旅の準備はじめよう

白馬エリアは、1998年の長野冬季オリンピックの会場として知られています。今回は、世界的なスノーボードブランドも撮影やシューティングの舞台として選んだ「白馬乗鞍温泉スキー場」について詳しく解説します。
白馬乗鞍温泉スキー場は、長野県北安曇郡小谷村白馬乗鞍高原に位置する「白馬バレー(HAKUBA VALLAY)」の一部です。通称「ハクノリ」と呼ばれています。
白馬乗鞍温泉スキー場は、中級者向けを中心に初心者向けや上級者向けの全15コースがあるため、家族連れからエクストリームスポーツが好きな方と幅広い層におすすめです。
白馬乗鞍温泉スキー場は白馬バレーの中でも内陸部に位置しているため、雪質が良いと評判です。
一方、規模としては小さめのスキー場で比較的空いている傾向にあり、一部のスキー・スノーボードファンからは穴場として親しまれています。
白馬乗鞍温泉スキー場でスキーやスノーボードを楽しむ際のリフト券や、レンタル用品の各種料金についてご紹介します。事前にチェックして、日本でのスキー・スノーボード計画をスムーズに進めましょう。
リフト券
白馬乗鞍温泉スキー場では、白馬コルチナスキー場との共通リフト券の販売がメインです。
※最新情報および、そのほかの券種については公式Webサイトをご確認ください
長期で白馬乗鞍温泉スキー場を楽しみたい方は「シーズン券」を購入するという選択肢もあります。
他のスキーリゾートとの相互割引や「Vail Resorts」との提携による特典や割引も受けられるようです。
また白馬乗鞍温泉スキー場を含む白馬バレーは、世界規模のスノーリゾートアライアンス「Epic Pass」とも提携しています。世界を股にかけてウインタースポーツをする方にもおすすめです。
なおリフト券の中にはオンラインで購入できる券もありますが、リフト券の国外発送に対応していませんので、当日窓口で受け取りましょう。受け取りの際は身分証の提示が必要です。
オンライン購入の手間を考慮すると、現地に到着してから購入することをおすすめします。
レンタル用品
併設の「白馬アルプスホテル」内ロッカールーム横にあるブースで、必要な道具を借りられます。2025年1月現在の主なレンタル料金は、以下のとおりです。
※最新情報およびそのほかレンタル用品および料金は公式Webサイトをご確認ください。
ゴーグルやグローブなども販売しているため、万が一持参しなかったとしても現地で手に入れられます。
ウインタースポーツ用具は通常手荷物として持参できますが、事前に日本行き国際線の多くは登録手続きをしたり別途費用を支払ったりしなければなりません。一方で、現地でのレンタル費用が高くつく場合もあるでしょう。
スキーやスノーボード旅行を計画する際は、レンタル費用とスポーツ用手荷物の費用を比較し、あらかじめ旅行予算に含めることをおすすめします。
白馬乗鞍温泉スキー場の特徴は以下のとおりです。
詳しくご紹介します。
白馬乗鞍温泉スキー場は、バリエーション豊かなコースが特徴的です。
広大なゲレンデは初心者や家族連れ向けの優しいコースから、上級者が満足する最大斜度38度のバーンやモーグルコースなど選択肢が豊富にあります。さらに、オフピステ(人の手が入っていない雪面)のゲレンデも用意されており、プロ向けのスキー・スノーボードも楽しめます。
さまざまなスキルやスタイルに合ったコースで、今までにない日本でのウインタースポーツが満喫できるでしょう。
【注意】第11ペアリフト付近は自己責任エリア
白馬乗鞍温泉スキー場内の「第11ペアリフト付近」は、スキー場管理区域外に位置する「自己責任エリア」です。
「自己責任エリア」とは、一般のゲレンデ専用リフトとは異なり、ゲレンデ区域外の滑走が自己責任となる場所を指します。自己責任エリアでは、スキーヤーやスノーボーダーがルールを守り、安全に滑ることが求められます。
したがって、免責事項同意書の提出と腕章の着用が必要です。(登山届や山岳保険の加入は任意)
「免責事項同意書」は事前に公式Webサイトからダウンロードでき、英語や中国語にも対応しています。入山を希望する場合は事前にルールを確認し、安全な滑走を心がけましょう。
「Hakuba Valley全山共通シーズン券」を購入することで、白馬乗鞍温泉スキー場を含む白馬バレー内のスキー場が、1つのスキー場として扱われるようになります。
「白馬バレー」エリアにある10スキー場のうち、以下9つのスキー場では、共通自動改札システムが導入されています。
なお乗鞍温泉スキー場を拠点に利用する場合は、隣接する白馬コルチナスキー上でのチケット受け取りとなるため注意が必要です。
白馬乗鞍温泉スキー場は大規模スキー場とは異なり広すぎず狭すぎず、ちょうど良いサイズ感が魅力です。白馬乗鞍温泉スキー場のコース1本の距離が比較的短いため、疲れにくいという特徴があります。そのため以下のような方に特におすすめです。
白馬乗鞍スキー場を狭いと感じる方も、中にはいるかもしれません。白馬乗鞍温泉スキー場は、白馬コルチナスキー場との共通リフト券が主流です。
2つのゲレンデをあわせると総30コースですので、物足りなさは両ゲレンデを行き来することで解決できるでしょう。
白馬乗鞍温泉スキー場は広すぎず狭すぎないサイズ感のスキー場ですが、楽しむためには事前の情報収集は欠かせません。
ここでは白馬乗鞍温泉スキー場を楽しい滞在にするために事前に知っておきたいポイントを4つご紹介します。
白馬乗鞍温泉スキー場でパウダースノーを楽しむなら、1月から3月に訪れるのがベストです。特に1月と2月は降雪が多い傾向にあり、最高のパウダースノーが楽しめるでしょう。
また3月にもまとまった雪が降るほか、4月にも1~2回ほどパウダースノーを楽しむチャンスがあります。ウインタースポーツのシーズン後半に差し掛かると、パウダースノーを楽しめるのが午前中のみになるなど、時間が限られてしまうようです。
白馬乗鞍温泉スキー場への旅行計画を立てる際は、これらの時期を検討してみるとよいでしょう。
白馬乗鞍温泉スキー場周辺は、宿の選択肢が豊富にあります。特にゲレンデからホテルまでのアクセスを重要視する場合は、「白馬アルプスホテル」への宿泊がおすすめです。
ゲレンデまでのアクセスよりも、もう少しリーズナブルな宿に宿泊したい方は、スキー場周辺の宿を手配してみましょう。事前に小谷村の観光公式Webサイトで宿の詳細を確認できますが、一部の宿ではWebサイトが用意されていない場合があるため、注意が必要です。
温泉を楽しみたいなら、「白馬アルプスホテル」と「若栗温泉乗鞍荘」がおすすめです。後述しますが、日本ではウインタースポーツを楽しんだ後に、温泉で体を休めるという方法が親しまれています。
自身に最適な宿を探して、白馬乗鞍温泉スキー場での滞在を満喫してくださいね。
スキーやスノーボードを楽しむだけでなく、ゲレンデ内のレストランのメニューもあらかじめ把握しておくと安心です。
白馬乗鞍温泉スキー場内には、メインレストラン「スノードロップ」と、里見中央ゲレンデサイドの小さなレストランが3ヵ所(プチホテル バク、ペンション アンデス、ハイジ)あります。
特にメインレストランの「スノードロップ」は、カレーや丼物など多彩なメニューが用意されています。
またゲレンデ内のレストランは早割リフト券パックやネットクーポンの対象施設でもあるため、クーポンを活用するとお得です。
スキー後に利用できる日帰り温泉施設を2つご紹介します。
泉質は同じですので、予算や当日の疲労感などにあわせて訪問先を検討してみてください。
白馬乗鞍温泉スキー場へは、主にJRとバスを組み合わせる方法と、バスで向かう方法があります。それぞれの違いについて詳しく見てみましょう。
白馬乗鞍温泉スキー場へのアクセス方法として、JRとバスを組み合わせる方法があります。
特に、長期で日本を旅行する場合やスキー以外で日本全国を巡る予定の方の中には「ジャパン・レール・パス」を活用する方もいるでしょう。
「ジャパン・レール・パス」を利用すると、チケットごとに指定されたJRの列車を利用できるため、白馬乗鞍温泉スキー場へも電車移動とバスを組み合わせられます。
ただし、長野県内のバス時刻や「ジャパン・レール・パス」の対応可否は、現地へ確認しなければなりません。特に冬季のバス運行本数にも限りがあるため、慎重に検討するのが安心です。
白馬乗鞍温泉スキー場へは、「スノーライナー」と呼ばれるスキー場直行バスで向かう方法もおすすめです。
「スノーライナー」は昼行や夜行便で運行されており、都心部や空港とスキーリゾートのような行きづらい場所を結びます。特に白馬乗鞍温泉スキー場がある白馬バレーへは、都市部や空港が発着の直行バスも多数運行されており、便利です。
運賃は一般的に大人1人あたり約7,500円前後ですので、スキー場への訪問だけを目的とする観光旅行に向いています。
特に「スノーライナー」は乗り換えなしで快適に移動できるため、白馬乗鞍温泉スキー場へ向かうのにおすすめです。
なお「スノーライナー」は当メディア『MACHA』からのご予約も可能です。白馬乗鞍温泉スキー場への旅行を検討している方は、乗り換えが必要なく、ゆったりと道中の景色を楽しめる直通バスも検討してみてください。
白馬乗鞍温泉スキー場は、パウダースノーが味わえるゲレンデの1つです。他の白馬エリアのスキー場と比較しても人が少ない傾向にあるため、ちょっとしたプライベート感を満喫できます。
またスキー後にすぐ入れる温泉も2ヵ所と充実しており、日本らしいスキーが楽しめる点も魅力的です。
白馬乗鞍温泉スキー場は、ちょうど良い広さの中に多彩なコースがあるため、スキー・スノーボード初心者の方や家族連れ、中上級者の方にもおすすめできます。この冬はぜひ、白馬乗鞍温泉スキー場で思い出に残る時間を過ごしてみましょう。
羽田・成田空港から各スキー場への直行バスを運行してます。 https://spur.jamjamliner.jp/