温泉に入る前に知っておきたい、温泉利用時のマナーと入浴方法
ご旅行の際、温泉宿や大浴場のある宿泊施設をご利用の事が多いと思います。大勢の方が利用する場所だからこそ、皆さんが気持ちよくリフレッシュできるように、ご利用方法とマナーをご案内いたします。
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目次
- 多くの人が利用する温泉施設は丁寧に利用しましょう
- 温泉の入り方の流れ
- Step1:脱衣所で服を脱ぐ
- Step2:浴室に入ったらまずは「かけ湯」をして
- Step3:浴場に入浴する際の注意点
- おすすめの入浴時間は1日3回、額が汗ばむ程度に
- Step4:入浴が終わったらタオルで身体を拭く
- Step5:身なりを整えてから脱衣所を出る
- Step6:水分補給を忘れずに!
- その他の気を付けること
- 最後に
- 岐阜県で温泉を楽しむのなら「下呂温泉 水明館」がおすすめ!
多くの人が利用する温泉施設は丁寧に利用しましょう
日本各地へ旅行される際、大浴場を利用される機会も多いかと存じます。マナーや入浴方法がわからずご不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか?本記事では旅館スタッフが、貴方も気持ちよく利用ができるように入浴方法をご紹介いたします!
特に外国から日本へご旅行の方は、不慣れなこともあるかと存じますので、良かったらご旅行前にお目通し下さい。
温泉の入り方の流れ
Step1:脱衣所で服を脱ぐ
Step2:浴室に入ったらまずは「かけ湯」をする
Step3:浴場に入浴
Step4:脱衣所へ移る前に身体をタオルで拭く
Step5:身なりを整えて脱衣所を出る
Step6:水分補給をする
Step1:脱衣所で服を脱ぐ
1.脱衣所に入る際は履物・スリッパは脱ぎましょう
館内では靴や施設のスリッパで過ごす事が多いですが、脱衣所に入る際は入り口で履物は脱ぎましょう。お風呂は体を清める場所なので、脱衣所も清潔に利用するよう心がけましょう。
2.脱いだ衣類は畳みましょう
脱衣かごや脱衣棚から衣服がはみ出さないようにきちんと畳みましょう。かごの中を整理することで、ご自身も気持ちよく利用が出来ますし、忘れ物の防止にも繋がります。
3.浴室へはフェイスタオルを持って
施設によってはタオルが備え付けてあるところもあります。浴室へ持って行く際は、フェイスタオル(小さい方のタオル)を選びましょう。バスタオル(大きいタオル)はお風呂からあがってから使用しますので、浴室に持って行くのはやめましょう。
Step2:浴室に入ったらまずは「かけ湯」をして
1.浴室に入ったらまずは「かけ湯」
「かけ湯」とは浴槽に入る前に温泉を桶に汲み、身体にかけることです。いきなり熱いお湯に浸かって身体が驚かないようにする効果があります。また、汗や汚れを落とし、浴槽のお湯が汚れないようにします。
体が十分に暖まったら準備OKです。
浴槽に浸かる前に汗や、下半身などの汚れの気になる部分は洗うのがマナーです。そのほかはしっかり「かけ湯」をして汚れを流せばOKです。
2.周囲への心配りを忘れずに
他人の湯しぶきがかかるのは不快に感じる方が多いです。体を洗う際には周りの人の有無を良く確認して、そっと体を流すようにしましょう。
シャワーは必ず腰掛けて使用しましょう。立って使用すると周りの方にかかってしまいます。
3.使用した場所は元の形に
使用した桶や椅子、シャワーなどの備品は綺麗に洗い流し、元の状態・場所に戻しましょう。多くの方が利用する共有スペースや共有品は、次に使う方が気持ちよく利用できるように利用しましょう。
洗髪時に落ちた髪はまとめて拾ってゴミ箱へ捨てましょう。
Step3:浴場に入浴する際の注意点
1.長い髪は束ねる
髪が長い方は、ゴムで束ねたり、タオルを使って巻き上げるのがオススメです。
髪が湯船に浸かると不衛生ですし、不快に感じる方もみえます。
2.湯船にタオルをつけない
入浴時にタオルを使って体を隠すことが多いですが、そのタオルを湯船に付けないように気を付けましょう。汚れや糸くずが浴槽に入ってしまう可能性があります。
また、水着着用はNGな温泉施設が多いので、事前の確認をお勧めいたします。
3.湯船で泳がない
大浴場は多くの方が利用していますので、浴室を走り回ったり湯船で泳いだりしてはいけません。
浴室は滑りやすいので、ケガの原因にもなりかねません。
おすすめの入浴時間は1日3回、額が汗ばむ程度に
身体にいいイメージの温泉ですが、実は体への負担も大きいんです。例えばお薬と同じで、入浴時間や回数を適度に利用すれば、身体に適切な効能を与えてくれます!
おすすめは1日1回から多くても3回程度。1回の入浴で額が汗ばむ程度でOKです。リラックスして疲れを取るのが目的なら、ぬるめのお湯に15分程浸かるのがおすすめです。
Step4:入浴が終わったらタオルで身体を拭く
1.脱衣所へ戻る前にしっかり体を拭きましょう
温泉を楽しんだ後は、脱衣場へ移動する前に濡れた体を簡単に拭きあげましょう。水がしたたり落ちない程度でOKです。
浴室同様、脱衣所が濡れていると、滑って転倒する危険性があります。この時利用するのは、浴室に持って入ったフェイスタオルでOKです。
バスタオルは浴室に持ち込まないようにし、脱衣所に戻ったらバスタオルで身体を拭きましょう。
2.声量を控えめに
浴室や脱衣場では大きな声でのおしゃべりは控えましょう。大浴場は共同のスペースであることを忘れずに。
お話しすることがダメなわけではありませんので、声量に気を付けて楽しくお話してくださいね。
Step5:身なりを整えてから脱衣所を出る
心も身体もリラックスしてつい忘れものをしてしまうこともあります。脱衣所を離れる前に今一度使用したロッカーや籠の中を確認して忘れ物がないか確認しましょう。公共施設ですから、服を着るのも忘れずに。身なりを整えて退室しましょう。折角の機会ですから、宿泊している旅館の浴衣を着るのもオススメです。
Step6:水分補給を忘れずに!
湯あたりには要注意!
湯あたりとは長い時間入浴することで、ぐったりと疲れてしまうことをいいます。いわゆる脱水症状の状態です。こまめに水分補給をしたり、休憩をはさむように気を付けましょう。温泉入浴に慣れていない方は、自分で思っているより汗をかいたりしていることもあります。温泉を楽しんだ後はコップ1~2杯のお水を飲むのがおすすめです。
アルコール飲料は尿量をますので反って脱水症状になってしまうこともあるので気を付けましょう!
その他の気を付けること
1.タトゥーについて
一般的に、日本の多くの旅館やホテルの大浴場では、タトゥーを入れているお客様のご入浴をお断りにしている場合が多いです。小さくて隠せる程度のものでしたらOKというところもございますので、ご宿泊予定のホテルに先にご確認することをお勧めいたします。
または、貸切風呂のご用意のあるお風呂でしたら気兼ねなくご利用頂けるでしょう。
2.撮影は控える
折角の温泉旅行ですから、沢山思い出の写真を残したくなる気持ちも分かります。しかし大浴場は他の利用者の方も多く、衣服を脱いで利用する場です。撮影は禁止している施設がほとんどです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
大切なのは、ご自分と周りの方が気持ちよく利用できるということです。最低限のマナーを知っていれば、恥をかいたり、嫌な思いをすることもないでしょう。心ゆくまでご旅行を楽しみリフレッシュして頂くためにも、頭の片隅に置いていただけましたら幸いです。
貴方のご旅行が特別な思い出になりますように。
岐阜県で温泉を楽しむのなら「下呂温泉 水明館」がおすすめ!
当館には3つのタイプの温泉大浴場をご用意しております。宿泊施設の中で湯めぐりをお楽しみいただけますよ。また、記事の中に出てきた貸切風呂のご用意もございますので、タトゥーをお持ちの方や、気兼ねなく家族で温泉を楽しみたい方も安心です。
※水明館の貸切風呂は有料になります
水明館についてまとめた記事はこちらからご覧いただけます。
日本三名泉の一つ岐阜県の下呂温泉についてはこちらでご紹介しております。
日本三名泉の【下呂温泉】に、昭和7年に湯宿として誕生した【水明館】。日頃の疲れを癒して頂ける、心を尽くしたおもてなしをご用意しております。美肌効果で名高い下呂温泉を、趣向の異なる3箇所の大浴場にてお楽しみいただけます。下呂の温泉街や飛騨の山々を一望できる展望大浴場や、檜の香り漂うサウナ付き大浴場、内風呂付の野天風呂を湯めぐり感覚でご堪能下さい。日本文化を大切にしている当館ならではの日本庭園、本格的な能舞台やお茶室など、著名な作家の美術品の展示もございます。 その他プールやアスレチックジム、エステサロンやバーも完備してございます。 ご夕食は和食会席とフレンチ、中華の3種類の中からお好みに合わせてご選択いただけます。 飛騨の名物「飛騨牛」をお召し上がり頂けるプランもございます。 お部屋は日本の伝統を感じて頂ける和室でのご宿泊はもちろん、ベッドのご用意のあるお部屋もございます。 諸外国よりご来館のお客様も安心してお寛ぎ頂けます。 老舗旅館【水明館】の心を尽くしたおもてなしで、至福の時間をお過ごしください。