初心者さんでも大丈夫!【広島のお好み焼食べ方講座】きれいにおいしく食べる方法
広島に来たら必ず食べておきたいグルメと言えばお好み焼。キャベツやもやし、豚肉、卵、麺などを重ねて焼く広島のお好み焼は、ミルフィーユのように具材が何層にも重なっているのが特徴です。それだけに、「食べにくそう…」というイメージを持つ方もいるかもしれませんね。そこで今回は、広島のお好み焼をきれいにおいしく食べる方法を紹介します。
今回教えてくれたのは、広島のお好み焼に詳しい「シャオヘイ」さん
今回広島のお好み焼の食べ方を教えてくれたのは、シャオヘイさんです。広島を中心に「飲食文化ライター」や「食の評論家」、「講師」など、広島の食文化を広める活動を積極的に行っている方で、広島のお好み焼にも精通しています。2019年には広島のお好み焼の歴史をまとめた『熱狂のお好み焼』という本も出版。そんな「お好み焼のプロ」であるシャオヘイさんに広島のお好み焼をおいしくきれいに食べる方法を教えてもらいましょう。
※こちらの記事は、「広島お好み焼みっちゃん総本店【公式】」のYouTubeチャンネルより抜粋した内容となっています。
お好み焼店にはカウンター席とテーブル席がある!
まずはお好み焼店の座席についてみていきましょう。
座席には、鉄板目の前のカウンター席とテーブル席があります。こちらはカウンター席。
そしてこちらがテーブル席です。
カウンター席では、お好み焼をつくる様子を目の前で見ることができます。また、鉄板には「お好み焼が冷めにくい」、「継続して加熱することで味の変化が楽しめる」といったメリットもあります。
お好み焼店の中には、鉄板つきのテーブル席があるお店や、鉄板皿でお好み焼を提供するお店もあります。鉄板のよさを生かしながらテーブル席でゆっくりと食事を楽しむこともできるので、シーンや人数にあわせて好みの席を選んでみてくださいね。
お好み焼をきれいに切る方法
次は、お好み焼の切り方について解説します。
お好み焼をヘラで切るときに初心者さんがやりがちなのが、放射状に切り分けるパイ切りです。
もちろんこの食べ方でもおいしく食べることができますが、広島のお好み焼はキャベツやもやしがたくさん入っているため、お皿に乗せて箸で食べるときに食べにくくなる点がデメリット。
また、大きく切った状態で頬張ると、やけどの可能性もあるので注意が必要です。
おすすめの切り方は「格子状」に切ることです。切り始めは真ん中ではなくお好み焼の端から。右利きの方は右側から切りましょう。そして、2~3cmの1口サイズになるように小さく切っていくのがコツです。
縦と横に小さく切った格子状にすることで、ぐっと食べやすくなりますよ。
ヘラの持ち方のポイント
お好み焼を格子状に切るためには、ヘラの持ち方もポイントです。
まず、しっかりと握って持つのが大事。
さらにヘラのおしり部分を親指でぐっと押さえるように握ると、ヘラを鉄板に押しつけて切ることができます。お好み焼の皮がめくれずに、きれいに切れますよ。
ヘラの使い方のポイント
ヘラを正しく持ったら、お好み焼を切っていきましょう。
まっすぐ水平にヘラを入れてしまいがちですが、そうするとお好み焼が崩れやすくなります。ポイントは、ヘラの角の部分を刺すようにお好み焼に押し入れること。45°の角度が目安です。
その後、ヘラを垂直に立てて切ってみてください。このようにしてヘラを使うと、慣れていない方でもお好み焼をきれいに切ることができます。ちょっとしたポイントですが、これだけで崩れにくくなりますよ。
お好み焼をヘラできれいに食べる方法
ヘラを使ってお好み焼を食べるときは、ヘラの隅にお好み焼をのせて口に運ぶことがポイントです。ヘラをまっすぐ口に入れようとすると、かなり大きく口を開けなくてはいけません。
ヘラの角から口に入れると、スマートに食べることができますよ。ヘラをななめに口に持っていくイメージで食べてみてください。
広島のお好み焼の食べ方は自由!好みのスタイルで楽しんでみよう
ここまでお好み焼の切り方やヘラの使い方などについて紹介しましたが、お好み焼の食べ方は自由です。おいしいお好み焼はお皿で食べてももちろんおいしいので、初心者さんはまずはお皿から試してみてもいいかもしれません。
鉄板で上手に食べることができたときの達成感もエンターテイメントのひとつ!今回の記事を参考に、鉄板で食べるお好み焼に挑戦してみてもいいですね。
ぜひ自分らしいスタイルで、広島のお好み焼を楽しんでみてください!
昭和二十五年創業。元祖 広島流お好み焼には、井畝満夫のこだわりがつまっています。 “みっちゃん”こと井畝満夫がこだわるのは「毎日でも食べられる、あっさりと飽きのこないお好み焼」。 昔からのスタイルを変えずに、今も元祖 広島流のお好み焼の味を守り続けています。