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日本遺産に認定された「芦浦観音寺」ってどんなところ?
芦浦観音寺は比叡山延暦寺を本山とする天台宗の古寺。 周囲に堀と土塁を巡らせた、中近世の城郭を思わせる特殊な外観が特徴です。 2018年に日本遺産にも認定された「芦浦観音寺」について詳しくご紹介します。
芦浦観音寺とは
安土桃山時代から江戸時代前期にかけて、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康が進めた、天下統一に深く関与した天台宗寺院です。
境内には当時の様子を偲ぶ堀や土塁などの遺構が現在も良好な状態で残されています。
国の史跡指定と日本遺産認定
豊臣・徳川の天下統一と関わり、琵琶湖の湖上交通全体を管掌する船奉行としての重要な役割を担っており、日本の中世から近世に至る歴史を考えるうえで重要であることから、2004年に「芦浦観音寺跡」として国の史跡に指定されました。
2015年4月24日には「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に追加認定されました。
次世代へ継承するための史跡整備
所有者による指定地の維持管理が困難であることから平成17年(2005)には、草津市が文化財保護法上の管理団体に指定されました。
史跡の適切な保存活用を図り、次世代へ継承するため、『史跡芦浦観音寺跡保存活用計画』を策定し、史跡整備が進められています。
季節で変わる芦浦観音寺
春の花と緑の木々
秋の紅葉
芦浦観音寺の名に由来する地名
観音寺町
観音寺代官所のあったところが大津市観音寺町として残っています。
観音坂
東京都千代田区にある坂に「観音坂」の名前が残っています。この坂の麓に芦浦観音寺屋敷があった為です。
芦浦観音寺へのアクセス
住所:滋賀県草津市芦浦町445番
電話077-568-0548
※拝観は予約制となっておりますので、ご希望の方は電話にて予約をお願いします。(5名以上)
バスでの行き方
JR草津駅西口より近江バス
琵琶湖博物館物館行き芦浦バス停下車徒歩5分
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