人気観光地「飛騨高山」を旅の拠点に 東京から飛騨高山・金沢・白川郷へのアクセスをご紹介
飛騨高山は自然、歴史、文化が楽しめる人気の観光地。それだけではなく、上高地や白川郷、金沢へもアクセスが良いことで知られています。飛騨高山を旅の拠点とし、周辺の人気観光地も残さず制覇しましょう。 飛騨高山へのアクセス、飛騨高山からそれぞれの上高地や白川郷、金沢などへのアクセス方法をご紹介します。
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飛騨高山はどんなところ?
飛騨高山の場所とその魅力




飛騨高山(ひだたかやま)とは、岐阜県の北部にある高山市(たかやまし)のことを指します。日本列島のほぼ真ん中に位置する飛騨高山は奥深い山中にあり、古来より林業、建築、工芸が盛んな町です。古代の優れた建築物が今も多く残っており、また高級家具の産地としても知られています。豊かな自然に恵まれていることから農業や畜産も盛んで、特に飛騨牛(ひだぎゅう)と呼ばれる牛肉は味の良い高級食材として日本中に広く知られています。山中にあるため良質な水が豊富で、それにより江戸時代(400年ほど前)から酒造りが行われており、優れた日本酒が生み出されています。
飛騨高山の見どころ




市の中心部には江戸時代(200~400年ほど前)の建物が並ぶ「古い町並(ふるいまちなみ)」があり、その景観を楽しむ他、古く歴史的な酒蔵で日本酒を試飲したり、この地域特有の漆塗りや彫刻などの工芸品を購入することができます。市を貫く宮川(みやがわ)にかかる赤い中橋(なかばし)は写真スポットとして人気で、特に春には川沿いに桜が咲き得も言われぬ美しさです。




特筆すべきは年に2回行われる高山祭(たかやままつり)です。4月と10月に2日間ずつ行われる祭は、豪華な屋台(やたい)が最大の見どころ。10台以上の屋台が曳き出され、日本中はもとより世界中から見物客が押し寄せます。それぞれの屋台は漆や黄金の蒔絵、手の込んだ彫刻や、豪華な刺繡の見送り幕(タペストリー)などで装飾され、一見の価値があります。中にはからくり人形が備えられている屋台もあり、人形の精巧な動きに祭見物の熱気は最高潮となります。
飛騨高山の周辺観光地


このように、飛騨高山そのものも魅力的な場所ですが、さらにその周辺にも人気の観光地があります。日本随一の山岳リゾートとして知られる上高地(かみこうち)や、茅葺の民家が見られることで知られる世界遺産の村 白川郷(しらかわごう)。これらの場所へは飛騨高山よりバスで簡単に行くことができます。宿やレストランが多くある飛騨高山に滞在し、周辺の観光地へも順番に訪れてみれば旅の楽しみがさらに増えることでしょう。
東京から飛騨高山へ、新幹線での行き方
「東海道新幹線」を利用する場合(約4時間)

この方法が一番分かりやすく、簡単です。東京と名古屋間は新幹線の本数が多く、また時間通りに運行しているため移動がスムーズです。名古屋で乗り換えた後は特急を利用します。1日に10本運行しており、列車は新しく快適です。山中や川沿いを走るため、列車の窓から日本の美しい景色を楽しむことができます。
きっぷは「みどりの窓口」などで購入することが可能です。また、JAPAN RAIL PASSも利用可能です。
「北陸新幹線」を利用する場合(約3時間40分)

この方法は移動時間が少なく済みます。ただし、富山から高山への列車が1日4本と少ないため、列車を待つ時間が長くなるかもしれません。富山は日本随一の美味しい寿司が食べられることでよく知られています。東京よりずっと安く、鮮度の良い素晴らしい寿司を楽しみながら列車を待つのも良いでしょう。
「北陸新幹線」と高速バスを利用する場合(4時間30分)

北陸新幹線で終点の金沢まで行き、金沢から高速バスで飛騨高山へ来る方法です。この方法には2つのメリットがあります。
1つ目のメリットは、見どころの多い金沢を訪れることができることです。江戸時代(200~400年前)、この地域の大名は広大な土地を治めていたため、豊かな経済基盤を長く保持していました。そのため、金沢には絵画や建築、茶道や舞踏などの日本文化が花開いたのです。今では、洗練された日本らしい歴史と文化を感じられる場所として、観光客の人気を集めています。日本文化を知ると言えば京都が有名ですが、金沢は京都によく似た雰囲気を味わうことができます。
2つ目のメリットは、金沢から飛騨高山へ来る途中で白川郷(しらかわごう)の見学ができることです。この山あいの小さな集落は世界遺産に指定されたことで一躍その名を知られることとなりました。茅葺の民家が並ぶ郷愁あふれる風景はあなたが見たいと切望していた「Real Japan」そのものです。
東京から飛騨高山へ、バスでの行き方
高速バスを利用する場合(約6時間)

東京から飛騨高山へ高速バスで移動する場合、時間がかかること、席が狭いこと、1日に4本しか走っていないというデメリットがあります。しかしその不便さを上回るメリットがあります。それは料金が安いこと。また、乗り換えがなくまっすぐに目的地へ行くことができるため、一番簡単な移動手段でもあります。ただし、東京のバス乗り場は少し複雑な場所にあります。バスに乗る前に場所をよく調べておいた方が良いでしょう。
また、途中の平湯(ひらゆ)バスターミナルで下車するという選択肢もあります。平湯はあの有名な上高地(かみこうち)へのゲートウェイ。日本随一の山岳リゾートへたった30分で行くことができます。上高地はホテルの数が少なく、料金が高額なため、平湯に宿泊して上高地へ出かけるスタイルがおすすめです。また平湯一帯は温泉地としても知られています。初めて経験する「Onsen」に日本の情緒を感じるのも、素晴らしい旅の経験となるでしょう。
飛騨高山をもっと知りたい人は
飛騨山脈(北アルプス)に代表される雄大な自然に囲まれ、江戸時代の面影を残す古い町並や、春と秋の高山祭など、歴史と伝統文化が息づく町「飛騨高山」。飛騨高山温泉や奥飛騨温泉郷などの温泉と、飛騨牛や日本酒などのグルメも充実しています。 特に春と秋に行われる高山祭は絢爛豪華な屋台(山車)を中心に、精巧な動きをみせるからくり人形や絵巻物の再現のような祭行列が特徴で、国内外より多くの方々が見物に訪れます。 東京からは約6時間、大阪からは約4時間の道のりです。周囲には白川郷や上高地、金沢など日本有数の観光地があり、飛騨高山を中心として様々な土地へ訪れることができます。 欧米型のホテルや伝統的な旅館、家庭的な民宿や長期滞在に向いたホステルなど、さまざまなタイプの宿泊施設が混在しており、利用者の需要に応えられるキャパシティがあります。 自然・歴史・伝統・文化・美食、様々な分野に携わる飛騨の人々は素朴で温かく、訪れる人々を心からもてなします。