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【徒歩で巡る】遠野まちなか御朱印めぐり
風情ある遠野のまちなかで伝統的な御朱印を集める魅力的な体験です。「遠野 町家のひなまつり」と同時開催中!
御朱印って何
御朱印とは簡単にいうと、神社仏閣を参拝した人に僧侶や宮司が寺社名や参拝日を墨書きして、朱印を押したもののことを「御朱印」と呼び、その御朱印を押してもらう専用の帳面が「御朱印帳」と呼ばれるものです。御朱印の起源は諸説あるのですが、元々は寺院にお教を納めた際の受領書のような目的で書かれたものとされています。そのため、以前は寺院だけで発行されていました。しかし最近では、そのような意味合いが薄れ、神社でも御朱印がもらえるようになりました。
まちなか御朱印巡り
御朱印集めをする時、どんな寺社を訪れるか考えるのも楽しいものです。一般的な巡礼コースを巡ったり、金運や恋愛運などのご利益をテーマにを巡ったりすれば、自然と寺社の由来などにも詳しくなり参拝の楽しみも増えることでしょう。
遠野駅周辺には、徒歩で訪れる事ができる寺社が多くあります。「遠野 町家のひなまつり」と同じ期間に開催されており、まちなかの寺社の御朱印を集めることができます。この機会に参拝してみてはいかがでしょう。
参拝できる寺社は次のとおりです。
善明寺(ぜんみょうじ)
善明寺には前身となる養安寺があり、その養安寺はは平安時代末期、承安元年(1171年)に当時の領主である阿曽沼家の菩提寺として養安により草創されたあと伝えられている。
寛永4年(1627年)南部氏が青森県八戸から遠野に移封された際、同行した善明が、当時無住だった養安寺に32世として入山することとなり、本堂は延宝7年(1679年)に建立。寺号山号を入れ替え金光山超踰院善明寺とし現在に至っている。境内に錦洞政方の設立になる「錦洞文庫記念館」があり、書道美術館として一般公開をしている。
宗派:浄土宗
山号:金光山
寺号:善明寺
所在地:〒028-0527 岩手県遠野市大工町2番5号
大慈寺(だいじじ)
応永18年(1411年)、龍伝恵全(けいぜん)和尚が青森県八戸に開き、南部直栄の遠野移封に従い寛永4年(1627年)に遠野市松崎町へ遷った。
宝暦5年(1755年)、洪水に加えて南部藩四大飢饉に数えられる大凶作により、藩全体で餓死・病死6万余人が出、翌年もその影響で遠野領内だけでも餓死者が2千5百人にのぼったとされ、以後も不作や凶作が続いた。天明3年(1783年)、天明の大飢饉による餓死者を供養するため、19世義山和尚が大小五百の自然石に阿羅漢像を刻した。
宗派:曹洞宗
山号:福聚山
寺号:大慈寺
所在地:〒028-0527 岩手県遠野市大工町9-20
柳玄寺(りゅうげんじ)
大慈寺10世観応存真和尚が隠居し、草案を結んだ地にその功徳を重んじ、慶安4年(1651年)に開山された。遠野物語27話に記された、望みのかなう石臼にまつわる石臼を抱えた姿を刻んだ墓がある。
宗派:曹洞宗
寺院名:柳玄寺(りゅうげんじ)
所在地:〒028-0524 岩手県遠野市新町6-29
對泉院(たいせんいん)
対泉院の創建は正平23年(1368年)、根城南部氏の家臣新田政持が山梨県倉見山に開いたのが始まりと伝えられる。かつては学僧を育てる寺院として大慈寺と共に慶安4年(1651年)に遠野に遷った。
境内には、恒久平和を願い釜石艦砲射撃の砲弾破片を集めて作った観音像がある。また高さ5mを誇る鉄筋コンクリート製の仁王像が昭和55年(1980年)に建立された。
宗派:曹洞宗
山号:貴福山
寺号:對泉院
所在地:〒028-0524 岩手県遠野市新町7-8
智恩寺(ちおんじ)
遠野南部氏の初代・実長は、日蓮大聖人に帰依し身延山を寄進して久遠寺を創建した。明治18年(1885年)栃木県佐野の妙音寺の久遠院日上人が遠野に来て布教し、明治21年(1888年)実長650遠忌にあたり、総本山から「北身延」の公称を許され、その翌年に波木井山智恩寺と称した。
寺宝として日蓮大聖人真筆の曼荼羅や大聖人使用の花瓶が収められている。
宗派:日蓮宗
山号:北身延波木井山
寺号:智恩寺
所在地:〒028-0524 岩手県遠野市新町1-34
南部神社(なんぶじんじゃ)
明治9年(1876年)、明治天皇が東北地方を巡幸した際、遠野南部家の事績をお聞きになり、遠野南部家の書物や宝物をご覧になった。保存料を賜ったことをきっかけに、地元の有志が発起し、明治14年(1881年)に神社の創立を計画し、翌年に遠野南部家4代から8代(勤王五世)を祀る「鍋倉神社」を創立、明治19年(1886年)に社殿を建立する。
昭和19年(1944年)に「南部神社」と名を改め、昭和34年(1959年)には遠野南部家初代から3代までを合祀し、初代から8代(勤王八世)を祀る神社となる。
神社名:南部神社
所在地:〒028-0515 遠野市東館町3-6
宇迦神社(うんなんじんじゃ)
祭神は宇迦御魂命(うがのみたまのみこと)、古運満虚空蔵(うんまんこくうぞう)を祀った遠野有数の古社。だが、寛文年間(1661-1673)の大火により消失したため創建した年は不明。
明治24年(1891年)の大火により当時の神社は焼失したが、焼け残ったのは皆この社の氏子であったことから火防(ひぶせ)の神とも伝えられている。
※宇迦神社の御朱印は観光協会にて。詳しくはこちら
神社名:宇迦神社
所在地:〒028-0523 岩手県市遠野市中央通り1-18
遠野郷八幡宮(とおのごうはちまんぐう)
八幡宮の由緒は詳らかではないが、文治5年(1189年)に平泉の藤原氏追討に従軍として功があり、源頼朝から遠野郷を賜った阿曽沼広綱が宇夫方広房を代官として送り、松崎村駒木に「舘」を築いて氏神であった八幡神をまつって遠野郷を統治し、その後、阿曽沼親綱が横田城を築き、城の鬼門である東北の方角に八幡宮を勧請して崇敬したのが始まりとされる。
神社名:遠野郷八幡宮(とおのごうはちまんぐう)
所在地:028-0541 岩手県遠野市松崎町白岩23-19
まちなか以外の神社について
野は神社が数多く点在しておりますが、神職が常駐していないお社も多く、遠野市観光協会にて遠野市内の神職が常駐していない神社の御朱印の頒布を行うことになりました。御朱印を求めて遠野にいらっしゃる参拝者の方に不便をおかけしておりました。御朱印はあくまでも参拝した証であるとの考えのもと、参拝したことを証明する写真を提示することにより御朱印を受けることができます。
岩手県遠野市の物産振興や観光活性化を担う地域商社です。 遠野には河童や座敷わらしなどが登場する数々の伝承が残されているほか、盆地という地の利を活かした豊かな農畜産物が豊富で、特にビールで使われるホップは国内有数の生産量を誇ります。 このような遠野のヒト・モノ・歴史文化を織り交ぜ、地域ならではの価値を創出し、遠野ブランドを磨き上げ、地域を元気にすることを目指しています。