【2024】富良野のラベンダー畑3選！見ごろ、ファーム富田以外のスポットも地元ライターが紹介

北海道・富良野のどこでラベンダーは見られる？

北海道でもっとも人気の観光スポットのひとつ、ラベンダー畑。しかし、それらはいつ、どこで見ることができるのでしょうか？

今回は、特に有名な富良野に焦点を当て、人気スポット3つとおすすめの写真の取り方、またアクセスなどをお伝えします！

なお、富良野で人気のあるラベンダー畑は、JR富良野駅から少し離れたところにあるので、ご注意ください。

目次

富良野のラベンダーの見頃は？

富良野の周辺では、ラベンダーは早咲きの品種が6月下旬から開花が始まり、遅咲きは8月上旬まで楽しむことができます。ピークは7月上旬から中旬です。

特に人気のファーム富田「ラベンダーイースト」や日の出公園「ラベンダーフェスタかみふらの」の予定は、以下をご覧ください。

この時期は日本の夏休みと重なり、北海道は観光客が増えます。レンタカーや宿泊施設は、早めに予約するようにしましょう。

・ファーム富田の「ラベンダーイースト」の開園予定
2024年6月29日～7月下旬　※ラベンダーイースト以外のエリアは年中無休
・北星山の「なかふらのラベンダーまつり＆花火大会」の予定
2024年7月20日
・日の出公園の「ラベンダーフェスタかみふらの」の予定
2024年7月13日～7月21日

富良野のラベンダースポット3選

主要な見どころは、中富良野駅の周辺に集中しています。特に有名なのは「ファーム富田」ですが、それ以外にも見どころがあります。

1.ファーム富田

「ファーム富田」は、1903年にはじまった、歴史ある農園です。1950年代からラベンダーの栽培をはじめ、その後、ラベンダーオイルの開発などに取り組んできました。

そして「ファーム富田」は、富良野のラベンダー畑の代名詞的な存在となっています。

敷地内には、「森のラベンダー畑」「倖(さきわい)の畑」など、複数のラベンダー畑があります。中でも、インスタ映えする写真を撮りたい人には、「彩りの畑」がおすすめ。カラフルな花の景色が広がります。

畑に行ったら、ぜひ目線を低くしてラベンダーを見てみてください。そうすると、ラベンダーといっても多くの品種があることが分かるでしょう。さらに、人間と同じように花を楽しむかわいい昆虫たちもたくさん見られます！

ラベンダー畑に直接入ることは許可されていませんが、畑を通る小道がたくさんあります。

その狭い道の一つに立ち、友人や通りすがりの人にちょっと撮影してもらえば、ラベンダー畑の真ん中に立っているかのような写真を撮ることができます。

ラベンダー以外にも、明るいポピーなど、さまざまな花があちこちの畑に咲いており、見ていて飽きることがありません。

ファーム富田で富良野の特産品を味わおう

ファーム富田の敷地内には、ギャラリーや、「花人の舎(はなびとのいえ)」「ラポートの舎(いえ)」といったおみやげ販売所・カフェがたくさんあります。

特におすすめは、富良野の特産品の乳製品を使った、ファーム富田の名物スイーツ・ラベンダーアイスクリーム！

カロリーが気になる人は、ジューシーな富良野メロンもおすすめ。夏の暑い日にぴったりの水分補給でリフレッシュできます！

ファーム富田内のおみやげショップでは、ラベンダーエッセンシャルオイルを使用した化粧品や、ラベンダーを使ったスイーツ・お茶なども販売しています。

穴場スポット・ラベンダーイースト

ファーム富田から東に4kmほどいくと、日本最大級のラベンダー畑「ラベンダーイースト」があります。ここは、周りに山々が広がり、壮大なパノラマが楽しめる穴場スポット。

敷地内には、「ラベンダーバス」が走っており、15分～20分ほどかけてラベンダー畑を回遊します。車内には日本語・英語・中国語・韓国語の4ヶ国語のアナウンスが流れています。

夏以外も楽しめるファーム富田

ファーム富田は、春はアイスランドポピー、秋はサルビアやマリーゴールドと、1年を通して多彩な花が楽しめます。冬は温室の花々のほか、雄大な北海道の冬景色も見どころです。

ファーム富田

〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北１５号

2. 北星山

北星山は、ファーム富田から歩いていけるほどの距離にある、隠れたラベンダーの名所。冬にはスキー場となる小さな山ですが、夏には美しいラベンダー畑に変身します。

ファーム富田ほどの規模はありませんが、北星山の魅力は、リフトに乗り、山の頂上までラベンダーを越えて飛ぶことができること。

リフトは頂上までわずか1分ほどで到着します。晴れた日には、頂上からの山々の壮大な景色を楽しむことができます！

なお、リフトに乗って山を下ることもできますがが、この美しいスポットを楽しむには、歩いて降りるのがおすすめです。

なかふらの北星山 ラベンダー園

〒071-0714 北海道空知郡中富良野町宮町1-41

3.日の出公園

中富良野駅の隣にある上富良野駅から、徒歩15分で行ける日の出公園。ここは本当に美しい公園です！

展望台の頂上からは、ラベンダー庭園のパノラマを楽しむことができます。

公園は親密でロマンチックな雰囲気が漂っており、フォトウェディングにも人気です。あなたが行ったら、白いドレスを着たカップルを見かけるかもしれません！

公園には小さな赤い屋根の小屋もあります。大自然をバックにした赤い屋根の家は、北海道のシンボリックな光景ですが、ラベンダーに囲まれた赤い屋根はすべてそうではありません！

日の出公園は、7月中旬ごろに「ラベンダーフェスタかみふらの」を開催することでも知られています。

このイベントでは夜、ラベンダーがライトアップされ、幻想的な光景が広がります。さらに、花火やミニビアガーデン、さらにステージショーなども楽しめます。

日の出公園

〒071-0521 北海道空知郡上富良野町東１線北２７号

富良野へのアクセス

レンタカーがおすすめ

富良野行の電車は、本数が多くありません。また、富良野以外のエリアも周遊したい場合は、レンタカーが便利です。複数人数で行くときは、列車よりレンタカーが安くなる場合もあります。

また、レンタカーがあると、ファーム富田の穴場スポット「ラベンダーイースト」にも行きやすくなります。

MATCHAでは、日産レンタカー、ニッポンレンタカーが安くレンタルできる特別割引を行っています。

公共交通機関で行く場合

JR富良野線の中富良野駅から、ファーム富田へ徒歩25分、北星山へ徒歩10分で行けます。中富良野駅へは、札幌から特急などを使って2～3時間程度。

また、日の出公園へは、中富良野駅の隣にある上富良野駅から徒歩15分で行けます。

JR富良野線は、1～2時間に1本程度しか便がありません。ただし、ラベンダーの時期は、以下の季節限定の列車「ノロッコ号」「フラノラベンダーエクスプレス」が運行します。こちらもチェックください。

旭川～富良野をつなぐノロッコ号

富良野のラベンダー畑へ行く魅力的な方法の一つが、JR北海道が運行する季節限定の列車「ノロッコ号」です。

「ノロッコ号」は、旭川・富良野・美瑛の間を結ぶ列車。途中、美しい北海道の田園風景を楽しむことができます。今回紹介した「ファーム富田」は「ラベンダー畑駅」、北星山は「中富良野駅」、日の出公園は「上富良野駅」が最寄りとなります。

上り、下りとも1日3本走ります。停車駅・運行日は、以下を確認ください。

この列車には自由席の車両が2つありますが、混むこともあるので、指定席を取ってもよいでしょう。指定席は、みどりの窓口、あるいは「えきねっと」で購入できます。

2024年の運行予定
6月8日、9日、６月15日～８月12日の毎日、８月17日～９月23日の土日祝
停車駅
旭川-美瑛-美馬牛-上富良野-ラベンダー畑-中富良野-富良野

札幌と富良野をつなぐ観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」

札幌から富良野に行く場合、JR北海道が運行する観光列車「フラノラベンダーエクスプレス」に乗ることもできます。これは、ラベンダー色の列車で、札幌と富良野を約2時間で結んでいます。

「フラノラベンダーエクスプレス」は自由席車両が２つあります。指定席のほうに乗りたい場合は、みどりの窓口、あるいは「えきねっと」で購入できます。

2024年の運行予定
6月8日、9日、６月15日～８月12日の毎日、８月17日～９月23日の土日祝

富良野のおすすめホテル

せっかくの人気スポット・富良野に来たら、1日ゆっくり過ごしていってもよいでしょう。ただし、ラベンダーの季節の予約は早めがおすすめです。

天然温泉 紫雲の湯 ラビスタ富良野ヒルズ

Picture courtesy of Booking.com

富良野の人気ホテル「天然温泉紫雲の湯ラビスタ富良野ヒルズ」。富良野駅から徒歩4分というアクセスの良さが魅力で、最上階(9F)にある露天風呂からは、十勝岳連峰の絶景を楽しめます。

ドーミーイン系列のため、料金も比較的リーズナブルです。

ホステル トマール

Picture courtesy of Booking.com

安く泊まりたい人におすすめは、「ホステル トマール」です。富良野駅から300mほど離れた宿です。

ドミトリータイプなら4000円程度で泊まれることも。シングルルームもあります。

北海道のラベンダー畑を富良野で満喫！

本記事を参考に、今年の初夏は、ぜひ富良野を満喫してくださいね！