつの手段です。
日本から海外へ引っ越すときの荷物の送り方
Photo by Pixta
日本から海外へ引っ越すとき、家具や生活用品などいろんなものを持っていきたいと思う人もいるでしょう。海外引越しでは、荷物の輸送にさまざまな手続きが必要になります。
この記事では、海外引越しの流れ、手続きや荷物を送る際の注意点などを紹介します。
海外引越しの流れ
引越し業者に連絡をし、必要な書類を準備しましょう。
①パスポートのコピー(顔がはっきりと判別できるもの)
②パスポート内側の出入国証印ページのコピー
③航空券のコピー
④身分証明書の表裏のコピー(台湾国籍の方のみ必要)※携帯電話のスクリーンショットを可能とする会社もあるので、事前にご確認ください。
日本の海外引越会社の紹介
①海外引越しで荷物を予想するのにかかる税金とは
海外引越しにおいて、「自分自身のものを引越し先へ送る場合」、無税扱いとされるのが一般的ですが、「新品」のものは課税対象となるのが世界的な通例です。また、課税基準は国によって多少の違いがあります。
対策としては、派手な包装を避け、家具には「USED」と記載し、未着用の服の値札は外すなどすると、課税されにくくなります。
②リチウム電池の国際郵送条件
リチウム電池の種類 | 構造 | 海運 | 空運 |
リチウムイオン電池 | 電池と機器を同梱・電池を機器に組み込み | 〇(条件あり) | 〇(条件あり) |
リチウム金属電池 | 電池と機器を同梱・電池を機器に組み込み | 〇(条件あり) | 〇(条件あり) |
電池単体・電池パック | モバイルバッテリーなど | ✕ | ✕ |
国際郵便では、特にリチウム電池のトラブルが多く、国によって基準が異なるため、あらかじめ確認しましょう。
リチウム電池の郵送に関しては、電池の数、重さ、電池と機器の同梱または電池の内臓など厳しい条件があります。 リチウム電池については、日本郵便の郵送条件・注意事項をご確認ください。
④日本の化粧品の国際郵送条件
航空危険物 | スプレー缶、アルコール度数が24%以上の日焼け止め、ヘアケア製品、電子タバコ、香水、マニキュア、花火、アルコール飲料、モバイルバッテリーなど |
その他の条件として、化粧品は12本まで、医薬品は36本まで機内に持ち込むことができます。
ちなみに、ワインは船便で送ることが可能ですが、1リットルまでは非課税で、1リットルを超え5リットルまでは課税対象となります。5リットルを超えた場合は課税対象外となり持ち込み不可です。(飛行機の場合、手荷物と預け入れ荷物を含む)
⑤日本の液晶テレビの国際郵送条件
Picture courtesy of Pixta
日本のテレビは機種によって輸出入できない場合があります。また、中古電化製品は、個人使用の範囲では課税されませんが、新品であれば税関の判断により課税される場合があります。(自転車、冷蔵庫など)
⑥携帯品・別送品申告手続きについて
入国(帰国)時には、「携帯品・別送品申告」の手続きを行いましょう。申告書を提出しない場合には、検査に時間を要したり、手荷物の持ち込みが許可されない場合があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
株式会社建鴻
1991年に台湾人の日本留学者によって設立された株式会社建鴻は、日本での留学経験を活かしたサービスを提供しています。
特徴:繁体字翻訳あり、配送方法の指定が可能、台北に現地のカスタマーサービスあり、国際輸送・引越しの実務経験が豊富、ダンボール箱の提供、中国語対応可能
日本通運
日本通運株式会社は、日本における業界最大手で高い信頼を得ている総合物流企業です。また、日本通運グループは、世界各地へ進出しています。
特徴:公式HPには中国語と英語翻訳あり、多くの拠点で日本企業のパッケージ技術が導入されている
株式会社帆豊通商
海外輸送を中心に、海外引越、 一般貨物輸出入、貿易代行、倉庫保管業務を幅広く展開。
特徴:多言語(中国語 英語 日本語)の顧客サービス対応の国際物流企業
終わりに
「税関の手続きが難しい」、「荷物が多くて自分では運べない」という方は、日本郵便のWeb集荷サービスを利用してみてはいかがでしょうか。
個人で引越しをする場合は、他にも気をつけなければならない手続きがいくつかあるので、有料の海外引越し業者を利用したほうが無難かもしれません。
Main image courtesy of pixta
7年間台湾を離れ、東京へとうっかりやって来た。最初は慣れなかったが、徐々にこの瞬く間に変化する大都市に惹かれ、同時に伝統文化を残す姿に気持ちを寄せるようになった。子供の世話をしながらも、自分の時間を作り、駅から徒歩15分程度の場所で、人口密度が約30%のところで一息つくのが好きだ。食べ物にこだわりはあるが、美味しいものを探すことに熱心で、料理を愛し、人に食べさせることも愛している。自分はポテトチップス協会のメンバーだと自称している。
Contact :annielin99@gmail.com