旅の準備はじめよう

奥道後壱湯の守は、愛媛県松山市の道後温泉から車で10分の立地にありながら、石手川渓谷沿いに建つ豊かな自然に囲まれた温泉宿です。 本記事ではJR松山駅から公共交通機関で道後温泉へ向かい、オススメの王道観光地、必ず食べたいグルメ、おみやげなどをご紹介します。
1泊2日
愛媛県松山市は、俳人・正岡子規、作家・夏目漱石や柴田錬三郎とも関わりの深い場所。
観光の目玉である松山城や道後温泉も、四季の移ろいが美しく、多くの文芸家に親しまれてきました。
今回は、新幹線の無い四国で、列車で来県する観光客を出迎えるJR松山駅から、電車で観光をしつつ奥道後壱湯の守へ向かいます。
JR松山駅は2024年9月末にリニューアルオープンしました。
「JR松山駅だんだん通り」は愛媛の人やモノ、文化や経験など様々な要素が織り交ざり、愛媛がぎゅっと詰まった、より深い愛媛を知るための新たな玄関口です。
松山には、JR松山駅と松山市駅(いよてつ高島屋内)という非常に似た名前の2つの駅が主要駅としてあり、多くの人々に利用されています。
この2つは全く別の場所にあるので、利用する駅の確認を必ず行いましょう。
JR松山駅から松山城へは、一番町(大街道)駅で下車するとすぐです。
松山城は、日本で12か所しか残っていない、江戸時代までに建造された天守を有する城郭の一つです(現存12天守)。
お城へはロープウェイまたはリフトで上がることができ、東雲口駅舎1階には、観光案内所が設置されていますので、観光情報を得るのにとても便利です。
天守閣へも登ることができ、途中にある売店では蛇口から出るみかんジュースを
楽しめます。
萬翠荘(ばんすいそう)は、大正11年(1922年)旧松山藩主の子孫にあたる久松 定謨(ひさまつ さだこと)伯爵が、別邸として建設したものです。
建築その物も美術品ですが現在は、絵画、掛け軸、伝統芸術品、各種イベント、個展を随時行っています。
ロープウェイ街を出て少し歩いた場所にあり、「坂の上の雲ミュージアム」が目印です。
約3000年の歴史を誇り、日本最古といわれる道後温泉のシンボルである「道後温泉本館」は、平成6年12月に公衆浴場で初めて、国の重要文化財に指定されました。
平成31年から保存修理工事に着手し、令和6年に約5年半ぶりに全館営業を再開しました。
定番のお土産はタルトや坊っちゃん団子ですが、それぞれお菓子屋さんごとで違う味わいが楽しめます。ぜひいろんな販売元のものを買って食べ比べてみてください。
他におすすめのお土産のひとつに、母恵夢(ぽえむ)があります。
バターやバニラの甘い香りが漂うビスケット生地に、ホクッと柔らかな黄味あんを包んだ創作菓子です。
季節限定のいろんな味も毎年新しく出て、道後温泉限定パッケージのミニサイズもあるのでおすすめです。
道後温泉で散策後、「奥道後壱湯の守」に向かいましょう。
到着まで市バスで約30分、事前予約制の無料送迎バス利用で約15分です。
市バスでは、奥道後壱湯の守の最寄り(奥道後)へは便が少ないため、手前の湯之元(ゆのもと)で下車するのがおすすめです。
※運行時間は最新情報を確認してください。
道後温泉からお車で約10分、石手川の深い渓谷に位置する温泉宿です。
館内には古書を集めた図書館やBar、足湯などもあり、ご滞在中お楽しみいただけます。
大露天風呂「翠明の湯」は、敷地面積約1,500平方メートルと西日本最大級の広さを誇り、美しい自然のパノラマをお楽しみ頂けます。
お部屋タイプも和室、洋室、和洋室、露天風呂付客室など幅広くご用意しております。
建物は築60年超え、館内もノスタルジックな雰囲気を感じていただける古き良きを残した内装を保っています。
館内はどうしても階段が多い造りですので、足腰の不自由な方にはご不便をおかけいたしますが、できる限りおもてなしいたしますので、ご不安なことがありましたらお気軽にご相談ください。
タトゥーや入れ墨のある方は、大浴場のご利用をご遠慮いただいております。
その場合は、個室温泉「貸切露天風呂(有料)」や露天風呂付客室をご予約くださいませ。
2日目は、愛媛県の伝統工芸品に触れていきます。
砥部焼(とべやき)は、四国一のやきものの里と言われる、愛媛県砥部町を中心に作られる陶磁器です。
砥部焼の特徴はやや厚手でぽってりとしたフォルムと、白磁に藍色の染付が施されているところ。
他の磁器と比べるとひびや欠けが入りにくく丈夫なので、日常使いできる陶磁器として愛されています。
砥部焼陶芸館では外国人観光客の方に向けて、事前予約にて、手びねり、絵付け等の体験メニューの他に、 砥部焼の器に、折り鶴や、ブリザーブドフラワーを飾り付ける事のできる体験教室も開催しております。
体験教室の後には1階の売店コーナーでお買い物を楽しんだり、様々な窯元さんの作品が並ぶ展示コーナーを楽しんだりと、楽しみは盛りだくさん。
詳細は公式HP、SNSをご覧ください。
手作り、手書きの伝統を守っているところも砥部焼の特徴のひとつです。
全国的に見て大きな産地ではありませんが、素朴な風合いやぽってりと愛らしいフォルムで、砥部焼は多くのうつわ愛好家から評価されています。
国の伝統工芸品の指定を受けており、現在は100ほどの窯元が伝統を守りながらも個性豊かな作品を作り続けています。
「しずむ夕日がたちどまる町・双海町」にある、JR下灘(しもなだ)駅は、撮影スポットとして人気が高く、一度は降りてみたい全国の無人駅ランキングでも、必ず上位に入る場所です。
JR松山駅から、電車に乗って約50分で行くことができます。乗る電車は少しわかりにくいので、駅員さんに聞くといいでしょう。周りには何もないですが、それが良いのです。
今回はJR松山駅を出発して奥道後までの1泊2日松山旅行の一例を紹介しました。
松山空港からも、いよてつの運営する市バスで松山市内や道後温泉、奥道後壱湯の守まで1本で来ることもできます。
「奥道後壱湯の守」は道後温泉から車で約10分。石手川の深い渓谷に位置する温泉宿です。 大露天風呂「翠明の湯」は、敷地面積約1,500平方メートルと西日本最大級の広さを誇り、美しい自然のパノラマをお楽しみ頂けます。 また、趣の異なる湯船を持つ5種類の「貸切露天風呂」や好きな時間に温泉を楽しめる「露天風呂付客室」など、豊富な湯量を誇る当館ならではの湯めぐりもお楽しみ頂けます。 夕食は、愛媛県産の食材にこだわったディナービュッフェや会席料理をご用意。 特にディナービュッフェでは、ステーキ、握り寿司、パスタなどライブクッキングもあり。ビュッフェの醍醐味を満喫できます。 朝食もビュッフェをご用意しております。