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【しまなみ海道近く】日本初!電力エネルギーを消費しない「ITOMACHI HOTEL 0」とは?
「ITOMACHI HOTEL 0」は、水の都といわれる愛媛県西条市に創られた日本初のゼロエネルギーホテルです。隈研吾氏が、水をテーマとした新しい環境都市「いとまち」の滞在施設として建築設計しました。自然と人の営みが共存するここでしか得られない「愛媛のたのしみ」を0から体験してみませんか。
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目次
- 「ITOMACHI HOTEL 0 」とは?
- 自然のめぐりを感じながらくつろげる客室
- 愛媛の豊かさを五感で楽しめる食体験
- 自然や地域のめぐりを意識したこだわり
- 西条の新たな出会いと交流の場「ITOMACHI HOTEL 0 」
「ITOMACHI HOTEL 0 」とは?
「ITOMACHI HOTEL 0」は、ホテル運営において、実質的に電力エネルギーを消費しない「ゼロエネルギーホテル」です。
このホテルは、「エネルギー」「テクノロジー」「グリーンインフラ」「食」「建築」をキーワードとした、東京大学隈研吾研究室によるマスタープランを基に、まちを再設計する『糸プロジェクト』の一部として立ち上がりました。
愛媛県西条市は西日本最高峰の石鎚山の恩恵を受け、豊富な地下水に恵まれた自然豊かな場所です。古来より人の営みがある西条市は、地元のお祭り「西条祭り」が江戸時代から続くなど、文化的な側面もあります。
そんな西条市も、ここ数年は「人がいない」「活気がない」という日本の地方都市の課題に直面していました。そこで斎場発祥の企業であるアドバンテックが立ち上がり、隈研吾氏とタッグを組んで再生可能エネルギーと地方創生をテーマとしたまちづくりプロジェクト『糸プロジェクト』が始動しました。
商業ゾーンと住宅ゾーンから成り立ったまちは「いとまち」と名付けられました。「いとまち」という名前には、この場所で新たに挑戦する人の未来へのチャンスを「紡ぐ」という意味が込められています。商業ゾーンにはマルシェやレストラン、そして「ITOMACHI HOTEL 0」が生まれ、西条内外の人の流れと賑わいを生み出しています。川を隔てた住宅ゾーンには、魅力的な住宅をつくり、西条に住む人を増やしています。
「ITOMACHI HOTEL 0」は「いとまち」に関わる人たちのエリアも目的もどんどん広げながら、あたらしいホテルのあり方や、西条エリアの旅の可能性を広げる役割を担っています。
自然のめぐりを感じながらくつろげる客室
「ITOMACHI HOTEL 0」は、日々当たり前のように使用するエネルギーと向き合うきっかけを提供しながら、滞在を通して、ここにしかない「愛媛のたのしみ」を感じられる仕掛けを用意しています。
館内のインテリアとランドスケープデザインはDugout Architectsが手がけ、愛媛県西条市でみられる自噴井「うちぬき」や、約2億年前に海底に堆積した岩が日本列島のできる地殻変動の際に隆起し地表に現れた「伊予青石」の美しい色合いをモチーフにデザインされました。
客室は、いとまち滞在を気軽にたのしめるHOTELタイプと、贅沢に過ごすVILLAタイプから構成される2つのタイプを展開しています。
HOTELタイプは、伊予青石の繊細な色をキーカラーとしたインテリアで、いとまち滞在を気軽にたのしめるスタイルです。コンパクトながら、快適な滞在に十分な機能が備わっています。しまなみ海道から訪れるサイクリストも多く、自転車持ち込み可能な客室も一部用意されています。ビジネス利用から愛媛、四国旅行の中継拠点としてまで、気軽にいとまち滞在をお楽しみいただけます。
VILLAタイプは全室露天風呂の温泉付きの離れの構成となっており、旅館を現代的に解釈した上質なプライベート空間で特別ないとまち滞在を提供しています。
また、森林から供給される木質由来の再生可能な非可食バイオマスを使用したTarkett社の再生塩ビシートやジーンズの端切れを活用したSTELAPOP社の天板、再生ガラスを活用したベンチなど、館内の様々な場所に素材の循環を感じる工夫が施されています。
「ITOMACHI HOTEL 0 」を設計された隈研吾氏自身も、「自然との付きあい方、中庭を含む屋外の空間、それぞれの部屋、環境に配慮した空調システム、どれをとっても、さりげなく、新しい」とこのホテルの魅力を語っています。
愛媛の豊かさを五感で楽しめる食体験
健康に配慮しながら、愛媛の豊かさを堪能できるカフェも大好評です。「愛媛の自然の循環を感じながら、健康になれるカフェ」をコンセプトとしています。モーニングとランチは、地元愛媛の産地から仕入れた旬の野菜や果物をたっぷり使った食事をデリカテッセンスタイルで提供しています。メニューは全て管理栄養⼠が監修しており、普段、食事に配慮している方でも、ここでは罪悪感なく、思いきり食事を堪能することができます。
また、館内にはキッチンもあり隣接する「いとまちマルシェ」で購入した食材を自分好みに調理することも可能です。「いとまちマルシェ」は新鮮な地元野菜をはじめ、新たな柑橘を使用した調味料、愛媛県銘菓、工芸品各種を取り揃えています。
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自然や地域のめぐりを意識したこだわり
「ITOMACHI HOTEL 0」は日本初のゼロエネルギーホテルとして、自然のめぐりや地域の循環のなかで生まれる、愛媛、そして西条ならではの設備とアメニティが用意されています。
ベッドは金属スプリングの入っていない、ノンコイルマットレスを採用しています。環境配慮の取組が進むヨーロッパでも広く導入がされる仕様と同様のウレタンフォームのマットレスです。
バスアメニティは、植物まるごとの生命力を活かしたオーガニックコスメブランド「NEMOHAMO」を全客室に導入しており、人にも自然にも良いものを使う心地良さを実感いただけます。
また、いとまち散策をより楽しくするホテルオリジナルのエコバッグとタンブラーを全客室にご用意しております。いとまちマルシェでのお買い物や、うちぬきから水を汲んで持ち歩く等、まちを楽しむのにお持ちください。
なお、こちらのエコバッグとタンブラーはお土産ではございませんので、持ち帰らないようご注意ください!
フロントで販売も行っています。
西条の新たな出会いと交流の場「ITOMACHI HOTEL 0 」
「ITOMACHI HOTEL 0」が目指しているのは、西条エリアの風土をたっぷり感じ、地元の方との関わりを楽しむ、ホテルという概念を変える”まち泊”です。宿泊するだけの施設ではなく、様々な人とのコラボレーションやホテル発のイベントを通して、西条に暮らす人々、訪れる人々のつながりを生み出すことにチャレンジしています。
近年西条市の魅力は日本全国でも注目されており、2020年〜2023年の3年間連続で「住みたい田舎」ベストランキング全国1位を獲得しています。
「ITOMACHI HOTEL 0」で電力消費量実質ゼロで過せる旅を体験しながら西条の魅力を確かめに来てください!
西日本最高峰の石鎚山を有し「うちぬき」と呼ばれる自噴井から清らかな水が湧き出る愛媛県西条市。ITOMACHI HOTEL 0 は、水の都といわれるこの西条の地に創られた日本初のゼロエネルギーホテルです。 水がめぐり自然の恩恵を受けることで人の多様な営みが生まれてきたように、ゼロエネルギーにはじまる環境への取組を実践することで新しい循環を生み出すホテルから、西条ひいては愛媛が持つ豊かさをおたのしみください。