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海外の人にとっては不思議? 日本人独特の9つの仕草
日本人独特の仕草? 日本でよく見かける仕草を紹介します。
海外へ行ったとき、「日本から来ました」と言うと、現地の人が両手を合わせて「こんにちは~」と日本語を披露するといったことが何度かありました。実際、挨拶で両手を合わせる仕草は、わたしたちはほとんどしませんが、「日本人あるある」な仕草ってどんなものがあるのかな?と思い、いくつかピックアップしてみました。
言われてみれば自分もやってる!というものが見つかるかも。
あなたはいくつやってる?日本人独特の仕草
(1) 電話しながらお辞儀
「はい、もしもし……ああ、いつもお世話になっております!」など挨拶をしながら頭を何度もぺこぺこ。電話の向こうの相手に対して相槌を打ったり、挨拶だけでなくお礼や謝罪を言うときも、無意識にお辞儀をしていること、ありませんか?
(2) 別れ際にもお辞儀
別れ際に何度もお辞儀をしながら遠ざかっていく様は、ちまたでもよく目にする光景。相手に対して背中を向けることに、どことなく罪悪感を覚えたり、失礼に値するのではないか、という思いがあるからでしょうか。気持ちよく別れられるように、切り上げどころを見極めるのが難しい時もあります。
(3) 写真を撮る時にはピース
決めポーズと言えばピース、写真撮影の時に困ったらピース、便利なポーズ、ピース。しかも「ピース」と言えどもそのバリエーションは豊富。特に手の甲を表にして口元でつくるピースは、多くの女子が中高生時代に一度はしたことがある定番ポーズではないでしょうか。
(4) 謝る時に両手を合わせる
Photo by Pixta
目上の人に対しては、なかなかしませんが、親しい間柄だと「ごめんー!」と言いながら両手を合わせることもしばしばあるのでは? この時、お辞儀をしながら両手を合わせる、というパターンもあります。
(5) 別れ際に手を振る
こちらも友達や親しい間柄でやる動作。「バイバイ!」と言いながら手を振る仕草は、世界共通ではないのです。両手を左右に振るのは、時と場合によってNoの意を表すこともあります。
(6) 髪の毛を触る
話しているとき、手持ち無沙汰なとき、無意識に髪の毛をさわったりいじったりします。これも、海外から来た人から見ると、不思議な仕草に見えることもあるようです。髪の毛を触る行為は心理学的に、「退屈」「不安感」など何かしら意味を持つ動作だと聞いたことがありますが、真相はいかに??
(7) 口元を手で覆って笑う
Photo by Pixta
笑うときに、口を手で覆うことってありませんか? 大口を開けて大爆笑、と言うのは下品なのかも。食べるときに、口元を隠す人も時々います。表情をはっきり見せないことが美徳とされ、着物の袖で顔を隠していた過去の仕草の延長なのでしょうか。
(8) ほほえみを絶やさない
自分ひとりではなく、誰かと一緒にいるときは、常にどこか微笑をたたえていることが多いようです。愛想笑いではありますが、よほどわざとらしい感じでなければ、嫌な気はしないと思います。ただ、あまりにニコニコしすぎると「この人、わたしのことが好きなの?」と淡い勘違いを招くこともあるので注意。
(9) マスクを着ける
Photo by Pixta
これだけマスクを使用する国を、わたしは日本以外に知りません。最近は風邪をひいていなくても、女性ならお化粧を隠すためだとか、違う目的で使用する人も増えているようです。色付き、香り付きのマスクも発売されています。
いかがでしたでしょうか。きっと他にも日本人特有の仕草や動作はたくさんあり、無意識にやっているため気づかないことがほとんどだと思います。身体レベルで染み付いている仕草というのは、長い長い歴史を持つ生活様式から自然と生まれたものなのかもしれませんね。
富士山の麓生まれ。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。